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ケトジェニックダイエット中のライドで体調不良になった話

本記事には、(暴言とかではなく)汚い表現が含まれますので、
お食事中の方や、苦手な方はご注意ください。m(_ _"m)


◆またもやケトジェニックダイエット

(1)ハイハイハイハイ!デブりましたよ

2024年夏
よく食べ、よく飲み、よく太り。

安心して下さい。
はい、またデブリましたよ。

4月に一度74〜75kgくらいまでダイエットしたはずなんですが、
富士ヒルの6月頃には77kgくらいまで増え、
あとは坂道を転げ落ちるように
7月初旬に78kg
8月初旬に80kg
そして、
9月の頭に一気に84.8kgを叩き出しました。
そう、8月の一ヶ月間で一気に約5kgも増えてしまったことに。
ゴーヤーの唐揚げ、軟骨の唐揚げ、ポテト、ビール、
やりすぎた(汗)

このままいくと、
90kgまですぐに増えそうな気がして、
不本意ながら、ここらで一度ブレーキかけておかないとヤバい、、、
ということでまたもやダイエット。
(クソー)


と、いうことで、
私はもはや一般的なカロリーセーブやら、
ローファットダイエットでは、
負けてしまって全然痩せられない、
良くてトントン、のため、
糖質の摂取量をセーブする

「糖質制限ダイエット」

の中でも、
よりストイックに糖質をセーブして、

エネルギー代謝を、
糖質代謝から脂質代謝メインに切り替えますよ

という(合ってるかな?)
ケトジェニックダイエットを、
9月頭から「またもや」開始したのでありました。


(2)ケトジェニックダイエット

ケトジェニックダイエットは、
人によって、合う合わないはあるでしょうけれど、
おそらく、落ちます。
体重は。
(体脂肪はボチボチ。少なくとも体重は落ちると思われ)
わりと短期間で落ちてくれることが多いため、
期間を決めて、その期間だけは頑張る、
というあがきをするタイプなんです。わたしゃ。

調べていくと、
ネットに飛び交う情報の嵐で、
何が正解の情報なのか、
なんだかよくわからなくなりますが、
少なくとも、
糖質制限をしている最中は太りはしない。

(よっぽど食いまくらなければ)

誤解を恐れずに、私のざっくりした理解を書くと、

血糖値の上昇がなく、
脂肪を貯め込んでしまうインスリンがそんなに出ないから

だと私は思っているところ。
(実際のところは、ご自分で調べて判断して頂きたい)
とはいえ、

糖質を制限していても、タンパク質と脂質オンリーで、
消費カロリーを激しくオーバーする量のカロリーを摂取すると太る

という話を聞くのだが、
インスリンが出ないのに、どうやって脂肪を貯め込むのか
については、
私は今のところそこまで興味がなく、調べていません。

そして、糖質制限ダイエットでは、
空腹を我慢して狂いそうになることが無い。
(糖質が低い食材は普通に食べて良いので)

空腹と闘わなくて良い

ダイエットで、これは地味にでかい。

ただこのダイエット、
なんていうかクセが強いのは確か。
「食べちゃダメ・飲んじゃダメ」
という食材・飲料が滅茶苦茶 沢山ある。
と言うよりは、
逆に、OKな物の方が圧倒的に少ないので、
その食材の中でやりくりすることになるが、
そこが、一番の勝負所となる気はする。


(3)体重の推移

そんなこんなで、
体重の推移はこんな感じ。

体重(2024/09/02開始 ~ 2024/10/26現在)

約2カ月弱でマイナス12.5kg
一応現在もまだ継続中なのだが、もうそろそろやめます。
ダイエットに興味がある人はご存知かと思いますが、
糖質制限中は、
水分を蓄えるグリコーゲンが、体内から減っておりますので、
糖質制限を止めたとたんに、
またグリコーゲン体内に溜まり、そして水分を蓄え、
約1~2kgは体重が普通に戻るので、
実質は、マイナス10kg程度、というところでしょうか。
まあ上出来ではないでしょうか。

