悲しみの先にあるもの
皆さんは、「グリーフ」という言葉を聞いたことがありますか?以前に比べると、最近は聞く機会が増えてきたような気はします。でも、初めて聞いたよ、という方の方がもしかしたら大半かもしれません。
言葉の意味を調べてみると、Grief=深い悲しみ、悲痛、悲嘆と記されています。一般的に言われていることは、家族やペットなどの死による悲しみ。ただ、実際、グリーフは、死だけではなく、本当に私たちの身近にあるものだとも言われています。
私が、「グリーフ」という言葉を知ったのが娘の全盲が分かった頃。今から遡ること2015年。全盲と判明して、色々な感情を抱えながら、必死で自分の気持ちを落ち着かせようと、Googleで様々なことを検索していました。その中のひとつに、「グリーフケア」というものがあったのです。
ただ、当時は、今みたいにオンライン受講というのもなく、その頃からシンガポールにいた私は、生まれて間もない娘を連れて受講のために日本に帰ることも選択できず、オンラインの有無を問い合わせるも、受講ができるところは皆無でした。
そして、長い間、機会があったら「グリーフ」について学びたい、そう思っていたところでした。昨年、私の大好きな友達でもあり、尊敬する森田藍子ちゃんがグリーフケア養成講座をされるとのことを知り、彼女が主宰するGift Of Love Global Networkの養成講座1期生となりました。Gift Of Loveのメンバーの方のページも、是非ご覧ください。とても素敵な方々が多くいらっしゃいます。
藍子ちゃんは、グリーフの現場で15年に渡り、たくさんのご家族と実際に接してこられた方。私も、そんな藍子ちゃんに本当に助けられたうちの1人です。1番大変だった時にそばにいてくれた方だと思っています。力強く、そして優しく寄り添ってくれて、他の方がなかなか踏み込めないような領域にまで勇気を持って、愛で示してくれる、そんな彼女からグリーフに関して学べたことが本当に感謝でしかないと思ってます。
そして、今、この「グリーフ」が本当に必要とされてきた世の中になったなぁと私個人的には感じています。それは、コロナの状況も然りだと思いますが、私がグリーフのことを学ぶと決めてからの昨年末あたりから、周りの方から以前より「実はね、、、」と家族のことについて打ち明けられることが増えてきました。
グリーフは、私みたいな障害を持つお子さんを育てる家族にも当てはまりますし、病気と向き合っている方、離婚、別居、リストラ、など、さまざまなケースが当てはまります。そして、ご本人だけではなく、ご家族にも、それぞれのグリーフの形があります。その究極の形が「死」であり、私たちは、少なくとも、日々、その「死」に向かって進んでいます。
人の心のことを学んで4年が経ち、自分や受講生の「感情」というものをものに寄り添ってきました。どちらかと言えば、その方が見たくない、できれば感じたくない感情について、時間をかけて向き合ってきました。そして、今回、グリーフという、更に深い領域に入っていきます。
グリーフとは、特に正解はなく、それぞれの形に寄り添っていくものだと思います。そして、それは悲しみだけではなく、悲しみのその先にあるものをも、見ていくものに繋がっていくのかもしれません。その方のタイミングで、ゆっくりと、色々なことを感じながら、日々を過ごしていくことなのかもしれません。
今回、初めてグリーフに関するミニセミナーとシェア会を開催することになりました。すでに、クローズドでご案内させていただき、既に、ご予約が満席になりました。が、リクエストがあり来月も開催することになりました。どちらも、特別ゲストに来ていただきます。
【開催日】
🈵 2月16日(水)14時から(締切ました)
🈵 2月16日(水)21時から(締切ました)
⭕️ 3月14日(月)10時から(わずかに空きあり)
※時間は、全て日本時間になります。
詳細希望、お問い合わせがある方は、一旦、公式ラインにご登録いただき、「グリーフ詳細」とだけ送信ください。