【ネスペ4問】スパニングツリープロトコルSTP(ネットワークスペシャリスト)
この問題では、スパニングツリーの問題をネスペR06~H21から搔き集めました。
スパニングツリーは、ネットワークのループを検知して防ぐプロトコル。ネットワークは複雑で網の目のようなので、必ずループはあります。パケットがループを巡回するといつまで経っても届きませんからね。
なお、私の全てのNoteは、学生時代の独学合格体験、大学・IT専門学校での授業経験に基づいて作っています。受験者としても教える側としても実績があるので、少しでも信用して頂けたら嬉しいです。
それでは始めましょう!
\私の3ヶ月の学習記録/
STPの用語問題
スパニングツリーは、ネットワークのループを解消するプロトコル。
ブリッジは、一定間隔でBPDUパケットを交換してネットワーク構造を把握します。起点となる「ルートブリッジ」と云い、ループの原因になるポートを「ブロッキングポート」と設定するのも特徴です。
なお、スパニングツリープロトコルをSTPと書いてはみましたが、LANケーブルのSTP’(シールド有のツイストペアケーブル)と同じなのでご注意を。>回線のNote(準備中*)
正答はエ。「ルートブリッジ」には、優先順位「プライオリティ」とMACアドレスの双方が小さいものを選びます。
ア:データリンク層なので、ルートブリッジと呼ぶわけです。
イ:文意は、複数経路に同時にフレーム転送して転送速度を速くする技術を指していますが、「リンクアグリゲーション」の説明です。>ネットワーク機器のNote(準備中*)
ウ:ブロードキャストは送ります。ループしなければ良いので。
正答はウ。消去法で正解してください。>VLANのNote
ア:BPDU:スパニングツリープロトコル(STP)で使うパケット。
イ:GARP:スイッチやブリッジに関する設定を登録するプロトコル。VLAN設定の共有に使われます。>GARPのNote(準備中*)
ウ:MSTP:複数のVLANをグループ「インスタンス」にまとめて、スパニングツリーを作って伝送を効率化します。>VLANのNote(準備中*)
エ:RSTP:ネットワークの障害や変更があった時に、素早く再計算できるプロトコル。STP(スパニングツリープロトコル)にR(rapid、素早い)が付いています。
正答はエ(SDN, OpenFlow)。
さて、ア~ウからスパニングツリープロトコルはどれしょう。
ア:SDN及びOpenFlow。ネットワーク機器の制御をソフトウェアで行います。>SDNのNote(準備中*)
イ:SNMP。「ネットワークの性能管理」「MIB」で判断します。>SNMPのNote(準備中*)
ウ:IPFIX。ネットワークの通信量(トラフィック)の情報を取集するプロトコル。
エ:STP(スパニングツリープロトコル)。「ループを検知」で判断します。
SNMPとIPFIXの違いについて。
SNMP:ネットワーク「機器の監視」メイン。インタフェース層のみで動く。
IPFIX:ネットワーク「通信の監視」メイン。3層で動く(データリンク, ネットワーク, トランスポート層)。
スパニングツリーを作る問題
正答はエ(DとE)。
各ノードからAまでコストが最小になるルートを書き出します。
B→A:1
E→B→A:3
D→E→B→A:6
C→E→B→A:4
他の経路ではコストが大きいのも、確認してくださいね。
以上より「隣接するノード」は、AとB、BとE、EとD、EとC。選択肢と比較すると、正答はエ(DとE)。
まとめ
お疲れ様でした!
「ルートブリッジ」「プライオリティ」に、簡単な計算問題など少しバリエーションはありますが、学ぶことは少なかったですね。だから他プロトコルと一緒に選択肢に表れることが多いのかと。
今回のネスペAMIIシリーズでは、全ての問題を分類して作っているので、出題されたプロトコルを網羅します。色んなNoteを色んな順番で繰り返し読んで頂ければ、そのうち網羅的な知識が身に着いてる状態になります。
AMIIを余裕通過、PMI・PMIIへの準備が整うよう、学習を進めてくださいね。
次は >ルーティングプロトコルのNote(準備中*) でお会いしましょう。でわでわ。
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