"アカデミー賞とっちゃう自己紹介"がオススメの英語学習、という話
おはようございます。せんとです。
今日は簡単にオススメの英語学習方法について話したいと思います。英語学習の方法についてまとめたブログや本、はたまた参考書、研究結果などは山ほどあれど、「僕(せんと)にピッタシだった英語学習方法」というまとめはないので、今日は、
「こういう英語学習が僕にはフィットしました」
という話をここで書きたいと思います。そんな1/1(1分の1)の記事にニーズがあるのか?という質問は受け付けておりません。笑
英語は話せず、読めず、聞けず、書けずのジャパニーズ
英語学習方法についてのnoteを書いている自分ですが、日本生まれ、日本育ち、20才で初めてパスポートゲット!という自分です。数年前までは全く英語なんて話せない、書けない、読めない、聞けないというティピカルジャパニーズでした。
まじで、ティピカル(typical)とか単語の意味もわかりませんでした。笑
正直、今でも、こんな記事を書くほどの自信があるのか?と聞かれると、Yes!! とはいいきれません。しかしながら、通訳の仕事(アメリカ/ニュージーランド)をしたり、英会話の講師をしたり、2度の留学(アメリカ/オランダ)、海外での就業(アメリカ/イギリス/シンガポール)を経験しているということから、英語学習に関しての質問を度々受けるようになりました。
だから、今日は自分なりに、英語を学ぶ上での「目標設定の大切さ」と、効果があったな!という「オススメの英語学習方法」についてまとめてみたいと思います。
なぜ英語を勉強したいのかを可能な限り明確にする
この教材がいいよ!とか、こういう塾がオススメ!などHOW(ハウ)のところで伝えたいことは沢山あります。が、英語学習は、まず「目標の設定(GOAL)」について考えることがめちゃ大事!です。
忘れがちなことなのですが、「どうなれば英語が身についたと言えるか」ということをイメージしていないで、英語学習に入ると、これは本当に大惨事になると経験上思います。noteを書いている自分も「とりあえず、TOEFLの点数上げるか….」ぐらいのぼやっとした目標設定で英語学習を開始した為、1年間ほどスコアが上がらずとても困った経験があります。
どうなれば「英語が身についた!」とあなたは言えますか?
例えば、以下のような目標(ゴール)たちがいます。
英語で映画が見れるようになりたい
旅行者に自分の町で道案内をしたい
ハワイにある大学でビジネスを学びたい
イギリスの旅行会社で働きたい
上の4つの例は、同じ「英語を身につけたい」という目的でも、そのゴールを目指すプロセスは大きく異なると思います。ちなみに、一つ目の「英語で映画が見られるようになりたい」はいい線のゴールですが、少しわがままをいうのであれば
2020年の5月までに「プラダを着た悪魔」を、
英語字幕なしで理解できるようになりたい
というような、具体的かつ計測可能、そして期限が決まっているような目標であればより達成できる可能性が高いと思います。可能な限り、リアリティーをもってここの目標設定をすることが、その後の英語学習の進捗を決めることになります。
余談ですが、僕は大学一年生の時に「プラダを着た悪魔」を教材にして英語学習をしていて、おそらく50回はこの映画を見返しました。その当時は、それが僕の目標へのアプローチとしては遠回りだとは知らずに....
測れないものは、向上できない
「英語で誰かとコミュニケーションができるようになりたい」
という目標は、素敵ですが、僕のような純ジャパにはとてもストレッチした(高望みの)目標でした。
なぜなら、コミュニケーションとは「誰かと掛け合いながら進んでいく会話」です。相互的なコミュニケーションは自分がコントロールできないことが多く、基礎的な英語学習の目標にするのには不適切だと個人的には思います。
それに会話だと状況やその場文脈、ボディーランゲージもあるので、それに助けられて、話せる気になって終わる、ということが多々あります。余談ですが、ピータードラッカーの言葉に
"If you cant measure it you can't improve it"
「測れないものは、向上できない」
Peter Drucker
その為、自分がコントロールできるものにきちんとフォーカスして、一歩一歩話せる内容を増やしていく必要があります。
英語が話せるようになる、アカデミー賞受賞スピーチトレーニング
言語には4技能(読み、書き、聴く、話す)があると言われますが、僕はこの「話す」一番、好きで得意です。そして、英語が「話せる」ようになるために、というトレーニングに対しての需要が一番高そうなので、僕がやっていた英語を話すためのトレーニングを紹介したいと思います。
自分は「1分程度の自己紹介を20種類出来るようになる」をゴールとして目指してトレーニングしました。これ、どこかで聞いたんですよね、でもソースは忘れてしまいました(すみません)。
僕の英語学習方法は、一言で言うならば、
自分の自己紹介を、体が覚えるまでやりましょう
1つや2つではなく、20レパートリーぐらい
です。本当にこれをやっていました。ただ、単純に自己紹介をなんども繰り返していても詰まらないので、考えた結果、
自分をブラピ(イケメン俳優)だと思い込んで自己紹介する
という方法に僕は至りました。(どこがブラピやねん!というご批判は甘んじて受けます。そう思った方は、コメント欄にご記入ください)
ブラットピットは、主演したマネーボール(2011)以来のファンです
彼ならこう自己紹介する!ぐらいな気持ちで練習しました
アカデミー賞受賞スピーチトレーニングの流れ
イメージとしては以下のような流れです。
感情を込めて、アカデミー賞をとるぐらいの気持ちでスピーチする
はい、とてもシンプルな流れです。6になると、もはや言葉はいらない次元なので、英語学習とも相反するところがあります。笑