途中2度ほど、
クイっと一時的に上昇しているタイミングがありますが、
両方「飲み会」です。
普通に、何のセーブも無しに飲み食いし、
ガッツリ糖質も摂取しました。
(寿司とかポテトとか)

そのタイミングで、
ダイエットストップしようかな~とも思いましたが、
なんとなく、翌日からまた糖質制限を再開し、
わりとすぐに、ケトーシス状態に戻ったのだと思います。
(今回は、ケトスティックも、ケトン体チェッカーも使用していないので
 正確なところはわからず)

測定値がブレブレなのであまり、あてにはなりませんが
体脂肪率はこんな感じ。

体脂肪率(2024/09/02開始 ~ 2024/10/26現在)

体内の水分量の影響が大きいとは聞きますが、
朝晩の測定だけでなく、
私の使用している体組織計では
毎日かなりブレるので、目安程度。
それでも、スタート時が多かっただけに、
マイナス4~5%くらいは、達成している感じでしょうか。

お腹のポッコリ浮き輪肉はまだあるものの、
腰、背中のお肉がいくらか減ったのが、自分でもわかる感じです。
やはり男性は、内臓脂肪からきっちり落ちていくのですかね。


(4)ケトーシス中はハンガーノックにはならない説

さて、本題と言えばここからが本題です。

普段、普通に炭水化物(糖質+食物繊維)を摂取している人は、
糖質→グリコーゲンを主なエネルギー源としているわけですが、
糖質制限をして、糖質を絶つと、
身体が「やべぇ、エネルギー源が入ってこねぇぞ?」と気づき、
仕方なく、主なエネルギー代謝の回路を切り替えて、
脂肪酸をもとに(?)肝臓でケトン体というものを作って、
それを新たなエネルギー源とするらしく。
(めちゃ、ざっくりなので間違ってるかもですが)

そのケトン体代謝回路になった状態を「ケトーシス」と言い、
身体の脂肪もより燃焼しやすくなる、
とそういうことらしい。(たぶん)

いろいろ調べてみて、最終的には皆様個人で判断頂きたく、
素人だけに、決して断言出来ないのが心苦しいのですが、
繰り返しになりますが

ケトーシス(そういう状態の呼び名です)へと入って、
ケトン代謝回路へ切り替わった状態では、
身体は糖質をアテにしておらず、
代わりに脂質からケトン体を生成してエネルギーに充てている

ハズ。

そもそもハンガーノックとは
いわゆる急激な低血糖が引き起こすものだとしたら、
糖質をほぼ摂取しておらず、
「けっ!どうせ糖質なんか入ってこねんだろ?」
と、
糖質なんか既に眼中にないケトーシス中は、
「低血糖もクソも無い」
のではないか
と思ったりする。

代わりに脂質を、
ひいては、そこから生成されるケトン体
主エネルギー源として活動しているのだから。

ハンガーノック?ナニソレ

状態なのではないかと思ったわけで。
ルールルルルル。

マラソンとか、
さらに長距離を走る、ウルトラマラソンとかやる人が
敢えてケトン代謝にする、という話を聞いたことがあるけれど、

それだけ長距離を走る人が、
ある程度の長距離を無補給で走って
ハンガーノックにならない

というのが、
既に物語っている気はするが、
本当のところはどうなのだろう?

個人差はあるだろうし、
実体験したわけではないので、
なんとも言えなかった
わけだが、
理論的には、
私はケトーシス中はハンガーノックにならない説を信じていた。

ロングライド中、こまめに補給食を口にして、
エネルギー切れを気にする必要のあるサイクリストにとっても、
「それって無敵状態じゃん」
と思ったりしたわけで。


◆長距離ライドで体調不良(実体験)

(1)帰路の早々、体調に異変

先日、10月の天気が良い秋晴れの日、
というか、
秋にしては暑いくらいの日に、
久しぶりに荒サイを走ってきました。

暑いけど、
風は秋めいていて、心地良いなー
なんて思いながら、彩湖へ到着。
久しぶりにニョロニョロの前で写真撮影。

良い天気!

