【ネスペ午前2対策】無料42Noteへの道案内(ネットワークスペシャリスト)
このNoteでは、ネットワークスペシャリスト午前2対策Note42個への案内をします。
各Noteへ順番に行きたい方は、一覧表を使ってください。
ジャンルで学習したい方は、全10章に段階的にまとめました。各章始めにも一覧を載せ、さらに学習する心得も書いておきました。
42個のNoteは、私が分類に1週間、作成に2ヶ月近くを費やしました。一所懸命に作ったので、ぜひ合格に役立てて頂ければ嬉しいです。
最後にすみません。少し盛りました。午前2の最後3~5問はネットワークと無関係な問題が出るので抜きました。よって、Noteに乗っているのは全375問ではなく、320問前後が正確です。
とはいえ、午後2の6割通過どころか、8割通過も全く問題ないので、信用してくれたら嬉しいです。
それでは始めましょう!
\私の3ヶ月の学習記録/
全Noteへのリンク一覧
ネスペ午前2対策Note42個のリストです。
以下のように難易度・重要度をつけてみました。学習する時の意気込みの目安にしてくださいね。
☆☆☆(18Note):簡単に午前問題
★☆☆(15Note):午前知識でOK
★★☆( 7Note):ネスペの基盤
★★★( 2Note):ネスペで最重要
以下が一覧です。
大体はテキストの章構成にしていますが、一部順番を変えています。なるべく順番にすると良いです。
第一章:基本量の計算問題
ネスペではあまり計算問題はでません。
たった2テーマ。
FEやAPで悩んだ方は、一安心かもですね。とはいえ「完全に捨て問」にしちゃうと、午後問題に出た時に「失点確定」のハンデを負うので少しはできるようになっておきましょう。
あと「計算」ではないですが、「回線が足りるか」「どの経路を通るか」を問う問題がありますが、第三章に配置しました。>経路の計算問題(3問)
>呼量アーランの計算問題(2問)
H23, 26, 29, R04と3年周期とするとR07に出るかも。午前問1に出て、午後にはH23午後2に出ただけでした。
ポイントは2つ。
呼量「1アーランとは、1回線が耐えられる通話量」と理解
呼損率と回線数の関係表の見方を理解
>データ量の計算問題(4問)
回線速度・送るデータ量・送信時間の「みはじ」関係。FEやAPレベルの問題。
第二章:電気通信の方法
通信の細かい部分の問題です。
通信には手順やノウハウがあります。
私たちが電話で「もしもし」と言ったり、ファミレスで「ご注文を確認します」と復唱されたりするのは、「通信できるか?」「間違ってないかな?」と確認する手順ですよね。
通信でも、伝送の開始と終了・誤りがないか・回線の技術・回線を効率よく使う技術があるんです。
>伝送手順・誤り制御(2問)
午前対策と割り切って良いです。
知識はFE・APレベル。
伝送手順:ベーシック, HDLC手順
誤り制御:パリティ, CRC生成多項式, ハミング符号
圧縮:ランレングス/ハフマン符号化
>回線の最新と基礎(6問)
昔から変わらない技術と最新技術が混合されて出ます。
変わらない技術は光ファイバのモード(シングル・マルチ)など。最新技術は、5Gなど。逆にダイアルアップ、IDSM、ADSLなどは随時出題されなくなります。
ネスペの午後問題を見据えると、重要なのは回線速度と最新技術。
とはいえ、「1000Base何たらだったら、1Gbpsだよね」から。漢字→読み仮名みたいなものです。1000Baseの各仕様の違いは余裕が出たり、実際に問題に遭遇してからで良いかなと。
また、無線LANでは速度ではなく周波数が問われますので、併せてどうぞ。>無線LANについて(10問)
>多元接続と変調(7問)
午前対策と割り切ります。
重要なのは2点。CSMAはIP/FEレベル、OFDMはネスペならでは。
CSMA:2問目に紹介(R03, H24, 21)
OFDM:1問目(R05, H30, 28, 24, 22)、2問目(R03)
ネスペ午後問題には出ません。ネットワークの構築がメインなので、機器の設定や回線速度に焦点があり、伝送技術を考える場面がありません。
第三章:LANとプロトコル
いよいよ第三章から「プロトコル」。
ネスペのメインディッシュですね。今から段階的に学んでいって、最終的には90個のプロトコルを知った状態になります。
まずは狭いネットワーク「LAN」に絞って学習しましょう。
VLANは、サブネットマスクとは別の手法でネットワークを区切ります。ネットワークを使うには無線LANや機器も必要ですね。さらにネットワーク内を正しく通行するためのルーティング技術まで、一通り学びます。
>VLANについて(7問)