ポイントとしては「役に入り込んで自分の自己紹介を体得しましょう」ということです。何となく話せる/覚えているというレベルであれば、英文も定着しないし、パッと聞かれたときや、話題が来た時には、瞬時に反応できません。しかし、その自己紹介のストーリーがもはや自分の体に染み込むぐらいまで読んでいると、不思議と余裕をもって話せるようになります。
例えば、僕が20年間程続けている「野球」(好きなスポーツ)が僕の一つの自己紹介のテーマですが、それについては、こんな感じの文章を作って、それを記憶してスピーチ出来るようになるまで繰り返しました。
最終段落の "Look back on my decision …あたりで涙を...><...笑
という感じですね。このスピーチをするときは、はじめはスクリプト(原稿)を読みながらでいいですが、可能な限り早い段階で覚えて話しましょう。上の文章であれば、最後の段落の "Look back on my decision, that was quite tough…”あたりで、もう感極まって涙を流し始めていますね。はい、アカデミー賞受賞式の会場も僕の涙につられて「ahh…嗚呼…」という感じになることでしょう。
こんな野球少年だったとは、ブラピもびっくりでしょうね。
ちなみに、好きなスポーツ以外にも、好きな観光地、お気に入りの場所、好きなご飯、家族との思い出、自分の興味ある学問、オススメの漫画、自分の小-中-高校生時代、初デート、好きな野球チーム(また野球かよ)、などを書き出して、すべて1~2分間程度で話せるようにしました。
話す内容の英作文には何か難しいことや、面白いことを書かなければいけないわけではなく、自分の具体的な経験と、その時の気持ちを作文するだけで十分です。最初のうちは「これどう表現するの?」という内容もたくさんあるので、Google翻訳を見ながら助けてもらい、作文をしていました。
自分の中で20個のトピックについて話せるようになると、その中で共通する言い回しや、表現なども身についてきて、日常の会話の中でも余裕を持って使えるようになってきます。
個人的には感傷的になったり、涙流したり、興奮的になったりして感情移入する方が、その文章もすごく自分の中に入ってくるので、そういうような文章を書くようになっていました。
実は、感情的な自己紹介は日常でよく使われたりする
さて、ここまでは「自己紹介は感情的にオーバーリアクションでスピーチしましょう!」と繰り返し伝えましたが、あながちこれは、トレーニングだけでとどまらなかったりします。
留学していたアメリカやオランダ、現在働いているロンドン(英国)では、実はそういう自分のストーリーや原体験をシェアするような会話/機会は、日本語以上にたくさんあるので、「アカデミー賞」などと非現実的なテイストで名前をつけましてが、意外とプラクティカル(実用的)かもしれません。加えて、
英語は比較的に自分の感情表現がしやすい言語であり
エモーショナルな会話に対してとてもオープンである人が多い気がする
と個人的に感じています。だからこそ、こちらが「少しオーバーかな?」という程度の表現は、意外とこちらの人にとっては当たり前でなのかもしれません。なので、この自己紹介のトレーニング方法は、相手との距離を縮めるという視点からも有効だと思います。(注1)
だからこそ、一般的に少し奥手なコミュニケーションが多い日本人が海外で存在感ある自己紹介をするためには、いいトレーニングだと思っています。
「英語学習」=「筋トレ」
こんな詰め込み教育系の学習はどうなの?もっとスマートな方法を教えてよ!という質問/意見が出そうですが、個人的には、詰め込みこそ、英語学習には必要だと思います。(古い、笑)
繰り返しますが、英語は筋トレです。毎日続ければ、少しずつ伸びていく。筋トレ同様、ある程度の負荷がかからないと、居心地がいい有酸素運動で終わってしまって、筋肉はついてきません。
そうです、いくらアンハサウェイが綺麗だからといって、プラダを着た悪魔のワンシーンを繰り返し見ても、TOEFLの点数は一向に上がりません。涙...
もちろん、腹筋ばかりしていると、乳酸溜まるし、飽きてくるから、たまには、腕立てやベンチプレス、ときにはトレッドミルもやってみて別の筋肉を鍛えてみるのもいいです。ただ、腹筋を強化したいなら、やっぱり腹筋しないといけないので、それをしっかり反復して追い込むことが大事です。
あと、「アカデミー賞を取るぐらい感情を込めて」というところは、自分を楽しませる工夫、という側面もあります。英語学習は辛いです汗。ただ、辛い筋トレも「この音楽を聴きながら」とか「Youtubeを観ながら」など、楽しめる要素を活動に盛り込むと長続きしやすいですよね。加えて、楽しめるような余裕があるときほど、英語の定着も早いですし、何よりも長続きすると思います。
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はい、今日は、僕が実際にやっていた英語を話すための学習方法についてまとめてみました。実はこれは、初級編なので、また頃合いを見て、中級、上級についてもまとめてみたいと思います。
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(注1)英語がオープンな言語で感情表現が豊かだ、というのは、僕の個人的な経験からくる、一意見です。もちろん、そういう感情的なコミュニケーションを好まないような英語話者の友人もいますよね。
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ご笑覧いただき有難うございました!英語学習にご興味ある方は気軽にメッセージください!^_^
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Photo - Aaron Poole / (c) A.M.P.A.S.
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