しばし休憩して、冷たい水を買って飲む。
(糖質制限中なので基本的にはお茶か水。スポドリは諦め)

ふぅ。もう帰ろ。
そうして帰り始めたわけなんだけれど、
彩湖を出発してわりとすぐに、
体調に異変を感じた。

体感的に、向かい風だったこともあるけど
(おかしいな、帰りは追い風だと思ってたんだけどな)
元気が全然出ない。
というか気持ちが悪い

それでも約12kmくらい、
「キッチンとれたて」までは
まだそこそこ走れたんですが、
キッチンとれたてでZEROコーラを飲みつつ休憩していても
やたらと心拍が高いまま
こわ。

天気が良すぎるのかなー。暑かった。

休憩しても、回復する気配がないので、
もう、超スローペースで
「なんとか自宅まで辿り着くこと」
を目標にして再出発。
ヘロヘロの超低速のため、
シティサイクルの後ろに着いても、
追い抜けないので、やたら気まずい。

それっぽい格好したサイクリストのくせに
早よ行けや!

と思われそうな感じ。
格好だけいっちょ前にしやがって、
という気恥ずかしさはあるものの、
身体が言うことを聞かないので、
何を思われようがどうでもよく、それどころではなかった。

ダメザンス

(2)吐き気がヤバイ!

あまりにヘロヘロなため、
途中、念のため携行していた、
ブドウ糖のタブレット

羊羹
を口にしようか迷ったのだが、
一度糖質を摂ると、
せっかく入っているケトーシス状態から
抜けてしまうことがあるので、
摂取しようか、しまいか、なかなか悩ましく。

一説によると、ケト中に糖質を摂取しても
その糖質から先にエネルギーとして消費されるので、
ロングライドとか、沢山のエネルギーを消費する時は
ケト中でも普通に糖質摂取してOKくさいんですが、
どうも踏ん切りがつかずに、
ブドウ糖タブレットはポケットにしまったままだった。


なんとか粘って荒川CRで低速走行を続け、
ようやく、自宅まで残すところ2km程度というところで、
いよいよ急に
ものすごい吐き気に襲われた。

とにかく、何度もオエっとなり(出ませんでしたが)
その影響で腹筋が攣(つ)ってしまい
吐き気と、腹筋の攣りの二重地獄に。

腹筋の攣りというのは、
マジでいかんともしがたい。
ふくらはぎ とかと違って、
なかなかうまく伸ばすことが難しいから。

そして、腹筋の攣りも激痛だったのだけれど、
それ以上に、あまりに吐き気がひどく、
このままでは
「公衆の面前でやらかしかねない」
と思い、
とりあえず、自転車を押し歩き、
一本、メインストリートから外れた道へと入った。
その時になんとか出来た、
せめてものの対応はその程度であった。


メインストリートから一本外れた道は、
立地の関係で、建物による日影がわりとあり、
その日陰を歩くことが出来たのだが、
日陰に入ると、若干気温が涼しく感じられ、
歩いている分には幾分かマシであった。

攣り対策としては、
とにかくどこかが攣った時のとんぷくとしては、
漢方の「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」だ
ということで、
携行していた漢方を日陰で服用する。

(一般的に漢方というと、即効性がないイメージがありそうだが、
 この、芍薬甘草湯に関しては即効性があるのが不思議。)

