「健康食」とはまとめるとこういうこと
今回は最強の食事ということで食について追求していく。
健康に関する本にはいろんなものがあるが、数冊読んだ今、共通点やポイントを知ることができた。
国がらによって多少の食生活スタイルはあるが、今回は今の日本における問題について深掘りしようと思う。
まず、大事なポイントをまとめる
まとめると以下の4つに当たる。
体の炎症を抑える
食べる量を制限する
腸内環境を整える(善玉菌を増やす)
食物繊維・カルシウムを摂取する
基本的にはこの辺りに気をつけて食事をすればいいのではないかなという見解になっている。
ひとつづつ展開していこう。
○体の炎症を抑える
まず初めに大切なのは「体の炎症を抑える」ことにある。
体が炎症するというのはどういう状態かというと、発病に至るまでの少ないダメージが体にきている状態のことだ。
健康という意味でいうと炎症させないことが一番大切ともいうことができる。
わかりやすい例で言うと、桶にチョロチョロと蛇口から水が漏れていて少しづつ溜まっていくのが体の炎症で、蒸発する水分が体の免疫力や自然治癒力と言われるものと考えてみよう。
水はほんの少し出ている(漏れている)状態なら桶にはなかなか溜まらないし、自然乾燥でも消えていく。
出てくる水が少ないことが健康を表していて、水が溜まっても蒸発して無くなっていくことが体の機能がうまく働いているという証になる。
しかし、水が出続けるといつかは桶も満タンになってしまう。
満タンになって溢れてしまう時が、体でいう発病として感覚に伝わる時なのだ。
その時には多くの人が病院に行ったり寝込んでしまうことになる。
しかし、発病までの途中にも体は徐々にダメージを蓄積している。
桶に水が溜まっている間は少しづつダメージが溜まり、最後に身体の症状にあった病院に通うことになる。
つまり、炎症している体というのは目にも見えないほどのダメージが体に少しづつ溜まっている状態で、健康的な体とはいうことができない。
それは食事以外にも関係するが、食事も大きく影響する。
蛇口を閉めるのと同じように、炎症を止める努力が必要になってくる。
○食べる量を制限する
次は、意識的に「食べる量を制限する」ということについて展開していく。
今の食事方法は多くの場合、「一日三食と昼や夜中の間食」だろう。
しかし、それでは食べ過ぎになっているという現実がある。
周りを見てみよう。
普通に食事をしているだけなのに肥満率は高くないだろうか?
普通に「一日三食」食事をしているだけなのに。
つまり、一日三食というのは人間という生き物にとって多いということが簡単にわかる。
一日三食が今になっては当たり前かもしれないが、人間の歴史を見るとつい最近のことなのだ。
元々は狩猟採集時代から朝は働き、ひと段落したら昼食をとり、夜は少し贅沢をしてお酒やお肉を楽しむという生活スタイルが続いてきた。
その習慣がなくなり、一日三食という食事方法に変わったのは江戸時代と言われている。
今では一日三食が浸透し、一日二食になると困る企業がたくさんある。
例えば、朝食の代名詞でもある牛乳や食パン、バナナ、納豆などの消費量は激減し、それを専門に扱う企業が多い中、売上も下がってしまう。
しかし、健康面で言うと、肥満は死亡リスクや発病リスクをあげると言うのもわかっていて、現代の商品には糖類が多量に使われすぎていたり、添加物なしには語られなくなっている。
狩猟採集時代から続く人間のDNAには飢餓対策として糖類(高カロリーなもの)を求めるように進化してきた。
そのため、野菜よりもジャンクフードやラーメンといったものに興味をそそられ、ベジタブルバイキングよりも焼肉の方が売上を伸ばす。
外食店やテイクアウト料理に高カロリーなものしかないのはその方が売れるからなのだ。
企業は理念がいろいろあるが、最終的な目的な利益を追求することで、お金がないと企業として成立しない。
いくら綺麗事でいいように言い換えようがこれは資本主義や今の社会のあり方として変わらないことなのだ。
体の老化には「酸化」と「糖化」という2つのダメージがあげられる。
なので、たくさん食べる人は食べない人よりも老けて見えることは理解できる。
