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お客様のひと言で気づいた、日本語のよさ
以前エステティシャンの仕事をしていて、
中国人のお客様との会話が勉強になったので、記しておく☺︎
日本の商社勤務、中国から日本へ転勤になり、
1年前から東京で働いているという方。
日本語は流暢なのだけど、細かいニュアンスが伝わらない。
例えば、お肌の話をした時の「艶」や「ハリ」とか。
ちなみに「艶」は『PIKAPIKA〜!』とピカチュウ風に表したら、
「ア〜!PIKAPIKA!なりたい〜」と伝わっていた(笑)(笑)
仕事をしていて、
『国の違いを感じる瞬間はどういう時か?』
について質問してみたら、
お客様:
「あ〜、日本人は、
『〜しなければいけない』と
“ダブルネガティヴ”で表すことが多くて、
理解するのが難しい」
私:
「(!!その表現、“ダブルネガティヴ”って言われてるんだ…!)
確かに!仕事の場だとなおさらそう表現することが多いかもしれませんね〜」
お客様:
「意味は英語の『〜する』と同じなのに、なぜそう表現するかわからない。
気を遣って遠回りな言い方をするところが日本人らしい(笑)」
私:
「(日本人らしい、w)
私たちのような接客の仕事は、特にそうかもしれないです」
(相手の心情や思考に想像力を働かせて、言葉を発する、という意味で。)
お客様:
「😦、それは大変だね…
あ、あと!
なぜ予約の電話の時に、
予約したい『〜のですが』と、
(【〜だけれど】≒というニュアンスの言葉)つけるの?
英語だと反対の意味になるのに、
日本語だとそのままの意味になる。
ワカラナイ!(笑)」
私:
「えー!確かに!考えたことがなかったです!
(そこも確かに外国人からしたら疑問だよなあ…!)
うーん…私の解釈ですが、
予約したいという意思・要望が、
必ず相手にのんでもらえるかの確信はないから、先回りして敢えて『予約したいのですが』と伝えているのかもしれません。
気遣いというか、相手より下の立場から伺っているというか…」
(ボキャ貧すぎて、伝えたいニュアンスが伝えられなくて悔しかった。。)
お客様:
「へえ〜!先回りね!!なるほど!✨
今少しわかった気がするアリガトウ!」
この時、率直に、何も考えずに普段から使ってるなあと思った。
それから意識してみると、
『〜しなければいけない』を、
日常でけっこう使っていて、ぐっと飲み込んでなるべくポジティブな言い方を心がけるようになった。
『〜しなければいけない』が、ネガティブとは思わないけれど。
仕事の面では、使用する方が伝わる場面も多いし。
それと、
外国人の方には、日本人の細やかなニュアンスは伝わりにくいことも知った。
ハッキリと伝えることが、親切なのかもしれない。
そう思えば、苦手な『ハッキリ伝えること』を頑張れそう。
今回のお客様のお話を聞いてみて、
それでも私は、日本語が好きだなあと思う。
繊細な、細やかなやり取りができること、
伝えること、伝わること、
外国のことは詳しくないけれど、
“日本語ならでは”なのかなと。
言葉を今日も、大切にして生きていきましょ☺︎