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ChatGPTに褒められた

ある企業の採用サイトの先輩社員を紹介する取材記事(1200字程度)ができあがったので、ChatGPTに趣旨を伝えたうえで、添削させてみました。すると何ヶ所か指摘があり、末尾に以下のようなコメントが記されていました。

Hさんのストーリーには人柄や熱意がよく表れており、十分魅力的です。少しの修正で、より具体的かつ明確な表現になり、読者に良い印象を与えることができるでしょう。

指摘の内容は概ね好みの問題という程度のもので、誤変換や文法・語法の誤りはありませんでした。確かに具体的でない部分はあるのですが、取引先の情報や商談の内容は書けないので、致し方ないところです。

もう1本、完成した記事を添削させてみると、これも明らかな誤りは指摘されず、最後に以下のようなコメントがありました。

全体的には非常に良い内容で、読者に企業の魅力や仕事のやりがいが伝わる内容だと思います。ちょっとした修正でさらに魅力的になるかもしれませんね!

また褒められました。プロの取材ライターなのだからこのくらいは当然であるべきだとは思うのですが、変なダメ出しをされずにホッとしたというのも正直なところです。

それで改めて実感したのは、ChatGPTをはじめとする生成AIが、自分にとって非常に大きな存在になっているということです。文章を生成する仕事をやっている以上、否応なく意識せざるを得ず、それは一生変わらないでしょう。

とはいえ、何が何でもライターとして生きていくという私の意志に変わりはありません。むしろ、生成AIが普及したことで、思いはより強くなっています。

そして、生成AIが中年ライターせたを進化させた一面も否定できません。AIと共存しやすい取材コンテンツに活路を求め、心をつなぐ取材ライターを名乗ったのは、AIに仕事を奪われることを恐れているからです。交流会やコミュニティへの参加など個人としての活動にも、生成AIが影響しているのは間違いありません。

私の後半生は、AIに負けずAIと共存するために苦闘する運命だったのでしょう。それを受け入れたうえで、取材ライターとして豊かな未来を掴み取りたいものです。

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