カウンセリングれぽ(EMDR編)-⑩ 掘れば掘るほど
過去は探れば探るほどダメージを受ける。
それが虐待当時の記憶ならもちろんそうだろうと言える(し、みんな納得するかもしれない)けど、
そうでなくとも、過去を遡って言葉にするという過程がとても反動のある行為だ。で、それがれぽが遅れる実質的な言い訳であり、原因である。
れぽ⑨の状態を前に進めるのは難しい。
というか精神科的な問題を前に進めるのはめちゃくちゃ苦労と時間がかかる…と個人的には思う。
不快感情に繋がるかもしれない3本の柱があって、それらは相互干渉しているかもしれない。
そして、タイムスリップという症状によって辛さを反芻しているのではないかというのがれぽ⑨での見立てだった。
これはワーキングメモリがかなり高いこと、映像記憶みたいな形で昔のことを覚えていたり、暗記することができたりする点からも、(もし予想が外れていた場合にも)有力な仮説だ。
これらを踏まえたうえで、色々と推論を立てて、
れぽ⑩はそのことを話す回となった。
そもそも、「普通」から疎外されることが多い発達障害として生きるうえで、違いを感じるたびに疎外感を覚えていたのかもしれない。
「どうせ母もおかしい人だし」とか、そういう生まれについての恨みがあったりして、そのうえに嫌な経験が積もり積もって棘になっていたのかも、とも。
生き方や選択に胸を張れたらいいなということを考えてるんだけど、なかなか難しい。
そしてクオリティとか文章のつながりを気にしてる間に、とんでもない時間がたってしまった。たぶん気力もそれほどなかった。
なるべくはやく、⑪以降も書くようにします。
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