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親ガチャについて考える/兼業公務員への道92日目

こんにちは!まいこです。

わたしは、心理療法で幼少期の心の傷の

治療をしている頃、

年齢退行療法というものを経験しました。

そんな経験があるからなのか、

親ガチャ」という言葉

目にしたり、耳にすると、

敏感に反応してしまいます。

たぶん、モヤモヤした気持ちがあるんだろう。

と思い、記事を書いてみることにしました。


親ガチャ
子どもが親や家庭環境によって大きな影響を受けながらも、親を選ぶことができないという状況を、ゲームの「ガチャ」に例えて表現した言葉

Google AI



わたしは、休職中、
心理療法を行っている真っ最中
自分の両親に対して
ひどく腹を立てていた時期がありました。


なぜかというと、

自分が、

摂食障害になったり、

バーンアウトして休職したり、

子供達と、
幼少期に安定した
愛着関係を結ぶことができなかったのは


自分の親のせいだって思っていたからです。

自分の両親が

もっと懐の深い人だったら

こんなことにはならなかったのに❗️


って思ったからです。

年齢退行療法

年齢退行療法は、

催眠を用いて行われます。

催眠下で、
自分の心の傷の根源だと思われる
出来事まで遡ります。

私の年齢退行療法の経験の一部を取り上げ、
過去の記事でこんなことを書きました。

わたしは
赤ん坊でした。
泣くのが仕事でした。
でも
わたしは
「自分が泣いて
お父さんとお母さんを
困らせた。
自分は悪い人間だ。
お父さんとお母さんを困らせる
価値のない人間だ。
お父さんお母さんに
迷惑をかける
わたしは悪い子だ。」
と考えていました。

「わたしが泣くと
お父さんもお母さんも
悲しむ。
だから、
わたしは
死んでしまった方がいい
いなくなってしまった方が
いい存在なんだ。」
と心の奥底にインプット
していました。

年齢退行療法で
わたしは、赤ちゃんの頃の
悲しい記憶を
思い出しました。 
当時、うちの母は
精神的に不安定になっていました。
父は、私が泣くとイライラし、
母に対して、
わたしを泣き止ませるように怒鳴っていました。
そして祖母からは母に、
抱き癖がつくから
抱っこしてはいけない
と言われており、
母は
このような状況から
わたしが泣くと、
抱っこもできないわ
怒鳴られるわで、
どうしていいか分からず
大変暗い気持ちになっていたんだと思います。
これらのことが重なって、
わたしは
赤ちゃんの時の生理的欲求を満たすための
「泣く」という行為を
否定されたと受け止めてしまい
生きていく価値がないと思うくらい
ショックを受けたのだと思います。

この経験から
幼少期以降
悲しいことや怖いことがあっても

お父さんやお母さんを
不安にさせて困らせるような子は悪い子だ。
絶対に両親には言ってはいけない。

と思うようになりました。

幼少期から小学校にかけて
いじめにあっていたことも

本当のことを伝えると、
両親から愛されなくなると思い
両親には何も言えませんでした。

その抑圧された感情が
大人になっても私を苦しめていたことに
年齢退行療法を行ったことによって
気がつきました。


気がついたことによって、
私は両親へ「怒り」という感情を
抱くことになりました。


これは、
果たして気が付いたほうがよかったのか?



世間には
自分が抱えている現在の問題を
改善、解決するための
様々な心理療法があります。

もしかしたら
幼い頃の両親に対する怒りに
気がつかずに回復することも
できたかもしれません。


でも、わたしの人生は
過去を思い出すことによって、
傷を癒すという選択をしました。

今さら、そのことが良かったのかどうか
議論するつもりはないです。
なぜなら、当時の私は
この選択に導かれていったからです。


導かれるまま
治療を進めていく中で
わたし自身が
両親に産んでもらって良かった。
と感謝できる
きっかけとなるような
セラピーに出会うことができました。

それは私が
生まれる前まで遡るセラピーを
受けた時のことです。

生まれる前、
わたしの魂といわれるものは、
たくさんおかあさん達の前に立っていました。

「あなたは、どのおかあさんから、
産まれてきたいですか?」

と、どこかから声が聞こえてきました。
そして、わたしは、
今の母親を指差して

「このお母さんから産まれたい」

と言いました。

「どうして?」

とどこかから声が聞こえてきました。

「このお母さんから産まれたら
わたしは苦労するかもしれない。
だから、このお母さんから産まれたい。
 
とわたしは言いました。

催眠から目覚めた後、

もしかしたら、

わたしは
わたしの魂が成長するために必要なお母さんを
選んだのかもしれない
と思いました。


そうすると、
わたしの両親に対する
怒りは以前よりもずっと減りました。

むしろ、産んでくれたことに対する
感謝の心が産まれました。



幼い頃からあった
悲しかった経験や怖かった経験、
全ての経験には
意味があるのではないか?


今は、そんなふうに思えています。

心のことにこんなにも興味を持つ自分。

自分を見つめ直し、
自分の進みたい道を探し続ける自分。

過去の経験がなかったら
こんな自分には出会えてなかったと思います。

どんなに心のことを学んでも
実際に経験をした者の気持ちを
追体験することはできない。

わたしはそう思っています。

その経験をすることが
わたしには必要だったのだ。

今も母親とは噛み合わないことも多く、
なんでそんな言い方するんだろう🥲
と悲しくなることもありますが、

今、私はこの世に生まれて良かった!

そう思えているからこそ、
無条件に
両親へ感謝の念を抱ける
自分になれた
のだと思います。

親ガチャはあるのかな?

生まれる時の環境、
どんな養育者に育てられるか
どんな国に生まれるのか
どんな時代に生まれるのか
どんな生活環境なのか
お金持ちの家なのか…………….。

自分では決められない。
だから、親ガチャはあるだろう。
だけど、

自分は産まれてきてよかった!

と思える瞬間を得られたら、
その時点で、

もう自分を生きている。


親ガチャは
問題ではなくなっているのかもしれない。



催眠下で年齢退行する、
しかも産まれる前まで、
しかも、魂?
なんて話をすると、

セラピストさんが作った作り話なんじゃない?

とか思う人もいるかもしれません。

でもそれでもいいんです。

どんな心理療法も
自分に
大きな気づきをもたらしてくれることに
意味があります。

そういった意味で、
わたしにとっての年齢退行療法は 
大変意味のあるものでした。



【まとめ】
⭐️親ガチャはある。
でも、自分を生きている実感を持てると
親ガチャは手放せる⭐️


今日も読んでいただきありがとうございました!素晴らしい1日をお過ごしください。


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