吐き気がしまくっているので、
なかなか厳しいが、
ボトルの中でぬるくなっていた
アクエリアスゼロでなんとか流し込んだ。

このまま日陰を歩いて行けば、なんとか自宅までたどりつけるかも

そんなレベルにまで、ヘロヘロになりつつ、
時に超低速で自転車に乗りつつ、
時に押し歩き、
なんとかかんとか自宅までたどり着いたのだった。


(3)自宅でもまさかの延長戦

フラフラになりながらシャワーだけは浴び、
ベッドに倒れ込んだ。

「ああ、助かった。
 あとは家でぶっ倒れて居れば良いんだ」

あとは、ひとまず寝てしまおう。
寝てしまえば、少しは体調も良くなるだろう。
よかった。
本当に良かった。
そう、心底ほっとして眠りについた。

はずだった。。。

ほんの数時間後、
強い吐き気と暑さで目が覚めた。
汗だくだった。

寝る時に、ひとまず窓を開けて寝たのだが、
とにかく、この日は秋にしては暑く、
そのせいもあったのかも知れない。

目が覚めてすぐにこう思った。
「なんだこの吐き気は。
 ヤバイ、このままでは吐いてしまう・・・」

わけもわからず、
フラフラとトイレへと向かい、
オエオエとやっていると、
あっという間に、腹筋が攣ってきた。

「もう、どないせいっちゅうねん」

暑い。
冷や汗なのか、よくわからない汗が噴き出す。
とっさに、
トイレに設置してある、壁掛け扇風機の紐を引っ張り、
電源を入れる。
風を浴びて、ほんの少し、
ほんの少ーしだけ、楽になった。


その間も腹筋の攣りは断続的に、継続しており
それに抗うように腰を反らしてみるが、
吐き気が襲ってきて、前かがみになる、
そんなことを繰り返していた。

二日酔いの時などは、
一度吐いてしまえば、ある程度楽になることが多いのだが、
吐き気はあるものの、
糖質制限中で、そもそもあまり固形物も量食べていないからか、
出るものは出ない。
むむむむむ。
なんなんだ、このプレイは。

そうこうしているうちに、
暑さで若干意識がもうろうとしてきた。
眩暈(めまい)である。

ヤバイ。
これはヤバイ。
ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ・・・。

そんな思考だけが、
頭の中をぐるぐるとめぐった。
完全にパニック状態であった。


そうこうしているうちに、
今度は下から、大きいヤツをもよおしてきた。

コニチハ

「なんなんだよ、こんな時に!」

心からの叫びだった。
だがしかし。
ボクたかし。

生理現象につき、待ったなし。
トイレなので、用を足すには別に困らないのだが、
その最中の吐き気にはどう対処したらええんや。

「もーいや!」

結局、
ええい!と便座に座ったものの、
あれだけもよおしておいて、
肝心の「モノ」がなかなか出てこない。
糖質制限中は、食物繊維が不足しがちで、
やや便秘気味になることも多いのだが、それか。

「くぉら!出てこんかい!」

きばってみると、また腹筋が攣った。

「ぎゃーーーー!
 よってたかって、なんなんじゃーーー!」

・・・。
いろいろと汚い場面を実況しましたが、
少しでも伝わったであろうか。
とにかく大変だったわけです。

その後は、
なんとか便が出た後、少しだけ楽になり、
またベッドに横になることが出来た。
そうしてまた少し寝たら、徐々に回復してきた、
という感じでした。

なんだ?
原因はウ○コだったのか?
スイッチはウ○コってことなんか?
うぉーい!


(4)結局ハンガーノックだったのか?

「ケトーシス中はハンガーノックにはならない説」

を信じていた私でしたが、
実体験として、これだけ体調不良になったわけで。

どんなメカニズムかは知らないけれど、
やっぱり、ハンガーノックになったのだろうか?
もしくは、糖質制限時、
糖質の代わりのエネルギーとなるケトン体の生成が追いつかずに、
結果的に、エネルギー切れになったとかなのだろうか?

体調が回復してから、
素人程度にではあるけれど、いくらか調べてみた。
結論から先に書くと、

私の素人予想では、ハンガーノックではなく、
血液が極端に酸性に傾いてしまった時に出る症状、
いわゆる「ケトアシドーシス」に近い感じ

に、なったのではないかと思った。

まず、心拍数についてだが、
ハンガーノック時は、心拍数が低下することが多いらしいが、
私の心拍数はむしろ上がりっぱなしであった。
(身体が尿と、呼気から酸を排出しようとするらしい)

そして主症状は、とにかく吐き気
加えて、
倦怠感に、汗をかくくらいの身体の蒸し具合に
若干の眩暈(めまい)。

ケトン体は、酸性であるとのこと。
なので、ケトジェニックダイエット中は、
尿酸値が爆上がりする。
(痛風体質の人は要注意)

