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SF的ゲーム感想文

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簡単にハード別に記事が読める「もくじ記事」をご用意しましたのでご利用ください。 新作よりも中古ゲーム。メジャーよりもマイナーなゲーム感想文を書いていきます。
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#全力で推したいゲーム

【もくじ】ゲーム感想文・ハード別索引

こちらからゲームハード別で記事に飛ぶことが出来ます。 ちなみに50音順です XBOX series X / S & Xbox ONEATOMIC HEART オレンジブラッド CALL OF DUTY GHOST Ghostwire TOKYO サイバーパンク2077 SIGNALIS SUNSET OVERDRIVE Starfield STRAY 挑戦1 Kiss or Kill Telling Lies Touhou Luna Nights BIOHAZARD7 re

再会は新たなステージから【 MASH VP! Re:VISION 】(Steam)

レジェンド達との再会今日も音ゲーが楽しい。弐寺を遊ばなかった15年間の曲達を知るのが新鮮で、その間に登場した音ゲーたちに改めて触れるが純粋に楽しい。 音ゲー曲を聴きながら通勤すれば職場に向かう足は軽快だし、仕事中頭の中を流れるメロディも音ゲーだ。こんな歳でも高校生の頃のようなハマりっぷりに我ながら驚いている。 そんな中新たな音ゲーが発表された。「MASH VP! Re:VISION(マッシュアップ リビジョン)」は2000年代前期のコナミ音ゲーの屋台骨を支えまくっていたB4

PlayStation始動と共に【 クライムクラッカーズ 】(PS1)

PS1のロンチタイトルといえば…アガる度に雄叫びを上げるサン電子の奇天烈麻雀ゲーム「麻雀ステーション 麻神」、ワーナーインタラクティブからはモッサリした球体アクションゲーム「TAMA」、そしてハードのポテンシャルを遺憾なく発揮したナムコの名作「リッジレーサー」…。 1994年12月3日、プレイステーション発売と同時に登場した個性的すぎるロンチタイトル達。そんな中、船頭たるソニー(SCE)はどんなゲームを出していたのか。実はPS1を好きと言っておきながら、恥ずかしながら最近ま

15年ぶりの弐寺復帰【 beatmaniaIIDX31 EPOLIS 】(AC)

SIRIUSぶりの再出発今弐寺が自分の中で熱い。どれくらいかというとSwitchのHentaiゲーム熱かそれ以上にホットで、学生時代のあの頃と同じかそれ以上の勢いでbeatmaniaIIDX(通称:弐寺)を遊んでいる。家ではPC版である「beatmaniaIIDX INFINITAS」を遊び、週末仕事が終わればゲームセンターで最新作である「beatmaniaIIDX31 EPOLIS」を遊びまくっている。 気付けば弐寺のナンバリングはなんと31。いつの間にか俺も弐寺も三十路

11円を払う勇気【 Violetti Goottii 】(PS4)

そいつはいつもそこにいる最近はいつも各ゲームストアではセールを行っている。それはプレイステーションストアでも同じことだが、戯れに価格の安い順番でゲームを見ていくといつもあのゲームが目に入る。 「Violetti Goottii」…今回のセールにもいた…。毎度セールに出てくるコイツはサムネイルのビジュアルが怖すぎる上に、価格が11円のゲームってどういうことなんだ。 …というかゲームなのか? …買ったら最後、俺のPS4は呪われるんじゃないか? 定価22円が半額で、11円とは現行

これがFPS原体験 【 ゴールデンアイ 007 】(N64 forNSO)

刺激的すぎるFPSの入り口あれは1997年、小学生4年の頃。デパートのおもちゃ売り場の試遊台にソイツはいた。見たこともない視点で銃を撃ちまくる、あまりに暴力的で刺激的すぎるゲーム「ゴールデンアイ 007」が…。 その瞬間その年の誕生日プレゼントは決まったのであった。 そんな本作「ゴールデンアイ 007」はニンテンドウ64対応の1995年公開の映画「007 ゴールデンアイ」をモチーフとした1997年に発売されたレア社開発のFPS。 今までのニンテンドウ6 4の可愛らしいケ

異変を攻略せよ。【 8番のりば 】(Steam)

気がつくとそこは電車の中、 いつまでも走り続ける列車、 永遠に同じ車両。 私はこの電車から脱出することが出来るのか…。 あの「8番出口」の続編だ!2023年11月にSteamで発売された「8番出口」はその綺麗なグラフィックと、奇妙なシチュエーション、そしてゾワっとくる演出で短時間ながらもとても楽しい体験ができる素晴らしいゲームでした。その後Youtubeで実況者がこぞってプレイをし、雨後の筍のようにインスパイアされたゲームが続々と登場したり、パロディCMが作られたりとその勢

極悪犯罪現場へ突入セヨ!【 Ready or Not 】(Steam)