VLANは、ネスペでは午後問題まで関わる重要テーマです。
VLANは2種類が代表的。
ポートベースVLAN:ルータの接続口(ポート)にVLAN-IDを割り当てる方式。
タグVLAN:MACフレームにVLAN-IDを記述する方式
タグVLANが大事。なぜならデータにVLANの為のヘッダを追加するので。
>無線LANについて(10問)
周波数と暗号方式が問われます。
IEEE802.11:bgnは2.4GHz、nだけ2.4と5GHzの両方、他は5GHz
無線LANの暗号化:WEP→WPA(TKIP)→WPA2(CCMP)
午後問題では、ネットワークおよび無線LANの「認証」がテーマになります。RADIUSやKerobersの構成や、認証サーバの動作・送受する情報に注目です。
認証の話は、クラウドでもSSO(シングルサインオン)でも必ずテーマになります。ネスペでもセキスペでも学習シナジーがあるテーマ。問題演習の時に学習効果を実感し易いです。
>機器の機能(7問)
以下4つの機能が午前に出題されます。
Automatic MDI/MDI-X:ピンアサインを自動検出。
リンクアグリゲーション:複数の回線を束ねる技術。
DHCPリレーエージェント:DHCPパケットを転送する機能。
NICチーミング:複数のNICに1つのIPアドレスを割り当てる。
特にDHCPリレーエージェントは午後問題にも重要。
午後問題ではネットワークの構築がテーマ。
ネットワークを敷設し、機器を配置し、ルーティング/速度/セキュリティ的に問題なく通信できるようにするのが目的です。
特にルータやスイッチの設定が出題されます。DHCPリレーエージェントは、IPアドレスを付与する際に使う機能。
>SDNとOpenFlow(3問)
午前対策と割り切ってOKです。午後では出ません。
SDN:ネットワーク機器をソフトウェアで制御する「規格」
OpenFlow:SDNの実現「手段」
>STPスパニングツリープロトコル(4問)
ネットワークは網目のようになっているので、道路と同じでぐるぐる回ってしまうこともあり得ます。
STPはネットワークのループを見つけて、スイッチのポートを閉鎖「ブロッキングポート」するなどの対処をします。
パケットの名前BPDUや、派生プロトコル「MSTP」「RSTP」が午前では問われます。
午後では「STP」と言葉だけの登場。さらにルーティングプロトコルがメインになってきます。>ルーティングプロトコル(10問)
>ルーティングプロトコル(10問)
午前だけでなく午後問題にも出まくる重要テーマです。
IGP:AS内を管理。RIP, RIP2, OSPF, IGRP, EIGRP
EGP:AS間を管理。BGP(BGP-4)。IGPより大規模
午後問題で詳しく出ました。>令和3年春午後1問2の解説Note(準備中*)
>経路の計算問題(3問)
試行錯誤して考える問題。IPやFEレベルです。
サクッと済ませてOK。午後には絡みません。
第四章:インターネットでのプロトコル
第四章では、広いネットワーク「インターネット」でも通用させる要素を学んでいきましょう。
APやSCまでは「Webのプロトコルといったら、HTTP」のように単品で紐づけていましたが、ネスペではさらに構造化が必要です。
プロトコルは各層のプロトコルを組み合わせて構成しています。例えばHTTPは、TCPとIPを使って動いています。さらにヘッダやデータの構造の「仕様」の知識が午後問題では需要になってきます。
>既に知っているプロトコル(5問)
ネスペでもIP,FEレベルのプロトコルが出題されます。復習を兼ねてさくっと終わらせてください。
HTTP, SMTP, POP, IMAP, FTP, NTP, telnet, SSH, VPN, DNS, DHCP, ARP, RARP。知らないプロトコルはないですよね。
その後、ネスペならではのプロトコルに進みます。
Noteでは、ネスペの午前問題と解説、IP,FE,SC,NWのプロトコルNoteへのリンクも貼っています。分からないとこがあれば、ついでに読みに行ってくださいね。
>TCPとUDP(9問)
午前問題で重要なテーマです。
他にも「ウィンドウ」や「輻輳アルゴリズム」などの仕様も出てきます。
ネスペだからこそ意識を深める必要があるのです。午後問題には大きくは絡みませんが、午前問題には5つの出題テーマが見られました。2テーマずつ進めると良いかもです。
>IoT(5問)
無線LANと同じく周波数、さらに伝送距離が問われます。
BLE, LPWA, ZigBeeは必須、Wi-SUN, 6LoWPANも。
また昨今はIoT用のプロトコルも出題されるようになりました。
