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阪 清和が発表したストレートプレイ演劇に関する劇評をまとめました。音楽劇を入れるかどうかはその都度作品ごとの内容を吟味して決定します。さあ、あなたも演劇の深遠な世界へ! ジャニー…
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法律との向き合い方を強烈に描いたこの作品は、あらためて描かれた時代も書かれた時代も超越した戯曲なのであるということを鮮明に示した…★劇評★【舞台=夢の泪(2024)】
井上ひさしがそれ以前から強烈な関心をもっていたに違いない東京裁判。ミレニアムの2000年に当時新国立劇場の演劇部門芸術監督だった演出家、栗山民也からの「20世紀に日本が得たもの失ったもの」をテーマにしたオファーに井上が構想を打ち出した「東京裁判三部作」の第1弾「夢の裂け目」(2001年初演)に続いて第2弾として2003年に発表したのが舞台「夢の泪」だ。その後発表された第3弾の「夢の疵」と合わせ三部作一挙上演として新国立劇場の制作で2010年に上演されているが、井上の作品を生
¥300
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老優役西川明の奥行きのある演技、数々の仕掛けが融合して、得も言えぬ心の震えを禁じ得ない作品に…★劇評★【舞台=巨匠 ―ジスワフ・スコヴロンスキ作「巨匠」に拠る―(2023)】
俳優にとって、俳優であるということはどういうことなのか。演劇の真の意味とはなんなのか。重く深い問いを突き付けてくる劇団民藝の代表的作品「巨匠」が13年ぶりに再演されている。死と引き換えにでも俳優であることを認めてほしかったある老優の魂の絶唱。死ぬことは生きること、演じることは生きること。新たに老優役に起用された劇団の重鎮、西川明の奥行きのある演技と、この作品を演劇の根源を探る哲学たらしめる数々の仕掛けが融合して、得も言えぬ心の震えを禁じ得ない作品に仕上がっていた。(写真は舞
¥150〜
割引あり