NSPD OPEN UP!!!ここはアメリカ合衆国ロススエノス。栄えた事で夢を掴むチャンスのある街の一方、凶悪犯罪が横行しまくっているヤバい街。そんな街でもお巡りさんは日夜犯罪に立ち向かっている。この街の犯罪はスケールも武装も日本の比ではない。殺人武器麻薬の製造に輸送、人身売買に密入国斡旋、果ては無差別テロとロクでも無い犯罪が重武装して渦巻いている。 そこで我々特殊部隊SWATの出番だ。立てこもって銃さえあればワンチャンあると勘違いしてるアホどもに現実の厳しさを教えてあげよう

鈴木 vs 世界【 鈴木爆発 】(PS1)

シュールな世界とイカれた爆弾大容量の光メディアの実装による美麗なムービーとポリゴンを携えたプレイステーションの登場は元来のゲームの表現方法をガラリと変えた。「せがれいじり」「俺の料理」など既存のゲームの考えに捉われない実験的なゲームが次から次に販売され、若きSF007少年はそんなゲームたちに心底心酔していた。そしてそんな変わったゲーム達の中に本作「鈴木爆発」もあったんだ。 ストーリーは普通の女性「鈴木さん」の目の前に次々といろんな形の爆弾が現れ、鈴木さんはその爆弾たちをドラ

心ザワつく間違い探し【 8番出口 】(Steam)

出口なき無限の恐怖地下鉄から地上の出口までの長い道のり、階段を登っているのにまったく地上に出れず、目に映る同じ壁に同じ点字ブロックの規則的な構造に「まさかずっと続いてるのでは…?」と錯覚し怖くなることがある。 そんなちょっとした恐怖と不安がゲームになった。「8番出口」だ。 都内の地下鉄を思わせる廊下はいくら歩いても同じ構造がループし、出口は見えない。プレイヤーはいつもと違う「異変」を探し、この永遠の廊下から脱出しなければいけない。 この廊下になにか「異変」があれば引き返し、

郷愁のネット徘徊ゲーム【 餓史シャチの幸 】(Steam)

それは20年前の思い出インターネット。2000年代前半、ボンクラ中学生男子の目の前に現れたソイツはまさしくパンドラの箱だった。おもしろFlashにフリーゲームそしてエロ画像。欲しいものが次々と出てくる空間にハマらない訳がない。Yahoo!で検索して個人サイトからリンクページでさらなる深部へ、あの探索感がたまらなくドキドキしたのを覚えている。 もちろんその好奇心のおかげで顔が真っ赤になる思いや、ブラクラやワンクリック詐欺を踏んでビクビクした事もあった。しかしそれにもめげずに暗

無心になれる音楽パズル 【 ルミネス リマスター 】(Switch)

秋の夜長にルミネスを秋。あんなに暑かった夏も嘘のように涼しくなると、毎年例の如く心が憂鬱になる。気温のせいか、気圧のせいか、季節の変化とは恐ろしいもので気分は上がらないし、今考えても解決しないことが頭を巡り、普通じゃ考えもしない不安が浮かび、ちょっとしたことで落ち込む。 こんな時は経験上即時に解決はできない。気分が多少晴れるまで時間の経過を待つしかない。そんな時ゲームが助けてくれることもある。 しかし普通のゲームじゃ思考の隙間に入り込んでくる邪魔者に対処はできない。ここは音楽

見上げた星々へ...【 Starfield 】(Xbox series X)

ついに出たぞスターフィールド来たぞ来たぞ、スカイリムやFalloutシリーズでご存じベゼスダソフトワークスの待ちに待った新作RPGだ。 舞台は人類がグラヴジャンプなるワープ航行が可能になり人類が広大な宇宙に進出した未来世界。デネブ、アルタイル、ベガ、シリウス...夜空を見上げれば見える遠い星々、あのどれもに行ける、あそこが我々の舞台だ。 タイトル発表当時からワクワクしていたあのゲームがついに遊べる。楽しみすぎてアーリーアクセス料金を払い、発売当日は有給を取った。それくらい僕

サービス終了に寄せて【 ワールドウィッチーズ ユナイテッドフロント 】( iOS )

その日は突然きた。驚きはしなかった。むしろこのゲームが何故2年半以上続けていられたのか若干不思議だった。そしてこの発表には「あぁ…とうとうか。」という気持ちの方が強かった。 しかしほぼ毎日遊んでいたゲームが終わるのはやっぱり寂しい。ランキングバトルに共闘、そして衣装やカードガチャに一喜一憂し、次のイベントのキャラクターが誰か楽しみにしていたあの日々が終わるのはやはりとても寂しい。凄い寂しい。 ちなみに本作のこれまでの経緯のお話は一度記事にしたのでこちらを読んで欲しい。 こ