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【全従業員の「対話」と「参加」を通じて】積水樹脂グループの新しいロゴとスローガンを作りました!

こんにちは。積水樹脂グループnote編集部の土井です。
積水樹脂株式会社は、本年 11 月 26 日で 創立 70 周年を迎えます。

70周年を機に、積水樹脂グループのロゴマークなど CI(コーポレート・アイデンティティ)、 VI(ビジュアル・アイデンティティ)を刷新するとともに、グループスローガン、ステートメントを制定いたしました。(リリースはこちら
企業によって、このスローガン・ステートメントの制作の仕方はいろいろかと思いますが、当社は、今後の積水樹脂グループを担っていく従業員全員で検討して「自分たちで作ったもの」にすることにこだわりました。

今回のnoteは1年以上かけて取り組んだこの策定プロジェクトについて紹介させていただきます。


創立70周年を機に新しいグループロゴとスローガン・ステートメントを作成

まずは7月に発表した、ロゴ、スローガン、ステートメントを紹介します。

積水樹脂グループロゴ

グループスローガンは「社会の景色に、安全と心地よさを。」
ステートメントはこのスローガンをより詳しく表したものです。

ブランディングにつながるグループスローガン ・新ロゴマーク制定の背景

創立70 周年を機に、その先の 100 年企業へと成長していくことを見据えて、あらためて「積水樹脂グループが、どういう会社で世の中にどんな価値を届けることができる集団なのか」、を「みんなで」考えていく活動、企業ブランディング活動を行おうと考えました。

「ブランド」とは社名やロゴを見ただけで「こんな製品やサービスが期待できる」「こんな価値観を持つ企業だな」と伝えるイメージ・信頼です。
企業は常々その「ブランド」に応える企業活動、製品やサービスを提供し、日頃からの企業活動が必要になります。

ブランドイメージが良いと、例えば社名を聞くだけで、生活者から「信用できる」「依頼しよう」と思ってもらえます。企業ブランディング活動は幅広い側面を持ち、経営のほぼ全てと関連します。

その検討は、例えば外部に委託するのでも、ある一部の従業員だけで検討するのでもなく、基本的に「対話」と「参加」を前提として進めよう、ということで以下の流れで決めることとしました。

新スローガン、ロゴマーク策定の進め方

また、ブランドやこうありたい方向性は社内の人間で規定できますが、ブランドの評価は社員も含めたステークホルダーが行うものです。

そのため、上記に加え、お取引先様などの外部のステークホルダーから見て積水樹脂グループがどう見えているのか、といったヒアリングもご協力いただき、今回進め方のステップ2のアンケートと同時期に行いました。

プロジェクトメンバーによるセッションワークを行い、自社の提供価値や「あるべき姿」「共有する言葉の方向性」を検討

アンケートは全従業員に行いましたが、「あるべき姿」「共有する言葉の方向性」に関しては、各事業部、各社から若手~中堅で集められた23名のプロジェクトメンバーで3回、リアルに集まって3日間セッションワークを行いました。

セッション1日目  大量のインプットと未来予測を知る日

1日目は、セッションメンバー間でも積水樹脂グループについての知識が異なるので、改めて当社の歴史や積水樹脂グループビジョン2030の説明、実施した経営層と社外インタビューや従業員アンケートの結果のレクチャーを受けました。
加えてその後は、未来予測のデータを共有いただき、4チームに分かれたメンバーで アンケート等の結果の中で予想通りだったこと、意外だったことや将来このようなことに当社は(自分は)関わりたい、などをディスカッションしました。

様々な部署やグループ会社のメンバーが話し合う

セッション2日目   ざっくばらんにでも真剣に2040年の積水樹脂グループを考える日

2日目は将来の積水樹脂グループがありたい姿について個別やグループで
洗い出していきました。チームのルールを作ったり、あだ名でよびあったりしながらディスカッションしていきました。

チーム「ほこ」のルール、攻める”ほこ”なので置きに行かない(攻める)、というルール
これはセッション内での呼び名(あだ名)を話しているところ
個人で考えたビジュアルイメージをグループでまとめ

セッション3日目   これからの積水樹脂グループをまとめる。

最終日は各グループの意見をまとめていき、自社の提供価値や「あるべき姿」「共有する言葉の方向性」を検討しました。
各チームでまとめたものを発表して意見交換しながら、、、

今後強化していきたいこと

ついに、3日間の集大成、
これからの積水樹脂グループについてまとめました!