MTQQやCoAPはAPにすら出題されています。
>ヘッダ・データの構造(8問)
とても大事なことを伝えますので、全てボックスにしました。
データ構造では、どんなフィールドがあるか、暗号化プロトコルの場合は暗号化されるのはどこなのかが重要です。
第五章:インターネットでのサービス
第五章では、私たちが使っているサービスのプロトコルを詳しく学習していきます。
APやSCまでの「メールといえば、SMTP, POP3, IMAP4」だけでは、ネスペに合格できません。各プロトコルのモードやコマンドなど仕様や通信データまで理解しておく必要があります。
>VoIP電話について(6問)
まずVoIPは似た名前のプロトコルがたくさん。
RTP, RSVP, RTCP, RTSP, RSTP←これ違う。とはいえ、まずは最低限、RTPとSIPからです。
VoIPは午後問題でテーマになります。>ネスペ令和3年春午後1問3の解説Note(後日公開*)
>メールについて(8問)
メールは身近なITなため、Iパスからずっと出題されてきましたよね。
まず以下のプロトコルのうち、1つでも知らなければダメ。
SMTP-AUTH, POP3 before SMTP, S/MIME, PGP, SMTPS
次にAPやSCに合格しているなら、以下も知っておいて当然です。
SPF, SenderID, DomainKeys, DKIM, OP25B, IP25B
もし以上が怪しければ、関連Noteまで読みにいってください。>メールについて(8問)
さらにネスペでは、SMTPコマンドも必須。
HELO(EHLO), MAIL FROM, RCPT TO, DATA, QUIT、STARTTLS
メールヘッダの詳細も。
メールが届くようになるには、ネットワークの構築、DNSサーバやメールサーバの設定が必要です。
>DNSについて(13問)
DNSへの理解はセキスペとネスペでほぼ同じ。ネスペならではだと、TTLやIPv6対応が付加される程度。
学習すれば両資格に成果がでるのでシナジーが高いです。>DNSレコードのNote【ネスペ, セキスペ】
>FTPについて(3問)
FTPのDNSと同じく、理解はセキスペとネスペでほぼ共通。>【ネスペ&セキスペ】FTPの解説Note
ネスペは仕様が大好きなので、以下3つがポイントです。
認証の違い:FTP, Anonymous FTP, TFTPでの。
転送モード:ストリーム, ブロック, 圧縮モード。
ポートの使い方:SFTP, FTP
動作モード:アクティブ, パッシブモード
以上は午前対策。
以下が更に重要。ネットワーク機器の設定や通信内容に関わるので午後で出ます。
アクティブ, パッシブモード:使用ポートが違う
FTPのコマンド:MODE, PASV, PORTなど
第六章:流動的なネットワーク
第六章では、ネスペならではの複雑な通信について学びます。
APやSCまでは、「プロトコルって通信する言語みたいなもんでしょ」でOKでした。しかし、VLANやルーティングプロトコルを見て、「ネットワークを管理するプロトコルもあるんだな」と少し気づいてきたのではないでしょうか。
私が先生をしてる学校だって、授業をするだけが仕事ではありません。学校PCの整備・備品の棚卸など学校を運営する仕事もします。
プロトコルも利用者のデータを運ぶだけではなく、ネットワークの運用に必要なデータを運んだり、機器を設定したりするんです。
>マルチキャストとIGMP(5問)
APまで長らく「マルチキャスト=一括送信」ぐらいの認識で過ごせていましたね。ネスペ午前では、「クラスD」と「IGMP」を覚えれば対策完了です。
>IPv6(9問)
IPv6は、APやSCまではどうにか避けてこれました。
いよいよ対峙する時。
IPv4とIPv6の共存方法、IPv6のアドレス表記から頑張りましょう。
午後問題でちらっと出る時に、用語問題のように「知らなきゃ失点確実」のハンデを負ってしまいます。
>ICMPとICMPv6(3問)
ICMPはネスペでは重要なプロトコルです。
pingやtraceroute(tracert)で、ネットワークの導通確認をしますから。
0:エコー応答:Echo Reply
3:到達不能:Unreachable
11:時間超過:TTL equals 0
>GARP(2問)
GARPは、ARPのグループ版。と思いたいですが、仕様を利用した不思議な使い方をします。
GVPR:VLANの設定を伝搬
GMRP:マルチキャストの設定を伝搬
午前では深くは問われませんが、午後でちらちら登場してきます。
第七章:Webサーバとの通信
第七章では、利用者が一番アクセスするWebサーバの通信に関する問題を演習します。
