「一歩」
今回は少し愚痴っぽくなるかもしれません。ごめんなさい。先に謝っておきます。今回とりあげる「一歩」ですが、進む側ではなく「一歩引く」側の「一歩」について話をしますね。
僕はいわゆる企画のようなことを考える仕事をしているのですが、一番気をつけていることは、「時に一歩引いて考える」ということです。
没頭して集中して考えることは当然必要で、体験者のことをしっかり考えることが何よりいい結果をもたらすことは重々知っています。
しかし、この場合の「いい結果をもたらす」というのは、あくまでその点がそうであることが多いのです。
生意気な言い方をすれば、ユーザー体験という軸で考えた場合の点がうまくいくだけで線でみたときにうまくいっていないことがあるのです。
線でみたときにうまくいっていないということは、ユーザー体験という大きな枠で考えを巡らせた時に、良いデザインができていないということになっていくことは言うまでもありません。
さて、そこで「一歩引いてみる」ということです。
一歩引いてみた時に、見えるものがあります。気をつけなければいけないことが見えてくることが多いのです。これを誰かさんは、「気配り」と言う言葉で表現するのですが、気配りがあってこそのユーザー体験デザインじゃないでしょうか?
僕もそこまで十分な経験があるわけではないですが、どうも局所的にしか考えていないユーザー体験デザインが多い気がしています。仕事もそうですし、仕事以外の各場面でも。
中にはこれをめんどくさいと思う人もいるようですが、
僕から言わせれば、たった一歩引いてみるだけで一気にいいものになるのになんでやらないの?って思うわけです。
考えてみてください。
あなたはそんなにひとつひとつの出来事をパパッと切り分けて体験をしていますか?「美味しい料理だけど接客が悪い」みたいなこと平気で思いますよね?
それを言ってるのです。
一歩引く技術は特に難しい技術ではないです。心の持ちようです。
ぜひお願いします。
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