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お天道様ノ掴み方- 15
「何をしたらいい?」
「・・・血を流せ。夕よ。その、汝を染め上げる、赤い血を」
開口一番に、彼女は僕に、そう告げる。
「え!ち、血?!」
「そして、汝が寄越すのじゃ。妾に血を」
彼女の話は、いたく、簡単だが、同時に、えらく、猟奇的だった-
「えと・・それは?」
「何、慌てるでない♪」
彼女はそう言うと、彼女はちょこちょこと僕の背後へと周り、そして、同時に、僕の背中へ飛び乗った。すると、え
お天道様ノ掴み方- 14
「つまりは、どういうことなんだ」
僕は、彼女にわかりやすく、状況を説明してもらうために、開口一番に、そう、切り出す。
「うむ。実はの?そなたにはこの間話したであろう、例の、『アヤカシ』の気配が、最近またどうも強まってきているようなのじゃ」
「アヤカシ・・・」
怨念や行き場を失った魂の成れの果て- だったか。確かに、なんて、恐ろしい存在なのだろうか。
「何なの?その、アヤカシって」
「簡単に
お天道様ノ掴み方- 13
-やあ♪
いつ必要になるかは、この先も絶対に分からない、(自称)僕必殺の、爽やかな笑顔からモノ語りはスタートする。
キラキラと眩しく光るその笑顔は、まるで「太陽」で・・?女子たちのハートを鷲掴みに?- ・・なる予定であった。また、未定であった。そう。未来永劫的にな・・
そして-
夏の日の昼下がり。
女子と方を並べて下校-
更に・・・
「う、ウチに、来ない・・?」
それはそれは、果た
お天道様ノ掴み方- 12
「妖焔(カゲロウ)ヲ響カセテ-」
「・・はい?」
「だから!私は!あの時助けてもらった猫ちゃんなの・・」
冗談もここまでくると、さすがに笑えなかった。
響が猫?何を言っているんだ?
僕はただただ、呆気にとられ、響の発言に、ポカンとしている以上、他に何もできないでいた。
「信じてないでしょ!」
「・・まあ。その、何というかだな・・」
「わかりました。じゃあ・・!」
響はそう言うと、なんと