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『漫才過剰考察』高比良くるま

近年「M-1」が最高の楽しみです!

っていう人
僕だけぢゃないと思う

M-1が流行ってるから
令和ロマンが流行ってるから

この本は売れてるんだろうな
と思って読んでみたけど

とんでもない

この本は
この本が面白ろすぎた!

とにかく凄いと感じたのは
お客さんの感覚の考察

漫才のネタづくりとか
誰々のネタはこうとか
そういう過剰考察かと思ったけど

それだけじゃなかった

むしろ
受け手の価値観の考察の方が
比重は大きい

・時代がこういう流れだから
・東西南北の地方の違いは
・ここの会場はセットがこうだから
・YouTubeではここまで配信されてるから

どこまで考えられてんねん!
想像を遥かに超えた考察力に脱帽!

お笑いは
面白いかどうか、笑えるかどうかだから、
考察や分析なんて

という派もあるらしいけど

それでは僕には
本書で語られるウエストランド井口の
存在の大きさに気づけなかった(笑)

本書を読むと
今後は10倍、M-1を楽しめそう

一、M-1について
ニ、寄席について
三、霜降り粗品との対談

三部構成の本書で
とくに面白かったのが「三」

令和ロマンくるまは
自分やコンビの名誉より
M-1自体の盛り上がりを考えている

綺麗ごとじゃなく
なんか本気でそうなんだろうな
と伝わってきて

なんか、すげーなと憧れてきた

お笑いだけでなく
行き着く人は、そうなれるのかな?

技術や才能、努力もしかり
それ以上に「もっている」人
なんだろうな〜

本書で自身も
「何か大なるものに導かれてて、
そいつが俺を動かしてるんだ」(p149)
って語っているけど

トップバッターで優勝して
しかも本書が
2度目もトップバッターで連覇する
その直前に出版されている

ドラマの脚本のような話💦

WBC優勝の大谷翔平みたく
高比良くるまも「もってる人」の1人に違いない

以上、
高比良くるま本の過剰考察でした(笑)

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