低血糖と私⑪ カーボカウントのこと
1型糖尿病の私は、2年前から医師の診察と併せて管理栄養士によるカーボカウントの指導を受けている。10日前からリブレを装着し、そのメモ機能でカーボカウントを記録できることがわかった。
ところが、である。指導を受けて、カーボカウントの計算法も教えてもらったのに、私はそれをほとんど忘れてしまっていた。つまり、実生活に役立てていなかったのだ。だから、リブレのメモで「食事」を記録できたとしても、正しいカーボカウント数を入れることができていない。この2年、いったい何をやっていたんだ!と我ながらへこんでいる。
血糖測定値がUP/DOWNしてしまうのを1型だからと言い訳していても始まらない。もう少しなんとかしなければ、私の身体も悲鳴をあげはじめているからだ。で、カーボカウントの指導を受け始めたころの資料を読みはじめた。すると、生活自体はそれほど変化していないのに、2年前の私は今よりもインスリンの量が多かった。たぶん、インスリンの量が減ったのは、運動量が減っておなかがすかないのだ。そして、筋肉量も減っている。なんのことはない、つまり老化だ(笑)。
note の投稿もある時期まではほぼ毎日だったのに、最近では1週間に1度のペースになっている。トホホだ。
気を取り直して、カーボカウントの覚え書きを作成しておこう。
カーボカウント Carbohydrate : 炭水化物(糖質と食物繊維)
しかし、食物繊維はカウントされず、糖質の管理になっている。
また、アメリカ式では1カーボ=糖質15gだが、日本式では1カーボ=糖質10gとなっている。
基礎カーボカウント:毎食ごとの食事の糖質を一定量にする
1)糖質を多く含む食品を知る
Ⅰ群 炭水化物を多く含む食品
表1 穀物、いも、とうもろこし、豆、など
表2 くだもの
Ⅱ群 たんぱく質を多く含む食品
表3 魚介、大豆と大豆製品、卵、チーズ、肉
表4 牛乳、乳製品(ここにチーズは入らない)
Ⅲ群 表5 油脂、脂質の多い種実、マヨネーズ、ドレッシングなど
Ⅳ群 表6 野菜、海藻、きのこ、こんにゃく
(ただし、かぼちゃ、れんこんは炭水化物を多く含む食品)
そして最後に調味料(みそ、みりん、砂糖)
カーボカウントでは太字の糖質を多く含む食品をカウントする。
2)栄養バランス
食事の栄養バランスは、炭水化物50〜60%、たんぱく質15〜20%、脂質20〜25%を目標とする。「糖尿病食事療法のための食品交換表」では80kcalを1単位と数え、医師に指示された1日の摂取エネルギーにそって食事を考える。
たとえば、1日1600kcalの場合なら単位数では20単位となり、1日の食品群の振り分け例では下記のようにしている。
表1 表2 表3 表4 表5 表6 調味料
8単位 1単位 6単位 1.5単位 1.5単位 1.2単位 0.8単位 計20単位
本日はここまで。続きは「外食の際のコツについて」とします。
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