ある施設でのはいせつケア相談
昨日、ある施設でのはいせつケアの講習と相談を受けました。サービス付き高齢者向け住宅です。
施設マネージャーの方は、しっかりと介護理念を持ってされている印象でした。最後の言葉は、「この介護理念を一緒に話せる人が少ないんです」と笑顔でした。「さっきおっしゃったように、業務量を軽減させたかったら、ケアに少し時間がかかってもその後が利用者も自分たちも楽なのが分かっているのに・・・」
入所されているからの身体状況、性格、水分量、何がこの人の問題点かを明確にすること。すべて答えられる。日勤帯の方は、たぶん答えられると思いますとのこと。
その入所されている方は、性格が難しく、介護度が高い。はいせつケアを最小限の動きでして欲しい。しかし、尿漏れが多いから、何か方法がないかという相談でした。
パットのことやつけ方、姿勢などを話しました。しかし、最終聞いてみると、夜の6時から朝の8時まではいせつケアの交換がないということが分かりました。え~。その人は、サービスは入れない・・・。それと陰茎がすごく短い、位置が定まらずだら~と漏れてしまう。
どうしようもないと思いながら、漏れるときには寝返りをされるときだと話しています。はいせつケアのサービスが入れられないかなど、その施設にケアマネが来てくれるようになったのでだいぶ、いろいろと考える事ができましたと。
自分の無力感と経験がないこと、そして、それ以上考えられないことがいっぱいあることを知りました。
マネージャーの方も分かっておられるのは、適切なケアをしたらもれることがないと。その夜勤帯の人材の申し送りのシステムが難しいと。いろいろなはざまで、自分の無力感と現場の状況
どうすればいいのだろう。希望の光は、マネージャーがしっかりとケアを見据えて考えてくれていること。
この施設には、今後もしっかり関わりたいそう思える場所でした。
一緒にはいせつケアを考えてきたいということともっと利用者が楽、それは、自分たちが楽に、最初に丁寧にケアすることでつながることだということをしっかり考えていきたい事。
そう学ばせていただいた1日でした。