蛇18年 趙燕国戦況中継
☯趙燕国関与戦全容
・蛇18年 出陣図
☯時代背景
昨年、長らく筆頭将軍を務めていた白蓮軍神が討たれてしまい、白蓮を慕っていた袁仁軍神が新しく筆頭将軍に就任した。
袁仁はなぜこのような事態が起こってしまったか、ゆっくり過去を振り返った結果、すべては12番領を奪われた事から趙燕国が傾いていったと判断した。
一度、12番領、高明がとられて、22番領が蛮国にとられてしまった。その影響で国土の西部一帯を失いかねない緊急事態が起こった為、白蓮軍神は必死の健闘で22番領を奪還し、趙燕国の危機を救った。
しかし、その代償として比較的敗戦が続いてしまったので、兵力を多く失ってしまった。それでも一度失った兵力は大国の利を活かして、時間が経ったら十分巻き返せるものだった。
本来ならそこで、極力戦を減らし兵力の増強に勤しむべきであった。しかし、大蛇国より協力申請があったことも相まって、白蓮は19番領を攻める事で蛮国を追い込もうと判断してしまった。
これらを考察し、袁仁はこの12番領を取りに大軍を起こした。しかし、同時に蛮軍が小規模で20番領に侵攻してきたので、新しく軍神に昇格した覇桜花と韓術に命じ、これを防衛した。
この結果、趙燕軍は蛮軍が12番領の防衛を放棄した為、無血開城でこれを得た。以下、20番領の防衛戦を戦況中継する。
☯1日目
先に侵攻した蛮軍を紹介する。
・総大将:羅琉金軍神 (17)
・副将:厳楼大将軍 (15)
・第一軍長:冠金昌大将軍 (12)
・第二軍長:嘉均庄大将軍 (12)
・第三軍長:羅琉漂将校 (6)
以上の5将で構成される。
次に防衛する趙燕軍を紹介する。
・総大将:覇桜花軍神 (16)
・副将:韓術軍神 (16)
・第一軍長:李博大将軍 (15)
・第二軍長:颯呉周大将軍 (14)
・第三軍長:廉瑛大将軍 (14)
以下、大将軍3名の計8将で構成される。
蛮軍は初めて羅琉金軍神を始めて総大将に任命し、他国に侵攻した。
対する趙燕軍も初めて覇桜花軍神を総大将に任命し、これを守った。
両軍新しく軍神に昇格した将が初めて総大将を務める事で、互いの作戦が全く見えず、兵の緊張も独特だった。
以下、当時の布陣図である。
趙燕軍は総大将を含め、8将全てが大将軍という強力な軍勢だった。
その自信から、総大将と副将が主攻を務め、最前線に立っていた。
対する蛮軍総大将は本陣付近で待機し、全体の指揮を務める事に専念した。
通常自ら先陣を切る将が指揮を執る姿も目新しかった。
このまま、両軍衝突したが、互いに出方が分からなかったので激しい乱戦は起こらず、一進一退の戦況が続いていった。
中でも活躍したのは
蛮軍だと副将の厳楼で、覇桜花と交戦し手負いにさせた。
対する趙燕軍は第一軍長の李博で、同じく羅琉金に大きく傷をつけた。
☯2日目
開戦初日から総大将同士が負傷する戦況だったが、両総大将はむしろ楽しんでいるように見えた。
それ故、この日総大将同士が相まみえるという事態が起こった。
各軍、周りの将もこれを止める事が出来ず、静観するしかなかった。
以下、当時の布陣図である。
この日の開戦の号令は総大将同士の刃がぶつかり合う音だった。
羅琉金軍神と覇桜花軍神との一騎打ちはすさまじい物だった。特に趙燕軍はそれぞれ大将軍級の武将ばかりが従軍していたが、その勢いに気圧された。
しかし、次第に力量の差が生まれ始めていた。
覇桜花は勿論腕も効くが、知略型だ。
対する羅琉金は堂々たる武闘派の武将だった。
その武力は蛮軍で最強とされる南郷政君軍神と互角の物だった。
これにより覇桜花が次第に押し返され、最後には羅琉金に大きく切られてしまい、本陣へ後退せざるを得なかった。
☯3日目
昨日、大きく切られた覇桜花は手当てをするとそこまで深手ではなく、この日も最前線に立った。
勿論、これを受けた羅琉金は応戦する為、最前線に立った。
昨日と一つ違うところは、覇桜花の傍には廉瑛大将軍が傍に立っていた点だった。
以下、当時の布陣図である。
昨日と同じように応戦してくれたことに羅琉金はその勇気に感銘を受けた。
しかし、やはり総大将同士の打ち合いに水を差されるのは気に入らなかった。
そう思ったと同時に廉瑛は羅琉金に突撃した。
廉瑛も覇桜花同様知略型の将で、最初から羅琉金を討てるとは思っていない。
廉瑛は自分が羅琉金に切りかかり、その隙を突いて総大将の覇桜花に追い打ちをかけてもらおうとしていた。
しかし、その考えは甘かった。
一度刃を交えた時、圧倒的な差を感じた。
羅琉金は廉瑛の次の一振りをかわし、切り返しで廉瑛大将軍を討ち取ってしまった。
眼前で倒れる廉瑛の姿に、覇桜花は動揺しつつもこの好機を見逃さず、羅琉金に切りかかった。
同時に前進していた趙燕軍副将、韓術軍神も羅琉金の脇から迫り、同時に切りかかった。
これにはたまらず、羅琉金も大きく負傷してしまった。
以下、当時の布陣図である。
☯4日目
両軍総大将が手負いの為、この日互いの総大将は本陣へ後退した。
代わりにこの日の先鋒は
蛮軍は第二軍長、嘉均庄大将軍
趙燕軍は第一軍長、李博大将軍だった。
嘉均庄は近年急速に名を上げている大将軍で、期待が集まっている。
以下、当時の布陣図である。
対する李博は、昨年大蛇軍に援軍大将として出陣したが、大敗した。
しかし、その自責の念により今回の戦では最も蛮軍を脅かす将になったと言っても過言ではない。
まず動いたのは嘉均庄だった。
目の前の李博に目もくれず、真っ先に総大将覇桜花の元に突撃した。
しかし、これを李博が許すはずもなく、嘉均庄軍の脇から突入し、大いに被害を与えた事により、軍脚を止める事に成功した。
そこに、覇桜花が動いた。
勢いを失った嘉均庄軍が李博に気を取られている間に、総大将覇桜花自身が副官、趙仁大将軍を連れて突入した。
覇桜花が活路を開き、趙仁が奥深くに突入した。
嘉均庄はこれに気が付かず、李博と懸命に交戦していたが、背後から趙仁が迫り、これを討ち取ってしまった。
これにより蛮軍第二軍は霧散し、大きく戦力を削ぐ事に成功した。
以下、当時の布陣図である。
ここで、蛮国は撤退の指令を下したことにより、羅琉金軍は全面撤退した。
これにより、覇桜花軍は初戦で勝利を納め、列国に大いに名を馳せた。
「趙燕軍防衛成功」
以下、詳細戦闘ログである。
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