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SF的ゲーム感想文

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簡単にハード別に記事が読める「もくじ記事」をご用意しましたのでご利用ください。 新作よりも中古ゲーム。メジャーよりもマイナーなゲーム感想文を書いていきます。
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#RPG

【もくじ】ゲーム感想文・ハード別索引

こちらからゲームハード別で記事に飛ぶことが出来ます。 ちなみに50音順です XBOX series X / S & Xbox ONEATOMIC HEART オレンジブラッド CALL OF DUTY GHOST Ghostwire TOKYO サイバーパンク2077 SIGNALIS SUNSET OVERDRIVE Starfield STRAY 挑戦1 Kiss or Kill Telling Lies Touhou Luna Nights BIOHAZARD7 re

90’sメタバースサスペンス【 東京ダンジョン 】(PS1)

2020年東京仮想空間へ…東京。それは大都会の代名詞。それをタイトルに冠すればアーバン感溢れる都会のゲームに早変わり…になるかは定かではないが、意外と多い東京と付くタイトルのゲーム。そんな本作「東京ダンジョン」も1995年に角川書店から発売された東京を冠したRPGだ。パッケージ裏には「刑事物RPGシリーズ第一弾」と銘打たれているが他にもあるのだろうか…。 捜査は現実世界ではアニメーションで自動進行し、仮想空間では3Dダンジョンを攻略しながら犯人の手がかりを追うのだが、仮想空

ファルコム現代奇譚【 東亰ザナドゥeX+ 】(PS4)

ファルコムRPGを遊びたい…!最近日本ファルコムのゲームを遊ばないとソワソワするようになってきた。ああ、なにかファルコムのゲームを遊びたい…。あの優しい世界観で丁寧で職人技なバランスのRPGを遊びたい…。これは完璧にファルコム依存症だ。 そんなイースXをどのハードで遊ぶか迷っている間に購入したのは「東亰ザナドゥeX+」。2015年に発売したオリジナルのVita版から翌年に追加エピソードや高フレームレート化を加えた発売したeX+(エクスプラス)であるPS4版だ。 日本ファルコ

再び天空のイースへ【 イースⅠ・Ⅱ エターナルストーリー 】(PS2)

もう一度最初の冒険を去年のイースⅧから始まったイースマラソンも残すタイトルは少なくなってきた。 そろそろ最新作「イースX -NORDICS-」を遊びたいが、はやる気持ちを抑えその前に初代「イースⅠ・Ⅱ」をファルコムが2001年にWindowsPC向けに直々にリメイクした「イースⅠ・Ⅱ 完全版」を遊んでおきたい。 そんなわけで、相変わらずパッケージが大きいPC版を購入。ブックレットやOVAのDVDまで入った豪勢なボックスを購入して、いざプレイしようとしたが、正常に動かなかった…

ベテラン向け【 THE はじめてのRPG ~伝説の継承者~ 】(PS2)

シンプルシリーズに王道RPG見参!シンプルシリーズにおいてオーソドックスなRPGは意外と後になってから登場した。PS1の「THE 登山RPG」、PS2の「THE 美少女シミュレーションRPG」のような少し変わったRPGは登場していたが、ヒューネックス開発の本作「THE はじめてのRPG」ようなコマンド選択式の王道RPGが登場したのはPS2中期に入ってからだったりする。 そんな本作はこれからRPGを遊び始める人に向けたゲーム。ストーリーは魔物の軍勢を率いた悪の王に対し、勇者の

ツクール生まれGTA育ちなサグ・ライフRPG【 オレンジブラッド 】(XBOX series X)

そのドットに一目惚れ並ぶ看板と行き交う自動車、ドットで描かれた密度の濃い鬱蒼とした街並みのビジュアルがまず目を引く本作「オレンジブラッド」はGRAYFOX氏制作、PLAYISM発売の「RPGツクールMV」で制作されたインディーズRPGだ。こんなイカす絵見せられたら買うしかないよ! そんな本作は199X年のヤクザとマフィアとギャングがシノギを削る沖縄近海の人工島「ニュー・コザ」を舞台に、紛争解決業者(トラブルバスター)である主人公Vanillaが依頼された奥深くに何かが眠る地

徹頭徹尾塔登り(3周)【 イース・オリジン 】(PC)

時は700年遡る…。今日も今日とてイースをやろう。そんなSF007のイースマラソン12本目となるのは「イース・オリジン」。2006年にWindows向けに発売された作品だ。 本作の特徴はイースシリーズとしては定番の主人公であるアドルがいないこと。それもそのはず、本作の舞台はイース大陸が浮上した半年後、アドルが冒険する「イースⅠ」の700年前が舞台なのだ。 ストーリーは突如イースから姿を消した女神フィーナとレアを探すため、神殿騎士団たちが地上におり捜索の末、後にダームの塔と呼

郷愁と新発見のリメイク【 スーパーマリオRPG 】(Switch)