つまるところ、
糖質制限中の主エネルギーである、
ケトン体の生成が追いつかなくなったどころか、
血液中がケトン体だらけになって、
酸性に傾き、

結果、オエオエマシーンと化す羽目になってしまったのではなかろうか。
ぎゃふん。


◆実は前にも一度似た経験があった

(1)春先の100kmライドで

遡ること数か月前。
3月末に、江戸サイを約100kmくらいライドした際にも、
実は、ほぼまったく同じ症状を食らったことがあった。
その頃も確かにケトジェニックダイエットをやっていた。
(しょっちゅうやってんな・・・)

思い返せば、
その日も、3月末にしては結構暖かく、
日差しの強い一日であった。

菜の花がキレイな日でした

その時も、
50kmくらいを過ぎたあたりから体調がおかしくなり始め、
気付いた時には、ライドしながら吐き気に襲われた。
オエオエとなって腹筋が攣り、
そのままではライドを続けられなくなり、
草むらに何度か一時避難をした。

基本的にサイクリストさん達は
みんな、同じ趣味のサイクリストに対して優しいので、
私がしんどそうにしていたり、
見るからに救護が必要そうな感じで
道端に座り込んでいたら、
サイクリストさんが通るたびに、
足を止めてもらうことになってしまいかねないので、
とにかく、他のサイクリストさんに心配をかけないように
気を遣う必要もあった。

道には背を向け、

春の陽気の中、ちょっと途中休憩しています

みたいな雰囲気をかもしだしつつも、
実は悶絶中、という・・・
それはそれは、しんどい帰路となったのを覚えている。


(2)症状・条件は、ほぼほぼ一緒

この3月の時の体験は、初めてのことであり、
いったいなんだったんだろう?
ハンガーノック?
まさかね。
と、自分の中で完全に蓋をしてしまっていた。

それが、今回の2回目の実体験である。
思い返してみれば、
今回の条件や症状と重なる点が多い。

「ケトジェニックダイエットとの
 因果関係がなんかありそうだな・・・、こりゃ」

と素人ながら、強く思うに至った。
なんとなく箇条書きにしてみるとこんな感じ。

・ケトジェニックダイエット中で、既にケトーシス状態に入っていた
・20km~30km程度のライドでは症状が出たことはなかった
・暑いくらいの暖かい日で日差しも強めだった
・ライド中もほぼ糖質の摂取はなし(補給なし)
・水分補給はしていたが、電解質補給は弱め
・50km以上のロングライドの途中から体調不良
・疲労感があり、力が出なくなり低速走行
・心拍数が上がったまま下がらない
・吐き気がきて、オエオエやっているうちに腹筋が攣った

うーむ。
こしてみると、
やはり、ある程度汗をかいたり
一定強度以上の運動をした時に、体調不良の波がきているように思った。

普段のライド中はミネラルウォーター飲まないんだけども

◆二度あることは三度ある

(1)室内練の後にもなった(涙)

体重もだいぶ落ちて来たし、

「もう少しでケトジェニックダイエットも、
 また一旦終了にしよう。」

そう考えていた私は、
さすがにこの間のことがあったので、
実走はまだ怖いので、
「実走でのロングライドはやめておこう」
と考えていた。

代わりに、気温も下がってきたし、
ということで、
久しぶりにスマートトレーナーを引っ張り出し、
バーチャルサイクリングアプリの代名詞である、
Zwift
を再開した。
Zwiftの値上げ後、はじめてのサインアップである。

朝に約23.5km程、有酸素運動的にゆっくり目にライドし、
そして迎えた夜。
遊びで、レースにでも参加してみよー
と軽い気持ちで、久しぶりにzwitレースに参加してみた。

直ぐに参加できるレースはないかなー
と探し、手ごろなレースを発見。
一周約2kmのコースを10周のレース。

どのカテゴリーで出走しようかな?
見てみると、
知らないうちに「レーススコア」なるものが導入されているではないか。
そのレーススコアによると、
私の参加推奨カテゴリは一番下のクラスだった。

「まぁ、順当にいけばそうだよな・・・」

と思いはしたものの、
それでビビッて、一番下のカテゴリで出走すると、
逆に、ひんしゅくを買うこともあるかも知れないしな、、、
と、悩み
「ダメならダメでいいや」
と、下から2番目のカテゴリにエントリーしてみることにした。

