ニヒル

なにもしたくなくても
なにかしらしてしまう
弱さに睨まれていたって
誰かしらは微笑むなら
それ以上に求めるもの
僕側の希望は特にない
アテにならない自分
始まったのは半世紀前のはなし
生き方や生活が変わっても
本質はたいして
きのうと同じ感覚にもなる
忘れた感じも憶えているから
余計な心配などなくても
人々のお世話になった
他人だったとしても
感情的になる場面があっても
影響を受けたなら
与える余裕があるだけでも
時間は平等に過ぎていく
呼吸が止まらない限り
続けていけた
頑張らなくても僕なら
変わらず、愛されたいと
明日もあなたを想うだけで
始まったばかりの今に
ひとり取り残されないよう
少し気をつけるだけでいい