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【こころの処方箋ココトバブレン】■デジタルの「点」の思考まかりをばアナログの「線」を我は求めたり
【こころの処方箋ココトバブレン】
■デジタルの「点」の思考まかりをば
アナログの「線」を我は求めたり
「点と線」と云っても
松本清張の推理小説の話しではない。
昨今のインターネットの普及により、
コンピューターの0101で取捨選択をしてゆく
デジタルの「点」的な思考が
大通りを闊歩している訳であるが、
クリエィティブを伴う創造は、
いまだにアナログの「線」的な
発想力ではないかとわたしは考えている。
わたしは短歌を詠む時も
コピーを書く時にも、
パソコンのキーボードの前では
創作することができない。
いつも、クロッキー用のスケッチ・ブックに、
エンピツや万年筆で下書きをしながら
発想して創作をしている。
いまの若い人たちはそうでもないのであろうが、
わたしには、アナログな手法でしか、
人の心を打つ言葉や発想はできないと
考えている訳である。
時代にそぐわないかも知れないが、
わたしはこれからも
アナログの「線」で行こうと
思っているのであります。
想像力や創造力はアナログなんだと
思うわたしは頑固なんだろうか。
せき せつお