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ビジネス・バーター

「商品やサービスをお金として活用する」
「ビジネス・バーター」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
僕は初めて聞いたのですが、簡単に説明すると物々交換のようなもので、自分の商品やサービスを、あなたのビジネスに必要なものや欲しいものと交換することを言うそうです。

この「バーター」を活用すると時には購買力を5〜10倍増加することもあります。
これを適切に活用できれば無限の資金があるほどの効果も期待できます。
さらに、欲しいものや必要なものを手に入れるためにお金を使わなくてもよいので、商品やサービスを増大した購買力に換え、一番収益性の高い「プロフィットセンター(企業の中で利益を産む部門)」を作り出すこともできます。

バーターに規模は関係ありません。
例えば、チャールズ・ディケンズ(10UKポンド紙幣に肖像画が描かれている人物)は仕事として執筆した最初の小説を販売するのではなく、ガラス玉1袋とバーターしました。
トゥールーズ・ロートレック(フランスの画家)は、自分が描いた絵を食べ物と家賃に交換していました。

フロリダ州にある小さなラジオ局のオーナーは、従業員の給料を払うのに苦労していました。
そこで彼は金物店に行き、「ラジオの広告」と「電動缶切り1400個」を交換しました。
電動缶切りはラジオの放送時に簡単に販売できるので「お金に交換」できます。
それは、ラジオ局を救うのに十分な収入をもたらしました。

商品やサービスは、お金で購入する時と比較してはるかに大きな割引率で、しかもはるかに有利な条件で購入できます。
それはなぜか、どんなビジネスや職業でも、市場価格よりも少ないコストで商品やサービスを生産する能力があるからです。

例えば、形成外科で美容整形を行なっている場合、美容整形の市場価格は400,000円かもしれませんが、原価コストとしては40,000円しかかからないかもしれません。
ソファーメーカーであれば、ソファーを500,000円で販売していても、コストはわずか50,000円かもしれません。

自分の提供できる商品やサービスの市場価格と原価コストを把握していればバーターを使うことでわざわざ「お金」に変換する手間を取らなくても欲しいものを揃えることができる可能性があるということです。
もし、自分の提供できるモノを相手が欲していなくい場合は「三者間取引」を実行すればバーターは可能です。

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