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たくましい子どもたち

今日は妻が不在です。義姉と2人で横浜へライブを見に行っているからです。終了後は現地に泊まり、帰って来るのは明日だと聞いています。

子どもたちにとっては母親不在となるわけですが、特に変わった様子はなく、いつものように自分たちのペースで過ごしています。何度も経験して、すっかり慣れてしまったからでしょう。

私の少年時代は、父親が出張などで外泊することは時々あったものの、母親が外泊することはめったにありませんでした。私が中学1年生の時、母方の祖父が倒れて数日後に他界した際に何日かありましたが、それ以外は記憶にありません。そのため母親不在は非日常という印象が強いのですが、どうやらうちの子どもたちはそうでもないようです。

今から思えば、自分が育った家庭はずいぶん変わっていたような気がします。子どもが4人もいて、家族6人が3DKの家で暮らしていました。母は専業主婦で、父が掃除や洗濯をしているのは見たことがありません(我々兄弟の面倒はよく見てくれましたが)。

社会全体で見るとそんな家庭は珍しいでしょうが、私にとってはこれが当たり前でした。家庭とはこういうものだという固定観念ができていて、長女が生まれてから数年は、それが原因で妻との関係がぎくしゃくすることがしばしばあリました。

そう考えると、昔の自分より今の子どもたちの方が数段たくましいような気がしてきます。両親が共働きで、1歳の頃から保育園で朝から夕方まで過ごしてきたため、親に依存する部分が少ないのでしょう。母親が1日いないくらいではまったく動じないのです。

自分の両親にはたいへん感謝していますが、子育てというのは付きっきりで面倒を見ることだけではないんだな、と今になって思う次第です。

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