プロジェクトの様子は社内にも共有

このセッションは議論&まとめのため23名のプロジェクトメンバーで行いましたが、プロジェクトの進行に関しては社内のイントラネットにこのブランディングの特設ページを作り、他の従業員にも、随時報告・共有して進めました。

イントラネット上のブランディングサイト

セッションのまとめからスローガン案、ステートメント案を作成

このまとめから、外部にもご協力いただきながら、積水樹脂グループのスローガン案、ステートメント案を作成しました。

途中ではセッションメンバーにも聞きながら、てにをはも含めて細かい言葉や語感等も検討しました。
実際、どの案もよかったです。

全従業員アンケートにて意見をいただき、決定

そしてまとめた案のなかから、全従業員にアンケートを実施してロゴとスローガンとステートメントを決定しました。
スローガン・ステートメントについては、セッションでプロジェクトメンバーが検討した「まとめ」はもちろんのこと、事前に「選定基準」も共有しました。

かっこいいのがいい! などの好き嫌いで選ぶのではなく、自分が初めての取引先に「うちはこんな会社なんです」と説明しやすいもの、友達や家族に話をしたときに「積水樹脂グループっていい会社だな」と思ってもらえると思うものを選択ください。

そして新ロゴとグループスローガン、ステートメントが決定しました。
じゃじゃーん!

■グループスローガンに込めた想い

「社会の景色」とすることで、道路やまち、身の回りの景色、物流や農業なども想起させる、積水樹脂グループがビジネスドメインとする様々な「景色」と「広がり」を表し、事業ドメインを印象付けつつも、「安全」と「心地よさ」という積水樹脂グループの提供価値をストレートに伝え、人や街、地球環境などへの心地よさ(=環境性)という意味も内包しています。

■グループロゴマークに込めた想い

異なるモノやコトを掛け合わせ、安全で心地よい未来の景色が広がる姿をJUSHI の「J」をカタチづくる2つのパーツで表現しています。「J」の黒パーツと 下側のグリーンパーツの間に、柔らかいラインで描いた空間で、広がっていく景色を表現しています。

プロジェクトメンバーからのコメント

セッションが実施されたのは2023年の6月から7月。特にロゴは商標等の確認等もあったために、決定までに1年以上かかるプロジェクトとなりました。

実際グループスローガンとステートメントができた感想をプロジェクトメンバーに聞いてみました。

セッションメンバー23名の自画像アイコン

実際グループスローガンとステートメントができてどう感じましたか?

当初は「本当は結論ありきで、プロセスづくりに利用されているだけでしょ」と斜に構えた見方をしていましたが、思っていた以上にセッションでのみなさんの意見がカタチになった感じがして嬉しかったです。

継承されていく「新たな会社の軸」の決定に参加させて頂いたことで、強い責任感を感じます。今までよりも幅広い層に認知される企業へと発展していくことを望んでいます。

参加したメンバーが既成概念にとらわれず、将来の会社像をそれぞれ描いているのをセッションを通して知れて、改めて希望を感じた。

これらが完成するまでの経緯に関わり、その過程を知っているので、セッションに参加していた時に感じていた以上に大きな達成感と充実感がありました。これらがこれから積水樹脂に関わる様々な人々の目に留まり、込められたメッセージを伝えていく、その一助を担えたと思うと、本当に参加して良かったと思えました。

宿題も出たり、通常業務との同時並行で大変なプロジェクトだったと思いますが、みなさん充実度が高くよかったです。
プロジェクト参加満足度は4.6(5段階評価)でした。

新しいロゴ、スローガン、ステートメントができてこれからどんな積水樹脂にしていきたいと思いますか?

社員が同じ理想像を共有して、前向きな仕事ができる会社にしていきたい。

目指す姿は少しずつ整ってきたので、本質である内面や目標に至るプロセスを大切にする会社にしていきたい。

これがブランディングのゴールではなく、第1歩だと思った。会社の変革に繋げていければと思います。

できあがってめでたしめでたし、ではなく、まだまだ皆さん、これからだ!という思いが大きくて、
本当に文字通り、グループ全員で
これまでにない安全と心地よさで、新しい社会の景色をひらいていきましょう!

                            たくさんの部署の仲間ができて私も楽しかったです(土井)

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