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話を聞けば勉強になる

これは最近実感していることです。どんな人の言葉であっても、聞くことによって何らかの知見が得られると思うのです。

そんな私ですが、少年時代はよく「人の話をちゃんと聞け」と注意されていました。幼い頃から面白いと感じないものにはまったく興味を示さなかったのです。

それは大人になっても変わらず、例えば朝礼で営業マンが発表していても、自分には関係ないと思うことがしばしばありました。営業の仕事に関心がありませんでしたし、少々知識を得たところで五十歩百歩でプロにはどうやってもかなわないという認識でした。

しかし、プロにかなわないのは確かでも、五十歩百歩ではないというのが今の私の考えです。自分とまったく違うものの見方に少しでも触れることで、何か得られるものがあると思うようになったのです。

営業の例でいうと、受注のための思考や行動が多少なりともわかれば、そのプロセスにおいて私を役立てるのが難しいことが理解できます。経営者やそれに準ずる地位の人を味方につけないと大型受注は得られませんから、経営者と馬が合ったためしがない私のような人間は使いづらいのです。ゆえに、私のために取材・執筆の仕事をどんどん取ってこようと思ってくれることはちょっと考えられません。

もっとも、同じ人の話を何度も聞いても、収穫量は回数に反比例して減っていくものです。最も得るものが多いのは初対面の人ですから、成長のためにも取材がたくさんあるのが望ましいのですが、今は取材が激減していて改善の見込みはありません。やはり、新天地を見つける必要があるのは間違いないでしょう。


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