【読生感想文】 自分の中に毒を持て 【岡本 太郎】
やたらと色んなところで、
オススメの本に出てくる印象。
そしてこの眼力。
説得力しかない笑
ごちゃごちゃ言わずに読んでみたんすわ。
のっけから引き込まれましたねー
特に驚いたのは、文章が読みやすい。
内容は予想通り、結構アグレッシブなことを書いてるんだけど、
句読点などの基本的な文章の区切り方や、
細かいワードチョイスというか、
言い回しが絶妙。
それでいて、
「死に対面する以外の生はない」
とか初っ端から出てくる笑
否定系なのにこの簡潔さ無駄の無さよ笑笑
小手先のセンスというより、
研ぎ澄まされた個性って感じ。
ちなみにこの本、
1988年刊行です笑
30年以上前の本やけど、
30ページも読まないうちに、
ここ5年以内に出た自己啓発本と同じ意味のこと書いてある。
それも簡潔に素早く。
この破壊的な攻撃力は確かにオススメされるわなーと笑
価値観ぶっ壊したい願望を期待通りに叶えてくれるというか笑
他にもコンプレックスやプライドに対する考え方とか、
坂本九さんとバッタリ会って飲んだ時の話とか、
おもしろくてスルスルどんどん読んじゃう笑
内容的に、
「ただの世間や常識に対する逆張りじゃない?」
と思うようなこともいくつかあったけど、
よくよく自分の向き合うと、
そうでもねぇなと思わされる。
とことん自分と、
「人間」という概念と向き合い続けた人の言葉だわ。
読み進めると間に入ってる挿し絵がこれまた良いんだ笑
本の内容も相まって、
ちょっと美術館とか行ってみたくなるんよねマジで笑
読みたくなるよね笑