例えばgoogle社のWebサーバには検索したい言葉を送りますし、googleMapでは操作に応じて地図を出してもらいますよね。またYoutubeにログインすることもあれば、ネット銀行で大事な振込手続きをすることもあります。
これらは、たくさんのプロトコル/仕様/技術によって、実現されているんです。
>GET/POST(2問)
GET/POSTはAP, SCの時点で知っていて当然。
GET:URLに含めて送信する
POST:HTTPデータ(ボディ)として送信する
さくっと対策を済ませたら、HTTPヘッダの「:method」属性を覚えてください。ネスペは仕様大好きなので、午後問題に出ます。
>WebSocketとAjax(2問)
HTTPは、リクエストとレスポンスの1問1答方式。
Webブラウザから「更新」「遷移」の通信をせねば、ページは更新されません。google mapみたいなWebアプリは本来はできないんです。AjaxやWebSocketによる非同期通信によって実現しています。
WebSocketでは、最初に「HTTPのGET」で接続要求をして、WebSocket通信に入るのが、ネスペで押さえるポイントです。
それ以上深いことは問われません。
>WebDAV(2問)
WebDAVも、AjaxやWebSocketと同様に便利な仕様です。
ネスペ視点では、HTTPを拡張した点が重要。なお「HTTPを拡張した」には、WebDAVだけでなく、REST APIもよく出題されます。
それ以上深いことは問われません。
>SSL/TLS(2問)
SSL/TLS, SSL, TLSが登場しますが、全て同じと思って問題ありません。SSLが先に考案され、TLSとして標準化された経緯があります。
SSL/TLSは、通信の暗号化や改ざん検知をする極めて重要な仕様。
とはいえ、SSL/TLS自体を深く問われることはなく、デジタル証明書の使い所、HSTSなど関連技術が問われます。
>Cookie(1問)
Cookieはネスペでもセキスペでも重要なテーマです。>【SC】CookieのNote
二度目の認証、SSO(シングルサインオン)などの認証にも関わってくるからです。
>HTTPの認証(4問)
ベーシック, ダイジェスト認証の2つだけなので、対策は簡単です。
それよりも、認証方式の学習に派生することが大事です。
>【ネスペ】PPPの3認証(PAP, CHAP, EAP)
>【ネスペ】5種類のEAP認証
>【セキスペ】SSOの解説Note の3方式(Cookie, リバースプロキシ, SAML)
第八章:信頼性の向上
第八章では、ネットワークの信頼性を上げる技術やプロトコルを学びます。
ネットワークが使えなくなると困りますし、腹が立ちますよね。ソシャゲやオンライン対戦をしているときに切断。コンビニでpaypayやクレカで支払いたいときにできない。
ネットワークを常に使えるようにするための、バックアップ・監視(モニタリング)・重複構成(冗長)について学びます。
>ストレージ(4問)
H23~25年しか出題されていないので、手抜きしてください。
APまでに以下を知っているはずです。
NAS:専用LANで使うストレージ
SAN:専用線(光ファイバ)で使うストレージ
シンプロビジョン:仮想化されたストレージ
ネスペではプロトコルとネットワークに注目しておきます。
FC-SAN:光ファイバ(ファイバーチャネル):FCP・FCoE
IP-SAN:SAN専用のLAN:TCP/IPやiSCSIなど
>SNMP(3問)
ネスペでは、ネットワークを運用するプロトコルもテーマです。
ICMPによるpingやtraceroutは、ネットワークが正しく動くかの確認でした。SNMPはネットワーク機器の状態を監視するプロトコルです。ここまではAPやSCの知識。
ネスペでは、SNMPの5種類のPDUパケット、SNMPが用いるプロトコル(RMONやRMON2)まで問われます。
さらに午後問題では、SNMP, IPFIX, syslogのどれを用いるかの判断も問われます。
>VRRP(2問)
冗長は、ネットワークやサービスの可用性を高めるために不可欠です。冗長を実現するプロトコルがVRRPです。
なお午後問題では、主系から待機系への切り替えをどのように行うか、DNSサーバの設定をどう変えるのかが問われます。
第九章:認証のセキュリティ
第九章ではネットワーク認証の根幹を学びます。
ネットワーク通信は「人対人の対面」ではありません。お互いがホンモノなのか分からない状態で通信を始めます。
間違いなく利用者本人なのか、偽物ではなく本物のサーバなのか、お互いが確認をして、さらに通信内容が外部に漏れないような工夫が必要です。
