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これからの展開が楽しみなヒーロー譚『SHY』

ほぼ毎日読書し、ほぼ毎日読書ログを書いています。

『SHY 1』 『SHY 2』 『SHY 3』(実樹ぶきみ)

ありがたいことに1巻を頂きまして、読み始めたのです。ヒーローものということで、最初はワンパンマンみたいな、ドタバタ活劇の合間に自己の存在証明を求め思い何で見たりする展開かなと思って読んでいたのだけど、どんどんと風呂敷が広がり、話が大きくなっていき、どうやら鬼滅の刃のように、正義チームと悪チームが戦う展開に。

主人公は日本のヒーローを拝命する14歳の女の子。極度の恥ずかしがり屋ということで「シャイ」と呼ばれている。

突如として世界中に現れたヒーローたちが、世界から戦争を一層した世界のお話。その世界では、ヒーローたちは各国に一人づつ存在し、微妙に恥ずかしいコスチュームで事件現場に現れ(なのでヒーローと呼ばれている)、超人的な能力を発揮しながら解決していた。

ロシアのヒーローは常に酒を飲んでいるし、アメリカのヒーローは超マッチョで、イギリスのヒーローはロックスター。後に出てくるドイツのヒーローは医者の爺さんで、スイスのヒーローは治療を専門にするツインテールの女学生と、微妙にお国柄を反映して人選されているようだ。

3巻まで刊行されているので、そこまで読んだのだけど、明かされていない設定が沢山ある。何故ヒーローが組織されているのか、変身のメカニズムはなにか、あのエビはなんだ、など多数。

細かい設定が説明されていなくても、普通にペロっと読めてしまうのは、コンテンツとしてヒーローものとしてのお約束や累計が浸透しているということか。面白いね。

3巻あたりで風呂敷がいったんひろげきったようなので、これから徐々に主人公の成長を描きながら、世界の秘密がコツコツと語られていく、ということかな。

ということで、読んでしまうと先の気になる漫画でした。暫くフォローを続けようかと。


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マエダヒデキ
「それって有意義だねぇ」と言われるような事につかいます。

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