【読了『何をするにもやる気がでないので30秒でモチベーションを上げる方法を教えてください…』】
【読了📚】
『何をするにもやる気がでないので 30秒でモチベーションを上げる方法を教えてください…』吉本ユータヌキ著(サンクチュアリ出版)
このところ何かにつけて年齢のせいにしている。「疲れやすいのは更年期かも」とか「歳なんだからムリしちゃだめ」なんていう具合に。
そんな言い訳はやがて「やる気がないならムリに頑張る必要なくない? 気力が湧いてきたときのほうが効率良いに違いない」と自分を正当化し始める。
だけど残念ながら、全く気力が湧いてこない……ときもある。
そんなことしていたら年始に立てた目標は叶うはずもない。けれど重い腰はいつまで経っても上がりそうにない。弱った。どうしよう……。
と、そんなときに出合ったのが『何をするにもやる気がでないので 30秒でモチベーションを上げる方法を教えてください…』という本。タイトル長っ! でもインパクトは大きい。
というわけで、「30秒」で本当にモチベーションが上がるのか、少々疑いつつ書籍の概要を見てみた。
そして「すごい8人」というのが本当にスゴい!
精神科医に心療内科医、それにお坊さんまで。しかも誰もが聞いたことある著名な方もいらっしゃるではないか。
著者は、やらなきゃいけないのは分かっちゃいるけどやる気がでなくて後悔ばかりしている、イラストレーターの吉本ユータヌキさん。
彼が、”8人のすごい人”に、”やる気のいらないやる気術”を80個取材し、実際に試しているところをルポ形式で漫画で伝えている。
ユータヌキさんが書籍の中で呟いているこの言葉がいたいほど分かる。
私の場合、いくつか実践したくなった「やる気術」があったが、そのうちの1つはこれだ。
仕事を頑張った先の未来を想像すると情熱が覚醒するとのこと。なるほど。ちょっと試してみよう……。
私は「本ライター」と肩書きをつけ取材や発信を頑張ってはいるものの、ときに億劫になることがある。
でも、書いて発信して読んでくれた人から嬉しいコメントをもらえたとしたら、どんな気持ちになるだろう? と想像してみた。そうしたら「億劫がってる場合ではないじゃないかっ」と思えたから不思議。
大好きな「本」に関することを取材したり、書いたりする。それらを読んだことがきっかけで「本」を手にする人がいたり、私が紹介するならと信用して、その本を読むことになったとしたら、めちゃめちゃ嬉しい。
億劫なことをやってみた先に、少しでも気持ちが沸き立つことが想像できたらそれはやらなきゃ勿体ないではないか。
本書でユータヌキさんが書いているように『やらなきゃ叶う可能性も生まれない」のだから。だから『叶えるためにがんばろう。ちょっとずつ』なのだ。
と言いつつも、本書を読んだからといって永遠にやる気が続くわけじゃない。もしも、”80個のやる気術”を持ってしても”やる気”がでない時は、本書P34で紹介されている樺沢紫苑さんのやる気術『冷水で濡らしたタオルで顔を拭く』をやってみようと思う。きっとバチバチに目が覚めることでしょう。
ちなみに、”やらなきゃいけないのは分かっちゃいるけどやる気がでなくて後悔ばかりしていた” 著者の吉本ユータヌキさん。本書のやる気術を試してみてどうなったのか。詳しくは本書をぜひお読みいただきたいのだが、あとがきに書かれているこの一文がその結果を物語っていると言えるかもしれない。
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