参加者は全員で22名
zwiftレース恒例の?
スタートダッシュがあり、最初は頑張って踏み
集団についていったものの、
一向に落ちぬペースに悲鳴をあげ、
2~3周を過ぎたころには完全に千切れてしまった。

皆さん、クソ速い。。。
「レーススコア」って結構あてになる数値だったんだな。
そう思った頃には、時既に遅し。
残りの周回が苦行と化した。

ただ、それでも
私の後ろにもまだ頑張って走っている人がいたので、
私も頑張って最後まで完走することを目指して、
それなりな強度でペダルを回していた。


(2)ラストスプリントでグロッキーに

ラスト1周を迎えて、
後方から、
明らかに私を追い抜くことをターゲットに
ハイペースで追い上げてくるZwifterさんがいるのがわかった。
その差45秒、40秒、35秒・・・。

ようし。
レースらしくなってきたではないか。
その心意気に応えて、ミニマムだけれど、
一対一の勝負をしようではないか。

そうして、
私もラスト1周、ややペースを上げた。

想定外だったのは、
そのZwifterさんが、思いの外ハイパワーを維持してきたことであった。
「ただただ、すげーな・・・」
という感想。
よくあのペースで回し続けられるもんだ。

確実に秒差を縮められ、
追い上げられているのがわかる。
だが、その根性を目にして、
敬意に近い気持ちの方が大きかった。


「これだけ追い上げてきてラスト、差しきれなかったら気の毒だな、、、」
 という気持ちと、
「いやいや、敬意をもって本気の勝負をしたらんかい」
という気持ちが入り乱れたものの
最後には、
やはり後者を選択した。

私もラスト周回で、
若干ペースを上げていたため、
ラストスプリントにまでもつれこまずに逃げが成功する可能性もあったが、
そこはさすが。
きっちりラストの直線で、ほぼ秒差を無くすところまでもってこられた。
ラスト、スプリント勝負。

「うぉりゃぁー!エスファイトー!」

結果。
0.9秒差をつけられて、見事にさされた。
あっぱれ。悔いはない。

清々しい気持ちと共に残ったのは、
止まらないゼーハーな呼吸と、
すこぶる最悪な体調不良、気持ち悪さであった。


(3)またもや同じ症状に・・・

もうだめや。
さっさと寝てしまおう。
(毎回、思考が同じだな)

そう思い、少しだけ呼吸がマシになってから
汗だくになった体を引きずって風呂場まで行き、
床にへたり込みながらシャワーを浴びた。

ライド中は、ドリンク代わりに
薄めのプロテインを飲んでいたが、
シャワー後には、気持ちが悪かったこともあり、
何もせずにそのまま倒れ込むように寝てしまった。

はずだったのだが・・・。


そういえば、その日の夜は思いの他暑かった。
数時間後に吐き気で目が覚めた
吐き気で目が覚めるって、本当に嫌なものである。

軽く扇風機を回して寝ていたものの、
身体はかなり汗だくであった。

「あ、これヤバイやつやんけ。」

すぐにわかり、トイレへと向かう。
向かう途中から、オエオエが始まる。
トイレに着き、すぐに壁掛け扇風機のスイッチを入れる。
後は、前回と同様。
オエオエ腹筋の攣りの繰り返し。
床にへたりこみたいが、
腹筋が攣って痛くてへたりこめない。

仕方なく、立ってガマンしているのだが、
立った体勢だと、
扇風機の風が頭に当たるのがまだ救い。
そう、救いはそれくらい。
あとは、もう打つ手なしのガマン大会

そのうち、眩暈(めまい)がしてきた。
前回後にいくらか調べていたので、
「これはきっと、血液が酸性に傾いているからであろう」
ということは頭にあった。
そして、状況が悪いと、
危険であるらしいという情報も頭に入っていた。

救急車・・・?

一瞬、頭をよぎった。
人生において、まだ一度も救急車のお世話になったことはない。
よりによって、
こんな、ある意味、自業自得な人災でお世話になる羽目になるのか、、、
クソー!

そんなことが頭をよぎりつつも、
実際はオエオエの連発で、あまり余裕はない。

そうこうしていると、一連のドタバタで
内臓がさんざん刺激されるからなのか、
またもや、
まさかのウ○コがしたくなってきた。
クソー!

