盤石の表現力とセンスの良い遊び心冴える。名作の東宝上演で音楽座の制作能力の高さにあらためて注目…★劇評★【ミュージカル=リトルプリンス(土居裕子出演回)(2022)】
東宝が日本のミュージカル界の財産とも言える音楽座ミュージカルの一連の名作を立て続けに採り上げていることで、音楽座の作品制作能力の高さがあらためて注目されているが、第3弾となるミュージカル「リトルプリンス」の上演は、それをさらに確実なものにしそうだ。サン=テグジュペリの「星の王子さま」が原作の、想像力を最大限まで刺激する唯一無二の詩的で象徴的な作品に、オリジナルキャストの土居裕子と現代のミュージカルを支える井上芳雄や花總まりらが盤石の表現力とセンスの良い遊び心で挑む様を観ることはなんとも心躍るものだ。(画像はミュージカル「リトルプリンス」とは関係ありません。イメージです)
ミュージカル「リトルプリンス」は2022年1月8~31日に東京・日比谷のシアタークリエで、2月4~6日に名古屋市の日本特殊陶業市民会館ビレッジホールで上演される。
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なお、主役の星の王子様役がWキャストであるため、2通りの組み合わせが組まれていますが、取材機会の関係で劇評を掲載するのは、「リトルプリンス(土居裕子出演回)」に限らせていただきます。ご了承ください。
この組み合わせではカバーできない「リトルプリンス(加藤梨里香出演回)」に出演されている加藤梨里香さんのファンの皆さま方には大変心苦しく感じております。人気公演のため取材機会も限られます。なにとぞご容赦ください。
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★ミュージカル「リトルプリンス」公演情報
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