母はブレーキ、父はアクセル
これは先日、小学3年生の次女の習い事の面談で私が言ったことです。先生には「うまい言い方ですね」と褒めていただき、自分でも気に入っています。
ウチの次女は知的好奇心が旺盛で雑学知識は豊富なのですが、その一方で周囲に合わせるのは得意ではなく、学校の授業でも先生の話を聞いていないことが多いようです。そんな彼女と付き合っていくうえで、短所を改善するのは妻が、長所を伸ばすのは私がメインで担当するというわけです。
これはどちらが言い出したわけではなく、自然とそうなっている印象です。妻は現実主義者で人に迷惑をかけるのを嫌うのでルールやマナーを守れないことが気になり、私は自由を愛する理想主義者なので知的好奇心を生かして成長できる場を提供したいと思うのです。
平日はあまり彼女と過ごす時間が取れないので、私の出番はもっぱら土日です。今はプログラミングやロボットを学ばせていますし、図書館はほぼ毎週連れて行っています。
もう1年半ほど前になりますが、子ども2人と日本科学未来館に連れて行ったことがありました。次女は非常に楽しかったようですが、一緒に行った長女はすっかり退屈してしまいました(詳細は下記記事をご覧ください)。
貴重な機会だから次女には存分に楽しんでほしいのですが、待たされる長女も気の毒です。こうした出来事もあって、最近はどこへ行くにしても次女だけ連れて行くことが多くなりました。
この場合、常識的な見学時間で行動すると、知的好奇心にブレーキをかけることになります。生きていくうえではそれも必要でしょうが、周囲の人間がみんな常識にとらわれていたら、非凡な才能を伸ばすことはできません。
ですから、状況が許す場合は思い切りアクセルを踏んでやることも大切です。そして、それができるのは父親である私だけだと思うのです。