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『漫才過剰考察』高比良くるま
近年「M-1」が最高の楽しみです!
っていう人
僕だけぢゃないと思う
M-1が流行ってるから
令和ロマンが流行ってるから
この本は売れてるんだろうな
と思って読んでみたけど
とんでもない
この本は
この本が面白ろすぎた!
◆
とにかく凄いと感じたのは
お客さんの感覚の考察
漫才のネタづくりとか
誰々のネタはこうとか
そういう過剰考察かと思ったけど
それだけじゃなかった
むしろ
受け手の価値観の考察の方が
比重は大きい
・時代がこういう流れだから
・東西南北の地方の違いは
・ここの会場はセットがこうだから
・YouTubeではここまで配信されてるから
どこまで考えられてんねん!
想像を遥かに超えた考察力に脱帽!
◆
お笑いは
面白いかどうか、笑えるかどうかだから、
考察や分析なんて
という派もあるらしいけど
それでは僕には
本書で語られるウエストランド井口の
存在の大きさに気づけなかった(笑)
本書を読むと
今後は10倍、M-1を楽しめそう
◆
一、M-1について
ニ、寄席について
三、霜降り粗品との対談
三部構成の本書で
とくに面白かったのが「三」
令和ロマンくるまは
自分やコンビの名誉より
M-1自体の盛り上がりを考えている
綺麗ごとじゃなく
なんか本気でそうなんだろうな
と伝わってきて
なんか、すげーなと憧れてきた
お笑いだけでなく
行き着く人は、そうなれるのかな?
◆
技術や才能、努力もしかり
それ以上に「もっている」人
なんだろうな〜
本書で自身も
「何か大なるものに導かれてて、
そいつが俺を動かしてるんだ」(p149)
って語っているけど
トップバッターで優勝して
しかも本書が
2度目もトップバッターで連覇する
その直前に出版されている
ドラマの脚本のような話💦
WBC優勝の大谷翔平みたく
高比良くるまも「もってる人」の1人に違いない
以上、
高比良くるま本の過剰考察でした(笑)