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セッション後のメモが生む“次の一歩”

こんにちは!ギタリストの飯田正樹です。
「セッションはこわくない」と言い続けている僕が、今日お伝えしたいのはセッション後にメモを取ることの大切さです。セッションというと、一緒に演奏したり即興で音を重ねたりという、ある種“瞬間芸”のようなイメージが強いかもしれません。しかし、実はセッション後の振り返りでこそ、次回に活かせる学びやアイデアがたくさんあるんです。今回はそのメリットと、具体的なメモの取り方についてお話しします。


1. セッション後にメモを取る3つのメリット

(1)失敗や成功の原因を可視化できる

演奏中は集中モードに入っていて、「失敗をした」「上手くいった」という感覚はあっても、その理由までは深く考える余裕がないことが多いです。セッションが終わったら、すぐに感じたことをメモしておくことで、「あの場面で焦ってコードをミスした」「あのリフは思ったよりウケがよかった」など、具体的な要因が明確になります。

(2)自分の成長ポイントを探しやすくなる

セッションが上手くいかなかったとき、自分の技術不足を嘆くだけではもったいない! 「リズムキープが甘かった」「他のメンバーをよく聴けていなかった」といった具体的な改善点をメモすることで、次回の練習やセッション時に意識を向けやすくなります。こうした積み重ねが、演奏のクオリティを大きく引き上げてくれます。

(3)アイデアの種を見逃さない

セッションでは、思いがけないフレーズやアレンジのヒントが生まれることがあります。即興の瞬間に出てきた面白いリフや、気づけば口ずさんでいたメロディをメモしておけば、後から楽曲制作に活かせたり、別のセッションで使えるネタになることも。メモを取る時、他のプレイヤーの良い所も忘れずに!あとでアイデアの「掘り起こし」をする意味でも、メモは強い味方です。


2. セッション後のメモの取り方

(1)キーワード中心にサクッと書く

セッション後はまだ興奮さめやらぬ状態。すべてを書き連ねようとすると大変なので、箇条書きでもOK。**「自分が感じたこと」「気づいたこと」「今後の課題」**をキーワードで一言ずつ書いておくだけでも、後から思い出すときのフックになります。

(2)録音、録画を活用して振り返る

スマホやレコーダーでセッションを録音、録画しておけば、後日音源を聴き返しながら、もう少し詳しいメモを取ることもできます。演奏中には気づかなかった発見があるかもしれませんし、客観的に見る、聴くことで自分のクセにも気づきやすくなるはずです。

(3)自分なりのフォーマットを決める

ノートでもスマホのメモでもかまいません。大事なのは、**「セッションのたびにここに書き込む」**という習慣化です。たとえば「演奏前の準備」「演奏中に気づいたこと」「演奏後の振り返り」「今後のアクション」といった項目を作っておくと、一貫性をもってまとめやすくなります。ちなみに僕は、iPhoneのメモ帳にまとめています!


3. メモを次につなげるために

メモを取って終わりにせず、次回のセッションや練習前に読み返してみましょう。「前回のセッションでの課題はここだったな」と再確認できれば、今度はそこに集中することができます。小さなトライとエラーを繰り返すうちに、「セッションはこわいもの」から「楽しく自分を伸ばせるもの」へと変わっていくはずです。


おわりに

セッションは、仲間と音を共有しながら、即興やアドリブを楽しむ特別な体験です。もちろん上手くいかないこともありますが、それも含めて自分を成長させてくれるチャンスだと考えています。だからこそ、セッション後のメモという小さな習慣を取り入れてみませんか? ちょっとした気づきが、次のセッションやライブで生きてきます。ぜひ試してみてください!

僕が主催するセッションイベントについて

僕が月に1度、大塚のライブバー、LIVE × BAR ○で主催しているセッションイベントでは、初心者やセッション未経験の人でも安心して参加できる仕組みを大事にしています。セッションの日程については、イベントの公式Instagramや、僕のX(旧Twitter)で随時お知らせしています。初心者の方、セッションに慣れていない方も大歓迎!ぜひお気軽に遊びに来てくださいね!みんなでセッションやお話しをして楽しみましょう!


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