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『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』観てきたよ。

『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』観てきたよ。

ネタバレしない方向で書きますよ。

実はボカァね、キミ。同じ「劇場版」でも『孤独のグルメ』を観たかったんですよ。

それをウチの清水藍が先週「初音ミクの番組をやってるプロデューサーたる者がこの映画を観ないとはけしからん。観たまえ、いいかい、これは命令だ」、そしておとといは「まだ観てないとは男の風下にも置けんヤツだ。オトコオンナのトミコ!トミコ、トミコ、ト!ミ!コォォォ!」というような内容を10ガロ

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ラジカルなものを作りたい衝動

ラジカルなものを作りたい衝動

前に僕の就活について書いたことがあります。

この時、放送業界に進もうとしたのは、図らずも内定を受けてしまった企業から逃げるためでした。
とは言え、それまで放送業界に関心がなかったわけではないのです。

この年末年始、実家に帰っていたんですが、そこで小学生の時の卒業文集を見ていたら、12歳の僕はこんなことを書いていたんですよ。

撮影しときゃよかったな。

さて、時は1982年3月のことであります

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55の壁。

55の壁。

昨年4月に55歳になって9ヶ月ほど経ちましたが、急に変わったなということがあります。

それは、妙に焦るようになったこと。

これまでは「歳をとったら、経験の蓄積から熟慮して行動できる」なんて初老像を思い浮かべていたんですけど、実際のところ、逆なんですよ。
何事においても「早く結果を出さなきゃいけない」と思っちゃうようになったんですね。

例えば趣味の楽曲作りにおいても、なんとなくリズムやベースを

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紅白のB’zを通して見た「新しい」の視点。

紅白のB’zを通して見た「新しい」の視点。

バナーイラストは本文と全然関係ないので念のため。

最近「新しい」という言葉に出会うことがなくなってきた気がしています。
もちろん、僕自身が歳をとりアンテナが錆びてきたことも自覚してます。

ただコロナ禍を通過した後のニュースを振り返ると、世間で話題になるのは「お金がない」「物価が高い」「政治がつまらない」「大手・大物の凋落」というあたりに集約されすぎてるのかなあ、とも思います。

裏を返せば「儲

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悩んでも意味はない。

悩んでも意味はない。

あまり悩まない性格です。
というより、悩みに悩んでようやく出た結論も、数秒で出した結論もそんなに大差ないと思ってます。

もちろん結論を出してから他人に「こっちのがよくない?」と言われて「あ、じゃあそうするわ」とあっさり覆すこともあるし、後になって「あの結論でよかったのかなあ」と悔やむことだってあります。

ただ「俺はこの結論しか認めない」というほど頑固じゃないので、それなら悩む時間がもったいない

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教育とはなんだろう。

教育とはなんだろう。

娘が第一志望大学の総合型選抜に合格しました。
少なくとも、いま彼女が目指しているゲームシナリオライターという目標に近い学部なんだろうと思います。

そしてふと「オレ、親としてなんかしたっけ?」と振り返りました。
そもそも娘には「大学に行け」と言ったことなど一度もないのです。

中学生のある時、妻と進路について話し合ってるのを耳にして、「大学行きたいの?」と尋ねると、彼女は「○○大学に行きたい」と答

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10年前と10年後

10年前と10年後

今夜のオンエアで、清水藍がこの曲↓かけながら、急に昔のハナシをし始めたんですけども、ヒトの将来を「失業」言うな。

そういや10年前の今ごろ、2014年の秋に何してたのかなあと思い返すと、その清水を面接してたんですよね。

この稿の後日談を書いておくと、翌年4月に清水がレポーターとして「初鳴き」したのは、僕がPを担当していたワイド番組だったんですね。

スタジオに立ち会っていた僕は、素っ頓狂な声と

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「地元感」は何から生まれる?

「地元感」は何から生まれる?

HTB北海道テレビ『水曜どうでしょう』のディレクター・藤村忠寿さんが何かのエッセイに書かれていたことです。

札幌のカメラマンに「北海道らしい画を撮ってこい」というと、みんな『北の国から』の富良野みたいな風景を撮ってきちゃうとのこと。

そんな映像を北海道に暮らす人たちに見せてどうするんだ、という話でした。

また北海道には竹林がありません。
だから他県で撮影した竹林や瓦屋根の家々を道民に見せると

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相手の目を見ずに話すのは悪いことか?

相手の目を見ずに話すのは悪いことか?

公には「月に1回」とありますが、だいたい2ヶ月に1度のペースで、生配信番組に出演しています。

ラジオ番組の配信とは言えどカメラも使い、一応は動画配信の体裁となっています。
ただし、パーソナリティの清水藍の正面下方に、広角のWebカメラをフィックス(固定)で置くだけでズームもしません。

また相方となる僕は、彼女に向かって斜め左に座っています。
配信はふたりの会話に終始するため、清水の目線はずっと

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失った仲間

失った仲間

20歳の時に父を亡くして以来、祖父母を除けば80歳を超えた父母の兄弟も健在で、親しい知人の訃報というのはほとんどありませんでした。

ただつい最近、仕事仲間を失いました。
大先輩であればまだしも、僕よりひと回り以上歳下だったので、ショックなハナシです。

しかも、DTMや動画制作という共通の趣味もありました。
僕とはまるで作風は違うものの、こだわりとセンスの良さには感心していました。

仕事の現場

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無意識な昭和が止まらない。

無意識な昭和が止まらない。

Xのおすすめをザッピングしてたら、こんな動画に出会いました。

一発でネタだとわかりましたけどね。

1996年に北海道テレビ放送で開始され、テレビバラエティ番組の歴史を変えた『水曜どうでしょう』ですから、なにしろ。

面白い発想なので見入ってしまいました。
悪いこと言わないから、みんな観ろ。

この動画を作られたのはフィルムエストTV。
動画でアナウンサー役も担当する主宰のにしいさんが、この企画

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マーケティングで団塊ジュニアに再評価?

マーケティングで団塊ジュニアに再評価?

『日刊合同通信』という業界紙がありまして、放送業界の情報が日々発表されています。
上のリンクで7月5日発行分のヘッドラインが掲載されていました。

この「LTV4-59」、別に新型ウイルスの名称ではなさそうですが、なんだろうと思ってXを調べたところ、こんなポストを捕獲しました。

発信者のプロフを見ると、マイナビニュースの記者さんのようです。
つまりTBSテレビはターゲティングの幅を広げるよ、とい

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ULTRAMANはエース推し

ULTRAMANはエース推し

1969年生まれの僕は、幸いにして第二次ウルトラブームに間に合いました。
そこで物心ついた時に観たのが『ウルトラマンA(エース)』(1972)でした。

初めて観たウルトラマンゆえ、僕にとって最初の女、グリニッジ天文台、世界の基準なのです。
唯一無二の男女合体など、本作特有の設定は、当時すべて当たり前のことと受け入れていました。

後年の第三次ブームで、第一次世代が二次ブームについて「ドラマが薄い

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クソコラ始めて16年(たぶん)

クソコラ始めて16年(たぶん)

片手間にデザイン

この10年ほど、ずっと番組バナーのデザインをやっています。

小学生の頃に漫画家を目指したという程度の絵心でしたが、30代も半ばとなってビジュアルに目覚めたのは、ニコニコ動画との出会いがきっかけでした。
その自由な世界に自分も何かを投下したいと考えるようになったのです。

最初はニコニコムービーメーカーを使い、背景を透過した画像を重ねただけのクソコラ動画程度でしたが、やがてレイ

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