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大阪芸術大学の学生と考える未来のストリートファニチャー!産学連携授業から生まれる新たなアイデア

 こんにちは!積水樹脂グループnote編集部の土井です。
今回は大阪芸術大学デザイン学科プロダクトデザインコースで学ぶ2年生のみなさんと取り組んだ産学連携授業の最終発表に伺いました!


産学連携授業のテーマは?

今は様々な大学で産学連携授業が行われていますが、
実際に企業でも検討されているものづくりに挑戦し、社会とデザインの関わりを直接体験できることが学生さんとしてはいいですね。
企業側としても、若い学生さんの新たな価値観、かつ実際のいち生活者の意見として、新しいアイデアの「種」を生み出す仕組みのひとつになります。

今回は3回に分けて産学連携授業を実施しましたが、テーマは

「これからの道を安全で魅力的な空間にする
ストリートファニチャー(※)のデザイン」

です。
※ストリートファニチャー(景観製品)とは:
街路や駅などのパブリックスペースにて活用される資材、製品のこと  例)ベンチ、柵、シェルター、ボラード(車止め)など

ストリートファニチャーの例

シェルターやボラードという言葉は聞きなれないと思いますが、下記のような製品です。シェルターはバス停や駅前、施設内でのバス待ちや、移動時に利用しやすい上屋(屋根)です。

シェルター(左)車止め(ボラード)(右)

他にも普段は意識していなかったと思いますが、道路の柵やベンチなどもストリートファニチャーです。

ストリートファニチャーは街を楽しくする

ストリートファニチャーは無意識にスルーしているかもしれませんが、
そのデザイン性によって駅前を都会的に、そして暮らしやすくしたり

山陽電鉄明石駅前

前にこのnoteの記事でご紹介したように、歩行者にとって便利でにぎわいあふれる空間の「ほこみち」となったり

御堂筋

芳賀・宇都宮LRTが通る街の素敵な一部になったりしています。

飛山城跡駅

学生の皆さんには、事前ワークとして、「普段利用している道や駅についての調査」もありました。身近にありながら何気なく通り過ぎていた景色の観察から気づきを得て、どんなアイデアに繋がったでしょうか??

いざ、最終プレゼンを行う教室へ

スクールバスに乗って大阪芸術大学へ!
本日は最終発表ですが、事前ワークの後、以下の流れで2回(それぞれ授業2時間分)授業を行い、本日が③の最終プレゼンです。

①事前ワークの共有⇒現状分析・アイデア発散ワークをした後、

各自でコンセプトを立案(宿題)

②コンセプト共有⇒フィードバック

デザイン作業

③最終プレゼン

スクールバス乗り場へ

学食をいただきました。

定食。安かった、、、

売店が文房具とかだけでなく、画材屋さんや

楽器屋さんもあって、さすが芸大。

わ、映画館もある!すごい!

てくてく歩いて、プロダクトデザインコースの教室に伺おうとすると、、、ん?何だあれは?

いきなりヨーロッパ調の建物が

奥に見えるのはお城?どちらかというと周りは住宅地だけど????
と、驚いていたら
ほんとにお城でした。キャラクター造形学科の校舎なんだそうです。

中のロビーはお城っぽいですが、教室は普通の教室なんだそうです。

若き未来のクリエーターたちのプレゼン

教室に入りました。机がデザインを勉強する人のものって感じですね。
角度が変えられます。

司会は卒業生でもある和田さん

34名の学生が考える未来のストリートファニチャー

こんな感じで34名それぞれが選んだ場所で考えたストリートファニチャーを発表していただきました。

学生の皆さんが選んだ場所やストリートファニチャーは十人十色。
学生の時にいつも集まっていた場所であったり、毎日通る駅前など、今まで意識していなかったかもしれないけれど、新しい視点での提案とプレゼン、皆さん素晴らしかったです。

表彰と講評

当社のデザイン・マーケティング部メンバー4名が採点して1位から3位までの方には賞状と賞品を授与いたしました。結構接戦でした!

1位の渡野さん
審査をした当社メンバー

授業が終わった後も、どこがよかったかというより、どこが改善ポイントなのか、など、みなさん質問に殺到されていてえらいなぁ、、、と母の目線で思っていました。

産学連携授業をやってみて

当社側の感想と、道田准教授にもコメントいただきました。

卒業生でもある和田さん
昔々の卒業生でもある北野部長


道田准教授

プロダクトデザインコースのみなさま、ありがとうございました!
この学びをもとにより成長していってください!(そして当社の製品や製品開発にも興味を持っていただけるといいなぁ)

最後に記念撮影   

今回の学生のみなさんの作品の一部は、2025年2月9日から16日まで大阪芸大で開かれる卒業制作展の際に在校生の作品として展示されます。
もし行く機会があればご覧ください。

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