5 一番最初はこちらです。 前回はこちらです。 目を覚ますとまたしても、保健室のベッドの上だった。 あの時と違ったのは、物凄い近距離で私の顔を見つめる間…
続きはこちらからどうぞ。 3 目が覚めると保健室のベッドに横たわり、一人起き上がった。 「5時限目!」 「休んでていいのよ、気絶してたんだから」 保健室…
0 「私はあなたと友達になりたい。あなたの顔を私は知らないけど、いつか、あなたと踊りたい。今は元気が無くても、いつか、元気になったら、あたしと踊ろう。そしたら…
蒼のカリスト@執筆アカウント
2024年10月3日 22:53
5 一番最初はこちらです。 前回はこちらです。 目を覚ますとまたしても、保健室のベッドの上だった。 あの時と違ったのは、物凄い近距離で私の顔を見つめる間宮さんだった。 目と目が合い、頭と頭が大きく衝突し、ドンと大きな衝撃音が木霊した。 「ご、ごめんなさい、まさか、起きると思ってな・・・ゴホッゴホッ・・・」 間宮さんは、咳を抑えられず、一人ベッドへと戻って行った。 私
2024年10月3日 00:00
続きはこちらからどうぞ。3 目が覚めると保健室のベッドに横たわり、一人起き上がった。 「5時限目!」 「休んでていいのよ、気絶してたんだから」 保健室の養護教諭からの言葉は、甘く甘美な美声により、ここが現実と即座に理解した。 「で、でも・・・」 「授業一つ出なくても、死ぬことはないから」 それ言っていいのかと突っ込んでしまいそうな心を押し殺し、私はとりあえず、ベッ
2024年10月1日 19:27
0 「私はあなたと友達になりたい。あなたの顔を私は知らないけど、いつか、あなたと踊りたい。今は元気が無くても、いつか、元気になったら、あたしと踊ろう。そしたら、きっと、こんな世界も悪くないと思えるから」 中学一年の夏、トイレで独り苦しむ私にそう言ってくれた人がいた。 こんな汚れた私でも、愛してくれる人はいるのだろうか? 最初は腹も立ったし、むかついたけれど、こんな私でも救われて良いんだ