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ホルモンバランスが大事なわけ

今日は内なる秋(黄体期)について書きます。

陽から陰にシフトしていく時期です。内なる秋の最初の方は夏の勢いがありますが、冬に向かって徐々に夏の勢いからスローダウンしていきます。

女性の月経管理アプリのル〇〇〇では、この時期をもやもや期としています。他にもイライラ期と言われたり、むくみやすい時期とか、良いように言われることがない黄体期。

でも私がしたいことは、そんな言葉に洗脳されてネガティブな時期だと捉えるのではなく、ネガティブに意味付けされたことの事実は何かをちゃんと知って、捉え方を変えること。

女性の体に表れる現象って多面的多層的で色んな角度から見れます。世間で言うもやもや期もある角度の一つに過ぎない。私たちの体に起こる黄体期をもっと違う角度から数記事に渡って書いていきます。

まずこの記事では、カラダレベルでどんなことが起こっているかについて書きます。

↑出典:https://www.ferring.co.jp/infertility/femalebody/genital.html

エストロゲンは妊娠するための体の準備をしてくれて、プロゲステロンは妊娠を支えてくれる。

黄体期はプロゲステロンの分泌が高まり、大きく上がって下がるので、それだけ体にも心にも変化がある時期。内なる冬(月経期)~内なる夏(排卵期)まではエストロゲンがプロゲステロンに対し優位ですが、黄体期の序盤から中盤はプロゲステロンが優位になります。

なぜプロゲステロンが優勢になるかというと、上記の図のとおり、卵胞から卵が飛び出た後の殻が黄体になり、その黄体が分泌するのが黄体ホルモン『プロゲステロン』です。黄体が分泌しきると白体になります。

エストロゲンが多く、プロゲステロンが相対的に不足している状態、また、エストロゲンが正常でもプロゲステロンが不足している状態、これらはどちらも“エストロゲン優勢”の状態です。
プロゲステロンとエストロゲンのバランスが大事で、これが崩れると、心身に様々な不調が現れやすくなります。

子宮内膜症とか女性特有の病気やPMSの原因はエストロゲン優勢の影響で起きると言われています。

この時期のホルモンバランスを整えるのに2つのことに気をつけたいです。

一つ目は下記記事でも書きましたが、Progesterone Stealに気を付ける。

ストレスで副腎がコルチゾールの分泌のキャパシティを超えたとき、本来月経サイクルの中で重要な役割を果たすプロゲステロンがコルチゾールの合成にまわされ、プロゲステロン不足の要因となってしまいます。だから、やっぱり『ストレスケア』。

もう一つは、外因性エストロゲンをあえて取り込まないこと。私たちが暮らす環境の中にはエストロゲンに似た働きをする化学物質が多くあります。農薬やプラスチック製品、化粧品など。ネットで検索したら何を避けた方がよいか出てきます。

自分で調べてみてわかったのは、この時期にプロゲステロンが出るから不調になるのではなく、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが大事だということ。エストロゲン過剰による炎症の抗炎症効果がプロゲステロンにはあるんですね。

ほんと、女性の体って、たった1か月の間に四季のような全く違う季節を体験しますね。男性にはない波のリズム。

黄体期は男性からすると、理解が一番難しい時期でしょう。女性の体のリズムを知らなかったら、「受け入れてくれていたのに、受け入れてくれなくなった。なんで??」と。

個人差はあれど、心や体に受け入れ態勢がある時とないときが女性にはある。

内なる秋は、妊娠した状況に備えて自分自身を守る態勢に入りやすい。

これも以前の記事で書きましたが、受精しているかもしれないのに、新たに入ってくる精子に含まれる雑菌が子宮に入って来てはいけないので、頸管粘液の種類も子宮頚管の位置も守る態勢に変わる。↓詳しくは下記記事参照してください。

気持ち的にも、外にパートナーを求めに行ったり、外でワーワーするより自分の内側に向かっていきます。

内なる秋の心のエネルギー的なことに関しては、次の記事で書きたいと思います。

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