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ゴール設定と戦略

トライアスロンとはどんなスポーツか?のイメージが湧いたところで、では実際にどうゴール設定するか、という話です。

私の場合、初挑戦はオリンピックディスタンス(ショート)を完走する、ということを目先のゴールとしましたが、その先はどうするか?は全く考えていませんでした。距離を延ばしていくのか、スピードを追求するのか、はたまた1回きりで辞めてしまうのか。中長期的なゴール設定というのは難しいところです。

アスリートとしてベースがある方でしたら世界アイアンマン世界選手権大会の出場を目指すのも良いかもしれません(世界中で行われるアイアンマンレースの上位入賞者のみ参加できる大会)。

私はそこまで力まず、距離を延ばしつつ(ミドル、ロング、できればアイアンマンまで)、海外の大会に年に1回は出たいな、と思っていたりします。もちろん副産物としての健康体をキープ、身体をシェイプするということもひとつのゴールです。

各自のゴールを設定したら、そこに至るまでをどうするか、ここにも一つの戦略性があります(これも楽しい)。

まずは1回トライアスロンを完走

ということで、先の広がりはあることを知っていただきつつも、まずは1回完走を目指すのが良いかなと思います。そのためには、

・現状の体力を知る

・運動に使える時間を把握する

・参加する大会の日程を決める

この3つが重要になってきますが、私は友人のアドバイスもあり、まずは半年後の大会でオリンピックディスタンスへの挑戦をすることに決めました。

トレーニングについて

体力的にはほぼ普段はトレーニングなどしておらず、週末に軽くスポーツをするときがあるくらい。初めてランニングをしたときは2kmで息が上がってもう走れない、という感じでした。運動に使える時間帯は早朝の時間帯か深夜の時間帯、週末の1日でしたので、短時間に集中して成果を出すこと、が重要だというのはトレーニング慣れしてきたいまでもそうです。

まずは最初の1ヶ月は動ける身体を取り戻すことに集中し、短い距離でも良いのでランとスイムに関しては距離を延ばしていくことを意識していきました。バイクに関しては最初は友人に伴走をお願いして基本的なところを習ってからは自分で定期的にトレーニングをしていました。トレーニングの負荷を上げる欲が出てきたのは2ヶ月くらい経過してからでした。

トレーニングそのものに慣れてきてからの平均的な1週間は、こんな感じでした。このなかで強弱をつける(距離を長めにしたり、短時間で心拍を上げたり)ことをやっていました。

日曜日:早朝に湾岸でバイクトレーニング40〜60km、天候不良のときはジムで筋トレ〜水泳
月〜金:2日に1回は水泳(1,000〜2,000m/30〜1時間)orランニング(5〜10km/30分〜1時間 ※時々帰宅ラン)、それ以外の日には自宅で筋トレ(加圧ウェア着用)を30分
土曜日:休み(他のスポーツをすることも)

家族もいて不定期で休日も仕事が入るケースもあるので、コントロールが難しかったのですが、必ず2日に1回はトレーニングをする、という意識だけは持っていました。また、違う種類のスポーツ、例えばバドミントンとか野球とかフットサルとか何でも良いので挟むと、自分の運動能力が上がっていることが実感もできて、かつ気分転換にもなるのでおすすめです。

実際に他の人はどういったトレーニングをしているのか、時間をどれだけ掛けているのか?といった情報収集は、たとえばLUMINAというトライアスロン専門の雑誌などでもできると思います(私は定期購読はしておらず、興味をもった月のみ買う感じですが・・・)。入門書も一冊は買って良いと思いますが最新・生の情報に欠ける部分があるのでそのあたりを補えるはずです。やや初心者からするとマニアックではありますが。

あとは、素直にトライアスロンスクールに入る、という選択肢もありますが、私はどこにも入りませんでした。理由のひとつは時間の融通が効かせづらいという点です。休みの時間が読める方にとって、そして相応の費用が負担できる方にとってはスクールもおすすめです(私もオープンウォーター、海で泳ぐ講習だけは行くか迷いました)。

スクールの代替手段として私は、スイム、バイク、ランともに上級者の方と練習をする機会を設けていました。客観的に自分の動きがどうなっているのかはわからないから、率直に指摘していただいて、直していきました。結構目からうろこというか、基本が出来てなかったんだなと知ることも多く、この過程もすごく楽しかったりしますね。目に見えてタイムが良くなったりするのでやりがいを感じる瞬間です。

副産物の体型の変化は、毎朝体重計に乗ることで実感できるはずです。そして、これも途中から欲が出てきて、プロテインやBCAA、ビタミン剤などサプリメントも飲用していました。これもまた自分自身を実験体にしてる感じで楽しかったことの一つです(笑)。

以上、ざっくりとではありますが、ゴール設定と達成のために何を行っていくかのイメージは湧きましたでしょうか?(トレーニングやサプリメントについてはまた別で詳しく書きたいと思います)私のやり方がすべてでもなく、人それぞれの現状と設定したゴールによって、戦略の幅があり、達成の過程そのものも本当に面白いのがトライアスロンなのではないかと思います。

では次回はいよいよ大会のエントリーについて、です。

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