こころの処方箋【ココトバ・ブレンド】~誰と漕ごうか花筏(はないかだ)~
こころの処方箋【ココトバ・ブレンド】
~誰と漕ごうか花筏(はないかだ)~
満開を迎えた今年の桜も
ハラハラと散って行きました。
千鳥が淵の
花筏(はないかだ)を見て来た。
花筏(はないかだ)、何とも美しい
日本語の響きで
あろうか。
桜と云えば西行法師であろう。
■願わくば花の下にて春死なん
そのきさらぎの望月のころ
西行は武士を捨てて、野の人になった
平安時代の歌人である。
そんな西行の生き様に憧れるわたくしがいる。
西行の歌の本歌取りをするなら、
■願わくば花の下にて春死なん
花筏にて三途の川を
と詠んでみた。