なほ恨めしき朝ぼらけかな
最近、朝起きるのが億劫に感じられます。理由として考えられることはいくつかあります。
まず挙げられるのが、シンプルに寒いということです。今朝のさいたまの最低気温は氷点下5.2℃。本日に限っていうと札幌よりも低く、網走とほぼ同じでした。
加えて、私の場合は気分の日内変動があります。これは20年以上前から感じていることで、メンタルの調子が悪いときは朝目を覚ましてから出勤するまでが最も憂鬱で、そこから徐々に上向いていきます。今は可もなく不可もなしという調子ですが、仕事が忙しくなってきているので、朝の気の重さが幾分増しているように思います。
そして、私のすぐ横では妻が寝ています。妻は勤務先まで自転車で15分ほどなので、家を出る時刻は私より1時間以上遅いのです。世界一乗降客の多い新宿へ最も混雑する時間帯に行かなければならないと思うと、自然と溜め息が出ます。
それでもなんとか起きているのは、膀胱に強制されるからにほかなりません。私は若い頃から睡眠の質が悪く、夜中に何度もトイレに行くこともあります。寒いので行きたくないとは思うのですが、明け方には我慢の限界が訪れます。
ただ、用を足した後ベッドに戻らないのは、そこに妻がいるからでしょう。1人でいるともう少し寝ていたいと思ってしまい、寝坊につながりそうです。実際、里帰り出産などで妻が長期間不在になると、ギリギリまで布団にくるまっていました。もちろん、それで気分が改善するわけではなく、憂鬱を抱えたまま渋々起きて出勤するのですが。
ゆえに、心の健康に不安を抱えながらもなんとか会社員を続けられているのは、妻のおかげと言っても過言ではないでしょう。妻に改めて感謝するとともに、2年間も婚活を頑張った自分を褒めてやろうと思います。
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