PPP, RADIUS, VPNは、安全なネットワーク通信の根幹を支えているプロトコルです。大変重要な章です。気合を入れてください。
>PPP(5問)
PPPは午前問題で最重要テーマです(2位はVPN)。
PPPは認証プロトコルの祖ですから。
派生プロトコルもたくさん。PPP, PPoE, PPTP, L2TP。
認証方式もたくさん。PAP, CHAP, 5種類のEAP)。
PPP抜きに認証についての知識体系は作れません。必ず基礎を固めてください。
>RADIUS(3問)
RADIUSは、無線LANへの接続認証でも、組織のPCへのログイン認証でも使われる基本システムです。
クライアント、アクセスポイント、認証サーバの構成は、ネットワークを介した認証の基礎です。クラウドやSSOの理解にも必要な基礎なので、しっかり固めてください。
>EAP(1問)
今までのNoteで、
HTTPの認証(ベーシック)
PPPの認証(PAP, CHAP, EAP)
を知りました。
EAPは5種類もあり便利に使われているので、出題もされやすいです。混乱せず明確に答えられるようになってくださいね。
EAP-MD5, -TLS, -TTLS, -FAST, -PEAP。
>IPsecとVPN(3問)
IPsecとVPNは、午前問題でPPPの次に最重要テーマです。
学習内容も、ネスペとセキスペの両方に活かせます。クラウドや在宅ワークで出題されますから。
ネスペでは、VPNの実現に必要なIPsecの仕様まで詳しく出題。さらにVPNのどのモードを使うかの判断も問われます。
IPsec:ESP, AH, IKE
メイン/アグレッシブモード
EPS:トランスポート/トンネルモード
VPN:トランスポート/トンネルモード
VPNの実現方法は、IPsecとPPTPの2方式がありますが、IPsecがほとんどです。また、トンネルモードが使われる方が多いです。
>デジタル署名と証明書(3問)
IP, FEまでの知識と少しSCの知識が出る程度。ネスペとしてはOCSPプロトコルを覚えておくぐらい。
第十章:セキュリティ
最後の第十章。今までにも学んだセキュリティ対策です。
ネスペのテーマは「正常なネットワークを構築すること」ですが、セキュリティがガバガバでは本末転倒ですよね。
>DMZのセキュリティ(3問)
まずAPまでの知識は大丈夫でしょうか。
下図が分かれば、ネスペ午前は問題ありません。>【AP】12サーバの配置まとめNote
ネスペの午後問題では、認証サーバとの連携や仲介がしばしばテーマになります。
例えば、会社内のPCにログインする時の認証・クラウドサービスへのSSO(シングルサインオン)など。または、自宅からリバースプロキシで認証させて、社内VDIサーバへ接続するなど。
>攻撃手法と対策(13問)
プロトコルに注目して出題されますが、APやSCレベルで問題ありません。真新しいのは、CDN, RLO, Memcachedぐらいでした。
>セキュリティ機器(3問)
APやSCまでの知識で基本的に充分。
FW/IDS/IPS/WAF。さらにハードウェア/ソフトウェア型、ホスト/ネットワーク型の選択。
ネスペではネットワークへの接続方法が出ますね。「インラインモード」か、「プロミスキャスモード(ミラーポートに接続)」か。
>マルウェア対策(2問)
APとSCの知識があれば充分。特段新しい学びはありませんでした。
自身を暗号化する「ポリモーフィック型マルウェア」に関連して、通信が暗号化するとIDSやIPSでの検知ができなくなります。
まとめ | キツク伝えますね
お疲れ様でした!
なかなかハードだったと思います。
しかし。
午前2対策は、本試験の2ヶ月前までに必ず完了してください。
過去問はたっっくさんあります。どんどん食い散らかしてください。午前2はただの入口です。まだ午後1と午後2が控えています。
更にキツイ言い方をしておきます(ごめんなさいね)。
午前2を済ませて、その勢いで午後1と午後2に突入してください。勢い大事。でも安心してください。けちょんけちょんに分からされますよ。
それでも。
「時間が取れなかった」「ノー勉でした」。私の学生さんならともかく(内心愚かだと思ってます)、大人・社会人がする言い訳ですか?
ネスペは「知識」が主体の資格です。知識習得(暗記)には、時間と期間が必要です。12時間を3日して36時間よりも、1時間を36日続けた方が学習効果があるのは当たり前ではないでしょうか?
ということで、キビシク気合入れをさせて頂きました。
頑張ってくださいね。応援してます。ぜひ合格を勝ち取って頂ければ嬉しいです。
\私の3ヶ月の学習記録/