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ブレイクスルーを起こせ

たいていの人は、成功は一歩ずつしかやってこないと思い込んでいる。
ビジネスや人生における最大の成功と繁栄は、自らの「ブレイクスルー」を生み出す能力から生まれます。
つまり、山の頂上から、あなたの仕事、キャリア、人生をどのように俯瞰するかということです。

皆、少しずつ上昇しようと日々努力しており、また、周囲に負けないようになんとか持ちこたえているだけという場合もあります。
しかし、これは限られた成長しかない従来の道筋で結局は成功をできません。
これでは、あなたは会社のために必死に働き続けるばかりで、自分のビジネスやキャリアがあなたを楽にしてくれることはありません。

決まったペースで一歩ずつ、今いる場所からほんの少し上へ前進するのは、理にかなった安全なやり方のように思えます。
しかし、一気に駆け上がったり飛躍するということも可能ですし、そうすべきです。
素早く、楽に、安全に、現時点での達成のレベルから何段階も高いレベルに移ることができます。

まずは今まで自分が従ってきた慣習を捨て去りましょう。
それに囚われていてはブレイクスルーは決してありません。
論理的に考えて、変化の速い今日の世界では、慣習に従っているだけでは、あなたの分野で先導者にはなれません。

あなたは他業種の人が利用して成功している、利益をもたらす画期的な有数のアイデアを研究したことがないでしょう。
他業種の成功事例を注目してみれば、そのアイデアを自分のビジネスに応用することがどれほど簡単かに気づきます。
その結果、今までと同じ時間、人員、労力、活動、資金から、これまでよりはるかに良い結果が生まれることがわかるでしょう。

「ブレイクスルー」とは、何かをするための方法のうち、慣習にとらわれない、斬新で、すぐれた、刺激的な方法のことを指します。
大きなブレイクスルーを生み出すためには、ビル・ゲイツのような聡明さを持つ必要はありません。
一般的な常識とともに「超論理的」に開かれた心で物事を見た結果であり、見たことに対して行動を起こす能力です。

ブレイクスルーを起こすのに、高学歴、高いIQ、大金とはほぼ無関係です。
大きなブレイクスルーとは、「世界で初めて」という意味ではなく、あなたの業種、市場、競合、またはクライアントにとって斬新な方法であれば良いという意味です。
例えば、ドミノ・ピザであれば、創業当初は宅配などあてにならなかったので宅配とは時代遅れだと言われていましたが、彼らの「30分に以内に届けます。できなければ代金は入りません。」というUSPによって「宅配」は最新バーションにアップデートされ、多大な利益を得ることができました。

最後にブレイクスルーを起こすためのプロセスを9ステップで紹介しておきます。
1. あなたのビジネス、キャリアの各分野において取り入れている、従来の方法から抜け出すことについて考えます。
2. 自分の仕事をできるだけ細く分けます。
3. それぞれの仕事において、見過ごされたチャンスを新たな可能性として捉えることはどのような感じなのか、想像します。
4. あなたが活用できる他業種の成功事例について、その外部情報源となるリストを作成する。
5. 現在存在しているブレイクスルーのチャンスのうち、最も大きなものと最も簡単にできるものを挙げます。
6. 30分間で、あなたのビジネスまたはキャリアにおける30の分野に対する30個のブレイクスルーを考えます。
7. あなたのビジネス、仕事において、見過ごされたチャンスを20個考えてみます。
8. うまくいけば大きなブレイクスルーとなりうる、テストできる10の可能性を考えます。
9. 他業種が生み出したブレイクスルーを、できるだけ多く見つけてリストを作成します。

さて、重要なことは、ブレイクスルーを起こすためのトリガーを日常の行動の中に取り入れることのように思います。
僕にとってのトリガーは読書であり、これによって自分の思考に気づきをもたらし行動をアップデートさせるサイクルを構築しています。
しかし、これだけでは自己完結的な面が大きく、ビル・ゲイツやドミノ・ピザのようなブレイクスルーとはまた少し違います。
もっと直接的に利益に変換できるようなポイントとしてブレイクスルーがあり、それを起こすために上記のプロセスを実践してみようと思います。

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