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ダイエットに良い咀嚼は一口30回?本当、嘘どっち?

毎週土曜日朝11時に

「歯科衛生士長岐祐子の見たい、食べたい、作りたい」という野菜メインのレシピを紹介した動画をアップしています。

この料理動画の趣旨は、厚生労働省が一日350gの野菜摂取を推奨しているように

歯科衛生士長岐祐子が

むし歯や歯周病予防、口腔機能低下症予防としても

野菜をたくさん食べて欲しいと思って、簡単に出来るメニューを紹介しています。

その中でも度々紹介している野菜ステーキを食べるとき

ナイフで自分が食べやすいサイズに切って食べていくとマナーの観点でも良いのですが

私は歯で噛みちぎって食べていくんです。

この噛みちぎる行為は、

歯がそろっている状態で

むし歯でも歯周病でもなく

被せ物でもない

そして口唇力、舌の力、飲み込む力がないと出来ないんです。

そして咀嚼回数は唾液分泌も促します

唾液は魔法の水と言われているくらい、お口の中を守ってくれます。


ナトリのホームページには、

弥生時代、卑弥呼は1食3990回噛んでいて、その咀嚼時間が51分

鎌倉時代では、2654回で29分

20世紀初頭で1420回で22分

現代は620回で11分と記載されています。

この回数より、咀嚼力は比較したら、圧倒的な大きさの違いがあると思います。


なぜそう思うのか。


先日ANAの機内食をたべたのですが、私は介護食かと思いました・・・。

色とりどり美しく栄養バランスも良さそうで

カロリーも500カロリー以下と表記されていてヘルシーだと思いました。

「何から食べようかな?」

「まずは煮物の人参から!」

乱切りですが板前さんが切った乱切りは角が処理されていて美しいです。

箸で掴んで口に入れた瞬間、たった2回の歯の上下運動で人参を飲み込んでしまいました。

もうこの段階で咀嚼力なんて必要なく、

舌と上顎で潰して飲み込める柔らかさです。

これは咀嚼と言いません。

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