見出し画像

潜在意識の気持ちいいところ

潜在意識という言葉を聞いたことがありますでしょうか。

潜在意識とは顕在意識と対応する人間の精神を構成する要素で、顕在意識が「自分で知覚できる感覚」、見る・聴く・味わう・嗅ぐ・触るの五感に加えて頭の中の思考やイメージや感情などなのに対して、潜在意識は「自分で知覚できない感覚」なので感覚としての名称はありませんが、情報としては心の中に存在しています。

この潜在意識について筆者なりに調べて仮説を建てたのですが、本記事ではこの潜在意識の楽しみ方について紹介したいと思います。

先ず、潜在意識に関する仮説を説明したいと思います。

顕在意識(人間がみている世界)を映画やドラマの本編に例えるなら、潜在意識はこの映画やドラマの脚本にあたります。

映画やドラマはスクリーンやディスプレイで鑑賞できると思いますが、まだ再生されていない時間帯のストーリーやその作品の脚本はみることができません。

再生時間が経過するにつれ脚本に書いてある内容が映像として流れ、それをみる視聴者には感情や思考が生まれ、鑑賞し終わるとストーリーは記憶として残ります。

この場合、映像と視聴者と視聴者に生まれる感情や思考までが全て顕在意識です。現実世界は潜在意識が投影されたもの、というのは結構よく言われていることだと思いますが、今回はその潜在意識=脚本がどのように構成されるのかまで掘り下げたいと思います。

下図のように、潜在意識=脚本は「産まれ持った脚本要素」と「産まれてから入力された脚本要素」の複合で構成されていると考えられます。


イメージとしては「産まれ持った脚本要素」は観測者視点でのストーリーで、物語に関わってはいくのですが自分自身がピンチに陥ったり、感情がジェットコースターになったりしない感じです。

「産まれてから入力された脚本要素」は物語の渦中に放り込まれるストーリーで、仲間とピンチを乗り越えたり、友情を育んだり、達成感を味わったりする感じです。この二つがうまいことミックスされて自分が主人公の、今自分がみている世界が映像化されていると考えられます。

これを聞くと、自分が幼少期や子供のころに親や他人からされた嫌なことが「産まれてから入力された脚本要素」になっているのかと思うかもしれませんが、潜在意識はあくまで知覚できないので記憶にある時点で顕在意識になっています。

もし、過去に嫌な記憶やトラウマがあるのであれば、その体験も潜在意識の脚本通りに映像化されたものの可能性が高いです。

また、「産まれ持った脚本要素」には「産まれてから入力された脚本要素」を入力することも予定されているので物心がつくまでにあつ程度の後天的な脚本要素が追加されます。

ちなみにこの潜在意識を自由に書き換えできるのかについては、筆者の考えではできないと思います。

たまにネット上で潜在意識を能力や機械で書き換えて、自分の望む現実をつくる旨の情報やサービスをみかけますが、本当に潜在意識を自由に書き換えできるのであれば自分の潜在意識を書き換えて億万長者になれます。

なので、100%善意で提供しているサービスで無ければ、あまり信用しない方がいいように感じます。ここまでが筆者の認識する潜在意識の概要です。前述した通り、潜在意識を書き換えることはほぼできないのですが理屈が分かっていれば楽しむことはできるかと思います。

例えば、人からすごく親切にされて嬉しかった場合に、普通であれば「運がよかったな」とか「日頃の行いが良かったからかな」と考えると思いますが、前述した潜在意識のしくみを採用した場合は「自分の脚本に書いてあった親切な人が目の前にポップアップした」となります。

筆者はこのポップアップしたと捉える感覚が大好きです。

もちろん、親切にしてくれた方には「ありがとうございます」ですが、あくまで自分の脚本に予定されていたから出会えたというわけです。もっと分かりやすい事例が、実家で出てくる晩御飯です。

実家の晩御飯は基本的にお母さんの独断と偏見でメニューが決まると思いますが、食卓に呼ばれて行ってみると自分の好物(仮に目玉焼きの乗ったハンバーグとします)が熱々の状態で目の前に現れます。


これは正に自分の潜在意識の情報が目の前にポップアップしてきたと思わざるを負えません(もちろんお母さんありがとうではあるのですが)。

何が言いたいのかというと、自分がみえている世界や目の前に現れるすべてのものは自分で出しているものだということです。

何か良いことがあったとき、いい人に出会ったとき、お気に入りの洋服に出会えたときや美味しいものに出会えたときなどは対象に感謝すると同時に、自分の潜在意識からポップアップしてきたと思うと楽しいですし、不思議と自分に自信がもてる感覚になります。

これを説明するために長々と潜在意識の話をしました。もし気が向いたら実践してみてください。

いいなと思ったら応援しよう!