エグみの強いあの“寂しい”を分解してみた
サラリとした“寂しい”とエグみの強い“寂しい”
引っ越しでこの街を離れるのが寂しい
コロナ禍でなかなか会えなくて寂しい
ピンチの時頼ってもらえなくて寂しい
好きなアニメが完結して寂しい
お誘いがかからなくて寂しい
夏の終わりが寂しい
お世話になった人とのお別れが寂しい
※ある人の中で自分の優先順位が下がって寂しい
パッと思いつく寂しいを並べてみたけれど、※の寂しいは特に根が深い“寂しい”だなと思うし、メンタルアンヘルスとの親和性が高い感情だと思うので、ちょっと胸が痛いけど、実例を思い出しながらその“寂しい”を構成する感情と向き合ってみました。
エグみの強いあの“寂しい”の構成表
寂しいってとっても便利な言葉で、ドロドロしたエグみの強い感情をオブラートに包んで“寂しい”に代表してもらうととってもマイルドに波風立てずに会話を進めることができ、平素より大変お世話になっております。
例1)Aさん
職場の人間関係がうまくいかず、転職するしないの相談?と人間関係の愚痴を何ヶ月も聞いていたのに、転職してその悩みが小さくなったら急に連絡の頻度が減って寂しかった。
例2)Bさん
彼氏が浮気していると泣きながら長電話してきたり、休日はよく一緒に遊んでいたが、浮気しない新しい彼氏ができた途端に休日は遊べないとなって寂しかった。
それを他の友人に話す時「なんか最近Aさん/Bさんと距離が出来ちゃって寂しいんだよね」と、寂しいオブラートを活用するけれど(だってあんまりエグみの強い表現使うとヤベェやつだと思われちゃうしw)、本音の内訳はこんな感じ。
うっわー!モヤモヤする(※2)
あんなに話聞いてあげたのに(これが99%のケースも)
おいマジか(ショック)
ふざけんな(怒り)
寂しい(オブラート機能のみの場合も正直言うとある)
※2、このモヤモヤもオブラート機能あるんでまた別の機会に分解してみようと思ってます。怒りとかいいように利用された感とかで構成されてるんだろうなぁ。
互助会員さんのお話
愛聴PodcastであるOverthesunが昨日更新されまして「寂しいと思うこと」をテーマにしたお便りが何通か紹介され他のが、上記の分解をやってみようと思ったキッカケです。
赤べこのようにうなづいて、思わず巻き戻して聞き直してしまったのがこの話。(このデジタル極まりないpodcastにこの“巻き戻し”表現が妥当か問題は置いておいて)
そうなんですよね。この話って、いくら仲のいい友達と話すにしても(笑)をつけないと収まりがつかないというか何というか。
藤子からもありがとうございます。
これまで感じた寂しさの中で脳内メモリー500GBくらい占拠してるのがこのタイプの寂しさなんだけど
なかなか人に言えなくてモヤモヤしたまんまだったのを、グラフにして吐き出したらちょっとスッキリしました。
柿山さんの“幸せの黄色いおかき”、もし発売されたらすぐ買いに行こっと。
悲しいことも寂しいこともやるせないこともたくさんあるけど、おかき食べて乗り切りますかね。うん。
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