蘇るRPG原体験高らかにパックンフラワーが歌うCMが今も忘れられない。1996年発売されたスーパーファミコンの「スーパーマリオRPG」に当時小学生低学年の自分は完全にやられていた。そして本作がRPG原体験であった事を思い出す。プリレンダCGによる美麗で立体的なグラフィック、耳から離れない楽しくも深みある音楽とSE、他のマリオとは違うどこかシュールな雰囲気、賑やかに動くキャラクター、面白くも毒気のあるテキスト、大量の小ネタとミニゲーム。その全てが新鮮で、ワクワクして、楽しくて何

監獄!異能!怪人!【イースⅨ -Monstrum NOX- 】(PS4)

全てはこのⅨを遊ぶためにイースⅧは超楽しかった。考えられたシチュエーションで、冒険と探索、そして仲間たちとの交流が楽しく、ゲーム進めば進むほどさらなる展開にワクワクし、主人公アドル・クリスティンの魅力を遺憾なく発揮した素晴らしいゲームだった。 そんなイースシリーズ。もちろんその続編であるイースⅨも気になる…。そしてイースⅧのことを友人と話した時に「Ⅸは過去のイースを知っているともっと楽しめる」と教えてもらった…なるほど…それじゃあイースマラソンするか!!! そんな訳でイース

アルタゴは連打大陸【 イースSEVEN 】(Steam)

アドル=クリスティン、新たな国へカナン諸島の旅もつい半年前、そんな7作目でアドル(23)が向かうのはアフロカ大陸の大国であるアルタゴ公国。イースシリーズは辺境、秘境に向かうことが多かったのでここに来て大国へ向かう展開だ。アルタゴの首都はイースシリーズでは初めて見るスケールの大都会でとても新鮮な気分だ。 今回は大画面で遊べるSteam版でプレイ。ボイスが英語のみの仕様なので、流暢に英語を喋るアドルやドギが面白すぎるぞ。 SEVENは常にドギと一緒!そして今回からアドルは仲間を

Ⅷがシリーズへの導線となる 【 イースⅧ -Lacrimosa of DANA- 】(PS4)

イースをやるぜ!ナンバリングを重ね長年続いてきたシリーズを一から手をつけるのはやはり難しい。特に主人公が同じであり続けるイースはその最たるモノ。 シリーズの主人公であり冒険家であるアドル・クリスティンがその冒険を終え、生涯の冒険を書き綴った100冊以上の本の一冊を我々はゲームという形で体験している。 そんな彼の物語をシリーズ8作目から遊ぶなんて相当横着な気がするけど、いつまでもこの評判の良いⅧを「PCエンジン版のⅠ・Ⅱをクリアしてからの方が良いかな〜😀」なんて事を言っていた

腹が減るケムコRPG 【 マレニア国の冒険酒場 】 (PS4)

ケムコのアトリエ!?年にいくつもRPGをリリースしまくる元気すぎるゲームメーカー「ケムコ」の2019年春の作品はいつもとはちょっと違う酒場経営シミュレーションRPGだ。 基本システムは店やダンジョンで食材を仕入れて、拠点である酒場で調理して売り出すという流れ。ダンジョンではモンスターとの戦闘もあったりする。まぁハッキリ言ってしまえばケムコ製のアトリエなんだ。 それで知らなかったけれど元を辿ると「不思議の国の冒険酒場」の続編という立ち位置なんですね。 知ってる料理を作りまく

取り戻す旅路へ【 オプーナ 】 (Wii)

ネット上では「買う権利」のネタで非常に有名なオプーナ 。でもあの球を頭に乗っけた主人公以外正直なにもわからないゲームだ。ならプレイしてみるしかない。好奇心と探究心が大事なのだ。 そんなオプーナのゲームジャンルは「ライフスタイルRPG」「RPG」の部分はオプーナの頭に乗っけた球「エナジーボンボン」を操ってモンスターを倒したりしてレベルを上げていくRPGなのだが、「ライフスタイル」の部分は本作の肝である「ライセンス」というものが絡んでくる。 ゲームの舞台であるランドロールとい

見えない敵に立ち向かえ!【 魔都紅色幽撃隊 DAYBREAK SPECIAL GIGS JAPAN TOUR 】 (PS4)

やややケッタイな 誰を呼ぼう 夕隙社を!幽霊はどこにでもいる。その場所の未練、怨念が現世から離れられず残っている。時には人間に危害を加える悪霊もいる。そんな悪霊に困ったら一つ表の顔はオカルト系出版社、しかし裏の顔は幽霊退治を稼業としている夕隙社に頼んでみては如何だろうか。え?働きたい?それならここは良いところだ。アルバイトで同世代の若い連中と一緒に青春を燃やすように働くぞ! 本作は東京魔人学園、九龍妖魔學園記などでご存知、高校生が不思議なクラスメイト達と共に冒険に繰り出す學