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あらゆるストレスを解消する方法「線引きスキル」〈解説編〉第七章

 ども。
 線野ひいこです。
 線を引くのが特技です。
「線を引ければ、人生ラクになる」が持論で、あらゆるストレスを解消する方法「線引きスキル」を提案しています。

最初の記事(「はじめに」と全体の構成について)はこちらです。

 今回は「線引きスキル」〈解説編〉第七章です。



第七章 承認欲求を解消するために

 この章では、「線を引けていない人」にありがちなストレスの中で「承認欲求」をとりあげます。というのも、この「承認欲求」は、私が使う「線の向こう側の他者」という言葉の説明にもなるからです。

「線の向こう側の他者」って結局だれのこと?


「承認欲求」とは、誰かに認められたい、という欲求です。
 では、「誰か」って、誰のことでしょうか?

 いったい誰に認めてもらえたら満足できるのでしょうか。
 世間でしょうか?
 パートナーでしょうか?
 母親でしょうか?

 ここでいう「誰か」は、「線引きスキル」で説明すると「線の向こう側の他者」ということになります。 とにかく「自分以外の誰か」に認められたい。
 この承認欲求は、「線を引けていない人」の特徴でいうと主に①と④にあたります。

特徴① 線の向こう側の他者を、自分の思い通りに動かそうとする
「誰か」=「線の向こう側の他者」に自分を認めてほしい
特徴④ 線の向こう側の他者に、自分を委ねてしまう
「誰か」=「線の向こう側の他者」が認めてくれたなら幸せ、そうでなければ不幸となっている

「誰か」つまり「線の向こう側の他者」は、自分がコントロールすることはできません。でも「線が引けていない人」は、いつまでも「線の向こう側の他者」を求めてしまう。無理なのに。

 では、ここで質問です。
 この「誰か」って、本当の本当は誰のことだと思いますか?
 承認欲求のある人は、いったい誰に認めてもらいたいのでしょうか?


生まれてから死ぬまで、ずっとあなたと一緒にいる人


 ヒントです。
「誰か」というのは、生まれた瞬間から死ぬ瞬間まで、ずっとずっとあなたと一緒にいる人です。誰でしょう。

 そう、「自分」です。
 他の誰でもありません。

 本当に見てほしいのは、線の内側にある「自分」。だから、線が引けていなくて、線の向こう側の他者を求めていると、永遠に承認欲求は無くなりません。仮に誰か(世間、上司、パートナーなど)に認めてもらえて、一時的に満足したとしても、いつかまた同じことを繰り返します。

 自分で自分を認める。全肯定する。これができていることを「自己肯定感が高い」といいます。「自分のことが好き」ともいえます。
 自分は、ずっと自分と一緒です。四六時中一緒にいるし、死ぬまで一緒。自分で自分を認めることができたら無敵です。

 しかし、「自分で自分を認める」って、言葉は簡単だし、言ってる意味もわかるけど、「線を引けていない人」にとっては非常に難しいことです。


「自分で自分を認める」の勘違い

 そこで、何か資格を取ったり、技術を身につけたり、学歴を求めたり、といった付加価値をつけて「これだけもっている、これだけ頑張った自分」を認めることを「自分を認める」ことだと勘違いしてしまうことがあります。これは違います。ある程度「自信」にはなると思いますが。
 なぜなら、「なにか付加価値があるなら自分を認められる」ということは裏返すと「その付加価値を失うと自分はダメだ」ということになるからです。
 このパターンは「線を引けていない人」の特徴④にあたります。頑張っているんだけれど、これもまさに「線を引けていない人」の特徴なのです。

特徴④ 線の向こう側の他者に、自分を委ねてしまう
資格/技術/学歴などは「線の向こう側の他者」。これが有るか無いかで自分の価値が左右されている。

だから「線引きスキル」を身につけよう

 では、承認欲求を解消するにはどうすればよいのでしょうか。
 これもまた「線引きスキル」を身につけて、「線を引ける人」になることで解消します。「線を引く」練習をすることで「自己肯定感」が生まれるからです。

 線引きができれば、線の内側(=自分)ですべて完結できるから、「線の向こう側の他者」は必要なくなります。ということは、「承認欲求」も無くなります。

 と、言われても、イマイチ納得できないかもしれないですね。「線引きスキル」を習得するのはコツコツと練習することが必要で、一朝一夕にはいきませんが、必ず変わります。一瞬で叶う魔法ではありませんが確実です。



「線引きスキル」を習得することで、「自己肯定感」が生まれ、自分が好きになれて、自分らしく生きられるようになる。この仕組みについて、次の最終章で解説します。 

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