一日二食にすると、体の機能を食べ物の消化に使う分が減り、体の調節というメンテナンス部分に使う量が増え、見た目もスマートになり、老化しにくいというとても良いことが続くことになる。
一日二食は無理だなという人も昼食に食べるものを少し変えてみたりして体の体調を正してみる価値はあるだろう。
○腸内環境を整える
次は腸内環境について展開する。
腸内環境までは本を読むまで気にも留めていなかったが、食べた栄養を吸収しやすい物質に変えて吸収するところが腸であり、食事を考えて行く中で忘れてはならないものだったのだ。
腸内環境では栄養分の吸収やウイルスや細菌などの侵害を防ぐ役割をしている。
つまり、腸内環境を整えることで効率良く栄養を吸収して、ウイルスや細菌まで防いでくれるので病気になりにくくなる。
全身に栄養がいき、病気になりにくくなるのだから腸内環境を整えることは大切なのだ。
ではどうやって整えていこうかというところで、手っ取り早く善玉菌をチャージしてエサをたくさん与えてやるという方法がある。
乳酸菌と聞くと広告で良く聞いたり、ヨーグルトなどのパッケージで見ると思うが、腸内細菌の一種に当たる菌なのだ。
他にもぬか漬けや、キムチなどの発酵食品にも善玉菌が含まれている。
なのでそういった食べ物を毎日食べると徐々に善玉菌が腸内に定着していき、数を増やすことができる。
次は善玉菌の数をもっと増やすためにエサとなる食べ物を同時に摂取していこう。
代表的なもので言うと食物繊維やオリゴ糖などがあげられる。
食物繊維は野菜に多く含まれるので野菜の摂取量を多くすると簡単に解決させることができる。
さつまいもなどの芋類にも多く含まれ、栄養価も高くボリュームもあるので、白米の量を減らし芋類を食べることもおすすめだ。
オリゴ糖は長時間加熱の必要な料理には向いていないが、少し熱を入れる程度なら問題なくそのまま腸に入っていくと言われているので、砂糖の代わりにオリゴ糖を使うのもいいかもしれない。
たくさん砂糖を使う家庭はオリゴ糖に変えると少しコストが高くなるが、そもそも砂糖は肥満に直接影響するのでなるべく減らしたほうがいいものになる。
ちまたでは腸活が流行っていて、いろんな情報もあるので探ってみるのも面白い。
○食物繊維・カルシウムを摂取する
今の食生活で大切なのに不足しがちな栄養素としてよく上げられるのが食物繊維とカルシウムだ。
まず食物繊維から見てみると、血糖値やコレステロールの抑制、高血圧の予防、排泄機能の正常化など体の機能を向上させるたくさんの働きをしてくれる。
しかし、少し気を遣って食事をしないとなかなか十分な量を確保できないため、食物繊維を摂取するという気遣いをこめて食べるものを選ぶ必要がある。
次はカルシウムだが、人間でも他の多くの動物でも言えることだが、体が正常に動くためにはまず第一に骨が必要だ。
不足すると骨からカルシウムが奪われ生命維持に使われる。
つまり、カルシウム不足は健康的な体を簡単に壊してしまうものなのだ。
なのでカルシウムも食物繊維同様に気をつけて摂取しなければならない。
そう聞くと多くの人は「牛乳」を進んで手にすると思う。
しかし、それはあまり効率的ではない。
牛乳にはカルシウムが多く含まれているが、日本人は乳糖を体で分解できない人の割合が多く、お腹を下してしまう人が多いという事実がある。
また、カルシウムが多すぎて一時的な多量摂取になり、体は正常に保とうとカルシウムを流してしまうとゆわれている。
なので、カルシウムを摂りたいからと大量に飲んでしまうと逆効果につながる。
それよりは小魚をおやつに食べたり、食物繊維もカルシウムも含んでいる小松菜や海藻類を食べたり、カルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDが多く含まれているイワシやサンマ、キノコ類を一緒に食べることもおすすめだ。
筆者はそういうことを知り、「食べる小魚」などをおやつに食べることにした。
食塩無添加や減塩などいろいろなタイプがあり、塩分を多量に摂りすぎないこともポイントだろう。
ぜひ食生活を変えてみてほしい。