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読書報告その3 宿野かほる『ルビンの壺が割れた』

今月の読書報告です!
今月は宿野かほるさんの『ルビンの壺が割れた』。
こちらは、新潮社さんより出版されている小説になります。

男は、かつて婚約までしていたのに結婚できなかった女性をフェイスブックで見つけた。懐かしく思った男は、そんな彼女にメッセージを送ることにした。


こんな人にオススメ!

…難しい。
ミステリではないし、恋愛ものでもない。ジャンル分けがむずかしい…
しかし!

  • 長いものを読む自信はないけど、なにか読んでみたい

  • SNSのちょっと怖いところがみたい

  • 翻弄されたい

人にはとりあえずオススメしてみたい。

翻弄されたい人、とりあえずこのnoteはもう読まないで。
先に本を読んでまた戻ってきてください。
これ以上事前情報を入れることなく読むのです!!

翻弄されたい方は、もうこの本を探しに行かれましたね?よし。
ということで、長いものは苦手だけど、読んでみたい方。
こちらの小説は短いですよ。
200ページくらいです、だから中編くらいなんですかね…?
ただ、この物語は、男女2人のSNSでのやりとりで話が進んでいきます。
X(旧Twitter)の140字基準で考えると長めですが、少し長い手紙を交互に読む感じと言えば良いのでしょうか。
読書に挑戦してみたい方で、少し不気味な物語がお好きな方、試してみていいと思いますよ!

SNSのちょっと怖いところが見たい方。
う、うまく言えないけど読んでみて…ある種の怖さがあるから…
私は終始、眉をひそめながら読んでました。面白いぞ…

読んだ感想

今回も、なるべくネタバレをせずに書いていきたいとは思っていますが…
嘘です、ネタバレありです。ごめん。
ここまでこのnoteを読んでみて、この『ルビンの壺が割れた』を読んでみようと思われた方。
どうかお願いですから、先に読んできてください。
そしてあわよくば、その後このnoteの続きを読んで…

ということで、もう『ルビンの壺が割れた?それならもう読んだけど』『ルビンの壺が割れた、読むかどうか、まだ悩んでるんだよね…』という方しかおられないですね?あるいは、純粋に私の文章を楽しんでくださる方。

それでは続けていきましょう!

この本を読んだのは、実は今回で2回目でした。
ただ、前読んだ時の記憶が無い。
読み進めるうちにぼんやりと思い返されるものもあれば、まっっったく覚えていないことも。
やっぱり感想メモって必要だね!

あたりさわりの無いことしか言えないのだけど…
まさしく、ルビンの壺なのだと思う。
それは、読者である私たちから見た話と言うよりかは、この物語にてやりとりをしている、水谷と未帆子の2人が。
片や壺を見て、片や向かい合う人間を見ている。

また、最後の一言について。
私は、ずっと言いたかった本音を言えたのだと思いました。
被っていた猫を剥ぎ取って、心の底からの言葉を投げつけれたのだと。
きっと、喉元まで出かかっていた言葉をずっと我慢していたのだと。
私はそう感じました。皆さんは、どう感じられるのでしょうか。

そして。
どうしても語りたいが、重大なネタバレを含む内容なので、伏せ太くんの力をお借りしました。
この先は、既に読んだ方だけ読んでくださいね。お願いいたします。
https://fse.tw/9BPbJ3WV#all


当てにならない次回予告

新撰組史録を読み始めたよと言った前々回。
次はミステリ以外がいいねと言った前回。
当てにならないのは、3回目にして皆さんご存知かと思います。
だけど私は、これを辞める訳には行かないのです。
なぜなら、私にとって『この本を読みます!』という宣言や、読む本を選ぶ指標になっているから。
今、私の目に飛び込んできたのは!
…ミルの自由論。ちょ、ちょっと私には難しいって!!!せめてルース・ベネディクトの『菊と刀』だって!!!
お、桜庭一樹さんの『青年のための読書クラブ』も目に飛び込んで来ましたよ、いいじゃんいいじゃん。
…いや、一旦明るい本を挟んだ方がいい気がしてきました。
でも、私の好みがそうじゃないんだよな、私の好みで選んだら、どこかほの暗さが残るんだよ…
と、とりあえず、明るい本を読みたいとは思ってます!!という宣言をして、このnoteを締めることにしましょう。

さて、ここまで読んでくださったあなた!
本当にありがとうございます。
この記事や私が、まだ見ぬ素敵な出会いのきっかけになっていれば幸いです。
それでは、最後までお付き合いくださいました貴方に。
素敵なことが起こりますように♪

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