「よりによって、なんでまたウ○コやねん!」

そんなことしている余裕はない!
でも・・・。
そういえば前回も、ウ○コした後、
すこし楽になったな、、、
と思い出し、

「ええい!ままよ!」

と、便座に座った。
既に思考がアッパラパーである。


(4)やっぱり頼みの綱はアレ

いざ、便座に座ってキバると、
前回と同様に、またもやウ○コがなかなか出てこようとしない。

「さっきの合図は何だったんだ」

って合図でもないか。
でも、他になす術もないので、きばる。
そして、その影響でまた腹筋が攣る。
ぎゃー!

そんなこんなで、苦労しつつなんとか任務完遂。
(任務ってなんやねん)

すると、、、
不思議なことに、少し楽になったではないか。
因果関係はまったくの謎。
だがしかし。

事実は小説より奇なり。
えなりかずき。

というわけで、
ケトジェニックダイエット中に、アシドーシスっぽい感じになってしまって
本当に困った時は、ウ○コです。
皆様。
(あ、ウソです。冗談ですからね・・・)


◆まとめ

「ケトジェニックダイエット実践中、
 ケトーシス状態ではハンガーノックにはならないであろう説」

を信じていた私ですが、
3月のロングライド時に1回、
10月のロングライド時に1回、
更に、室内でのZwiftレース後の夜中に1回と、
計3回、実際に体調不良に見舞われてしまいました。

繰り返しにはなりますが、
主な症状は

・心拍数が上昇したまま
・吐き気
・腹筋の攣り
・寝て起きたらかなりの発汗(脱水なのかな)
・だるさ
・めまい

・オエオエやっているうちに便意

でした。
いずれも、長時間のライドや、
高強度の運動の後に発生しており、
運動による影響、因果関係が疑われる状況でした。

私の完全な私見・個人的予想になりますが、
おそらく、
ケトーシス中はやはり「ハンガーノック」にはなっていないのだと思いました。
その代わりに、
高強度の運動をした場合には、血液が結果的に酸性に傾いてしまい、
ケトアシドーシスに似たような
なんとも体調不良に陥ってしまうのではないのかな、
と体験を通して、思いました。
(医学的知識・根拠のない、ただの個人的な予想ですけどね)

もちろん、ケトーシス中でもウルトラマラソンなどをこなせる人がおられるように、
身体が徐々にケトーシス状態での運動に慣れて、
体がケトン体をバランスよく、うまく使いこなせる、
超絶なケトン体質にまでシフト出来ているくらいの、
凄い人までいくと、話は別なのかも知れないな、
ただ、その途中の段階の人は、
やはり運動はある程度抑えめにして、
気を付けないといけないんだろうな、
と思いました。


糖質制限、及びその先のケトジェニックダイエットは、
普通のカロリー制限ローファットダイエットでは、
いまいちダイエットできないんだよなー、
という人の、
ダイエットの選択肢の一つであると私は思います。
事実、私はある程度の短期間で体重を落とすことには成功しています。

しかしながら、
メリットばかりではなく、デメリットについてもよく言われるようです。
(どんなものにも、大なり小なりデメリットはあるでしょうけれど)

そのデメリットの中でも、
人や状況によっては、体調不良や困った事態が
起こり得るということを、
恥ずかしながら、私は実際に3回も体験してしまいました。
つまりは、持久系スポーツにおいてケトーシス状態は無敵
いうわけではなかった(であろう)ということ。

特に、私と同じサイクリングを趣味にしている方や、
ランニング、マラソンなど持久系の運動を楽しまれている方も、
同様のことが起こり得やすいかも知れません。

以上、私のしょうもない体験の共有でした。

皆様の良きサイクリングライフと、ダイエットの成功を願っております。
長文にお付き合い頂きまして、ありがとうございました。


※最後に繰り返しになりますが、
私は一素人ですので、本記事に記載の内容は、
自分なりにインターネットで調べた情報などを基に、
個人的な思いを織り交ぜつつ記載しております。
医学的な根拠はありませんので、その点ご留意ください。

おしまい



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