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ちょっと聞いてください!社内ウェビナーで大失敗してしまった話

11月7日にボクが勤めている会社の中で、社内研修が行われ1セッション担当することになりました。たった10分の枠ではあったのですが、せっかくなので、圧倒的なウェビナーを見せつけてやろうと意気込んで望んだのですが、タイトルにある通り、「大失敗」に終わったのです。

このまま失敗で終わっては浮かばれないので、noteの記事に残しておこうと思います。

※「スキ」してくれたら、浮かばれます。ありがとうございます。

目指したプレゼンは「かっこいいウェビナー」

Web業界の方ならご存知の方ものいらっしゃると思いますが、株式会社エンタミナ(旧:デスクトップワークス)の田口さんが普段やられているウェビナー(ライブ配信)の絵面をやってみようとしていました。俗に言う、巷で有名な「田口ブラック」を再現してみようとしたのです。

スクリーンショット 2020-11-07 13.16.01

模倣ではありますが、工夫しながらどこまでできるかというチャレンジです。環境の差はありますが、工夫してみようと試みました。

準備したこと

準備したのは、「環境」「アプリケーション」「資料」です。

環境
まず環境についてですが、配信用の部屋というものは社内にはないので、暗幕を用意して黒い背景を作りました。実際、あとで書きますが完全な暗幕ではなかったので、「田口ブラック」にはできませんでしたが近づけるべくOBSを使って調整をしました。本来ならば部屋も暗くしてライトを当てるという方法がいいとはわかっておりながら、そうもいかないので通常の蛍光灯の下でセッティングをしました。

アプリケーション
研修自体はZOOMで行われたため、OBSのバーチャルカメラをZOOMにてカメラとして認識させて配信する手法をとりました。こうしたときに画質がどのようになるのかというのも実験のひとつとして行いました。

スライドはパワーポイントで作成し、背景を黒で制作。自分が入りやすいように資料の片側をブランクにして作成しました。

スクリーンショット 2020-11-07 13.13.18

アニメーションは、それこそ先日田口さんがオンラインでやっていた「変形」を使って実装してみました。

資料
10分程度のプレゼンでしたし、ぶっちゃけオンラインでの配信になった時点で、リアルでやるときと比べて「ながらの人」も数名はいることを想定し読ませる資料よりは見る資料に注力しました。

資料に合わせたトークはいつもよりも慎重に言葉を選びながら、特にオンラインでは絶対条件だと思っている指示語の徹底的な排除を意識しました。

設定とリハーサル

自分の出番は、最後の枠。9:30から始まる研修ですが、11:45からの出番でした。朝から完全な配信環境を設定するために、

・暗幕の設置
・マイク、カメラの調整
・カメラ目線のテスト(画面内のどこに資料のウィンドウをおくか)

など結構細かいところまで調整をしてみました。

実際この辺りについてサポートしてもらえる人はいなかったので、実際一人で模索しながら・・というか模索を楽しみながら最適な設定を行いました。

9時過ぎには設定がすべて完了していたので、当然そこからやることはリハーサルです。実際に別アカウントでZOOMのミーティングを設定し、受信側の絵面をみながらテスト。アニメーションの動きのガタツキなどを確認し、スライドを調整したり、小さい画面でみたときの文字サイズなど結構細かいところまで調整を行いました。

もう少し、暗幕の黒をバキッとさせたいと思ったので、OBSのフィルタを使ってガウス、彩度、コントラストを調整し、いい感じの「黒」を作ることができました

10時くらいには、「ほぼ大丈夫と言える!」な状況を作ることができ出番までプレゼントークを仕上げる時間に使いました。その間、何度も資料を流し、タイミングなども調整。近くにいた後輩にも協力してもらい、「いいですね!」という反応ももらいながら、「よーし!やったるぜ!」なモードになっていました。

その時はきた

11:30を過ぎたあたり。他の発表者の発表を聞きながら、最後の準備をしてるとき、その時はやってきました

突然、発表者の映像がとまりました。

あれ?回線の具合かな?と思っていたのですが、念のためにつないでいた通常携帯回線では問題ありません。瞬間的なものかと思っていたら、今度は音声がとまりました。

あれ?

と思っていたら、今度は

ZOOMの画面が落ちます。

え??

となっていたら、恐ろしいメッセージが。。



接続されていません。



えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!です。

慌てて、有線の接続を確認しますが、物理的な問題ではないようです。机の下にハブがあるのでせっかくセッティングした暗幕も少しずれましたが、それは仕方ない。机の下に潜って配線確認。問題なし。念の為抜き差し。反応はしてる。Macでネットワークの確認をしました。

IPがおかしい

なんでこんなときに!!と思いながら、と同時に室内は涼しいにも関わらず溢れてくる脂汗。イヤホンで聞こえる研修は進んでいます。あと数分で自分の番がやってきます。溢れる脂汗。ヤバイ、これはヤバイ。

配信用のマシンは、スペックを担保するために、他のメンバーに借りていたものでしたので、ネットワークの設定は、シンプルにしていました。

もうこのマシンでは無理だと思いました。

どうしよう。
もう時間がない。
ぶっちゃけ社長もみている研修だ。
どうする?
とりあえずは、まず落ち着け。

このループでした。マシンスペックは落ちますが、資料を作成したMBAがあったので、それを急遽無線でZOOMに接続し、通常の「画面共有」で行うことに。まさか、この手法を使うとは・・・。

当然、今日朝から微調整したスライドデータはそのマシンには入っていないので、初期のタイプ。とりあえず完成版ではあったのでそれを利用するしかありません。マイクの設定もできません。せっかくコンデンサーマイクとノイズキャンセルの効果を見せてやろうと思ったけど、普通のイヤホンマイク。カメラも明るいのを・・・と思ったけど、Facetimeのカメラ。。。

バタバタと環境を急ごしらえしおわったとき、

「では、次に稲本さんお願いします」


失意の中、最低限のプレゼンはこなすことができましたが、なんとも悔しさ募るプレゼンでした。特に資料は、無意味に半分が空いている絵面だったので、なんとも情けない結果。。。

反省点

一応のリカバリーはできたものの、20%くらいの出来のプレゼン。もう情けないやら悔しいやら。意気込んでいたのもあったので、なおさらでした。

落ち着いて反省点を考えてみますと、

1:有線を信じ切っていてそこのバックアップをしていなかった
2:合成プレゼンが出来ない場合を想定して、通常の資料も作っておくべきだった
3:安心できるセットアップは、汎用性高くしておく

ですね。

総評

今回、まざまざと

ちょっとしたことですべての準備がパーになる

を感じました。たかが社内のことですが、かなり凹みました。なんとか自分を慰めるのなら、リカバリーができて最低限は行えた。ということでしょうか。そこはある程度落ち着けていたかなと思います。

いくら準備しても準備しても足らないのだなと思うと同時に、いい学びの場だったと思うようにしています。(noteのネタもできたし・・苦しい)

本当に今日は、汗をかきました・・・。

なかなかできない経験ができたと前向きにとらえ、次に行うときには必ずリベンジで完璧なものを見せつけてやろうと思います。


○   ○   ○


以上、失敗の記録として・・・。2020年11月7日


最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。よかったらスキしてもらえるとこの失敗もうかばれます。。



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イナチャンネルnote - 稲本浩介⛩️
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