福地桃子の演技や存在感は清新さにあふれ、千尋の魅力を再認識させてくれる…★劇評★【舞台=千と千尋の神隠しspirited_away(福地桃子・増子敦貴・山野光・妃海風・田口トモロヲ・春風ひとみ・堀部圭亮・吉村直・おばたのお兄さん・奥山ばらば・坂口杏奈出演回)(2024)】
少女は夢見る間に成長する―。「忘却」という装置によって、夢も幻も架空かもしれない世界も想像に過ぎない世界も、そして現実も。現在・過去・未来はすべての平行世界として存在するのだとすれば、どの世界で体験したことであっても、それが少女の成長につながる核になることは、絶対的な確率で、ある。神々の国へ迷い込んだ無気力少女が、一人の独立した存在として初めて「世界」と向き合った永遠の物語を初めて舞台化した「千と千尋の神隠し」が2022年の世界初演、2023年の名古屋・御園座公演に続いて、さらにパワーアップして2024年公演が行われている。橋本環奈と上白石萌音が築いた土台の上で自由に飛翔する福地桃子の千尋は、同じく新規の抜擢を受けた川栄李奈とともに「千と千尋の神隠し」の世界に確実に新しい風を吹かせている。特に福地は他の3人が演技でアプローチしている純朴さの表現を、生来の純粋さから導き出すような清新さに満ちており、千尋の魅力を再認識させてくれる力を持っていた。(写真は舞台「千と千尋の神隠しspirited_away」とは関係ありません。単なるイメージです)。
舞台「千と千尋の神隠しspirited_away」は下記の日程で上演される。
2024年3月11日(月)~30日(土)東京 帝国劇場
2024年4月30日(火)~8月24日(土)イギリス ロンドン・コロシアム
2024年4月7日(日)~20日(土)愛知 御園座
2024年4月27日(土)~5月19日(日)福岡 博多座
2024年5月27日(月)~6月6日(木)大阪 梅田芸術劇場メインホール
2024年6月15日(土)~20日(木)北海道 札幌文化芸術劇場 hitaru
★序文は阪清和のエンタメ批評&応援ブログ「SEVEN HEARTS」でも無料でお読みいただけます。舞台写真はブログでのみ公開いたします。
★無料のブログでの劇評は序文のみ掲載し、それ以降の続きを含めた劇評の全体像は通常はクリエイターのための作品発表型SNS「阪 清和note」で有料(300円)公開しています。なお劇評の続きには作品の魅力や前提となる設定の説明。福地桃子さん・増子敦貴さん・山野光さん・妃海風さん・田口トモロヲさん・春風ひとみさんら俳優陣の演技あるいは身体表現についての批評、ジョン・ケアードさんの演出・舞台表現に対する評価などが掲載されています。場合によっては、特定のスタッフワークについて言及することもあります。
【注】劇評など一部のコンテンツの全体像を無条件に無料でお読みいただけるサービスは原則として2018年4月7日をもって終了いたしました。「有料化お知らせ記事」をお読みいただき、ご理解を賜れば幸いです。
なお、舞台「千と千尋の神隠しspirited_away」は主人公の千尋がクワトロ(4人)キャストであるのに加えて、プリンシパルはすべてWからクワトロのキャストが組まれているため、数えきれないほどのたくさんの組み合わせが組まれていますが、劇評を掲載するのは舞台「千と千尋の神隠しspirited_away(福地桃子・増子敦貴・山野光・妃海風・田口トモロヲ・春風ひとみ・堀部圭亮・吉村直・おばたのお兄・奥山ばらば・坂口杏奈出演回)(2024)」のみとさせていただきます。すべての組み合わせをご紹介したいところですが、超人気公演ゆえ、取材機会に限りがございます。ご容赦ください。
この組み合わせではカバーできない橋本環奈さん、上白石萌音さん、川栄李奈さん、醍醐虎汰朗さん、三浦宏規さん、森山開次さん、小尻健太さん、中川賢さん、華優希さん、実咲凜音さん、橋本さとしさん、宮崎吐夢さん、夏木マリさん、朴璐美さん、羽野晶紀さん、大澄賢也さん、伊藤俊彦さん、元木聖也さん、五十嵐ゆうやさん、武者真由さんのファンや関係者の方には大変心苦しく感じております。また別の機会で紹介させていただきます。ご容赦ください。
なお、本劇評で使用している写真は福地さんと増子さんしか写っていません。ご了承ください。
★舞台「千と千尋の神隠しspirited_away」公式サイト
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