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帰り支度

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2024.9.30からの日記です。
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2024.10.22『その点はラッキーである』

月末、地元の中学生に自由律俳句の授業をするのと地元の大人たちに自由律俳句のワークショップをするというのがあって、そろそろ準備したいところだが驚くほどに何もしなかった。居酒屋でひとりで飲みながらやろうとしたのが良くなかった。その環境で仕事ができたためしがないのはわかっていたというのに。結局、懐かしい人にラインやDMを送っただけだった。

その月末の自由律俳句のイベントまでに結社の名前を決めたいとも思

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2024.10.21『自由律俳句の結社を作ると言ってまだなにもしていない』

西荻窪へ。西荻窪には昔20年くらい住んでて、故郷よりも長く住んでいた。ミュージシャンの人とか、漫画家の人とか、芸人の人とか、よく見かけていた。

昔住んでいたアパートがどんな感じになってるかを確認した後、それいゆという喫茶店へ。久々のそれいゆである。いつの間にかパチンコ屋さんの上にサウナができていた。ラブホもなくなっていた。

会いたい人に会えて、話したいことを話して、進めたいことも進みつつあって

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2024.10.20『結局何も思いつかない』

飛行機を見上げた。だからといってどうするわけでもなかった。

なにも思い浮かばず、ひたすら自転車を漕いだ。この年齢になっても持ちうる最高の移動手段は自転車なのだ。一瞬昔のことを思い出しそうになったが、はっきりと思い出せなかった。

自転車を漕いでいれば偶然誰かに会えるかもしれないと思ったりもした。地元の高校生でもあるまいし、そんなことはなく、誰にも会えなかった。

自転車を停めて、珈琲を飲んだ。店

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2024.10.19『音楽を優先した』

比較的穏やかな日であった。3回くらい昼寝をした。もちろん不安も経験した。

どこか行こうかと思って誰かを誘おうかと思ったが、「あの人は今日用事があると言っていた」とか「あの人は忙しいだろう」とか「断られたくないなあ」とか「そもそも自分が優先されないだろう」など考えてしまい、何もしなかった。その日に連絡してすぐに遊べていた日々はもうない。

マクドナルドで隣の人が店員とビッグマックについて揉めている

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2024.10.18『懐かしむだけ』

相変わらずなにもしてないが、来週某女優さんのラジオに出るいう仕事がきて、その日までは寿命が延びた気がする。

知り合いの書籍を作ろうという話になって、それが出るまでさらに寿命が延びた。

例えば絵画の才能を持っていた子がいても、それが開花するかどうかわからない。誰も気づかずに終わることもあれば、絵画以外に興味を持つ場合もある。親に反対されることもある。もしかしたら自分にも何か可能性があるのでないか

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2024.10.17『誰のためにもならないことをし過ぎた』

不器用に生きている大人を見るたび、「ああいうふうには絶対にならない」と心に誓っていたはずが、今の自分がまさにそうなっている。

ヘミングウェイの『老人と海』(小川高義訳)にこんな老人の言葉がある。
「どうして年をとると早起きになるんだろう。きょうこそは頑張ろうと思うのかな」
それに対して少年は言う。
「子供はぐっすり寝ていたいとしか思わないけど」
今日も明日もそんな会話がありそうだ。
いつしか会話

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2024.10.16『間髪入れずに感傷的になる』

食に関するエッセイの依頼がきた。何を書くか決めずに断片的に数行ずついろいろ書いていって、うまくまとまりそうなものを完成させようと思った。よく飲みに行った後輩の芸人の話でいけそうだと書き進めたが、感傷的になって書けなくなった。明日は書けるだろうか。

zineを作ろうと大急ぎで短編をまとめた。92ページくらいの本になりそうだ。ここまでの作業は楽しいが、需要を考え始めて憂鬱になる。

連絡を待ってる時

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2024.10.15『手のひらの中にある』

今日こそなにかしようと思い、過去に書いた短編を集めてzineを出そうと考えて、布団から出た。
集めてみるとほとんどが書き下ろしで、ここからコントになったものもあった。出すなら早く出してしまおうと、誕生日である11/3のイベントに間に合わせることにした。そう考えただけでかなりの仕事を終えた気になった。

私は自己肯定感がゼロなのだが、それが逆に良いこともあるのだろうと考えてみた。考えてたら疲れてしま

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日記2024.10.14『月を一回も見なかった』

渋谷でライブを見て、井の頭線にに乗って、三鷹台で降りたところまでは良かったが、自転車をレンタルできなかった。仕方ないので音楽を聞かながら歩くことにしたがイヤフォンを忘れていた。

私は人を殺したことはないが「本当は人を殺したことがあって、その記憶が封印されているだけ」と考えたら怖くなってあっという間に家に着いた。

月を一回も見なかった。
月が出てたのかどうかもわからない。

2024.10.13『それでも』

帰り道、猫がいた。近づいたら逃げてしまった。珍しいことでもなんでもない。

マクドナルドに行った。親子がいた。親がオーダーしに行き、残された子どもが不安になったのか泣きそうになっていた。どうすれば良いのかわからず変顔をした。ほぼ初めてに近い変顔だ。効果はひとつもなかった。

自分のことを誰かに話した記憶がほぼない。話をきいてもらいたいが、きっと相手にはつまらない話であるだろうから、機会があっても結

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2024.10.12『抗う術』

人に会って平穏な時間を過ごした。秋っぽい瞬間がいくつもあったが、それを話したところで相手は迷惑だろうからやめた。賢明な判断だ。

ボロボロの飛び出し坊やがあった。何度も何度も飛び出して、その都度危険な目にあって、それでもまた飛び出す、を繰り返しているのか。そこに信念を感じるが、飛び出しは良くない。

明日からまた嫌なことに襲われるのだろう。それはわかりきっている。それに抗う術は眠り続けることしかな

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2024.10.11『書かないくせに』

視界が良好ではない。物理的にも精神的にも。せめてどっちかにしてもらいたい。

明日から人に会うことが続きそうなので、通常の状態に戻さなければいけない。それに伴う反動については後から考えよう。

とにかく悲しくなるのは季節のせいか。まあ、そういう作品を書くには良いか。書かないくせにそう思う。

知らない人から「好きではない」と言われた。それを忘れるのに何十年もかかるのに!

2024.10.10『そういうこともある』

自転車レンタルしたら、返すところがなくて、自宅からかなり離れたところに返却して歩いた。

汚れた自販機があって、そこで飲み物を買った。汚れている原因はわからない。

強がったことへの対価はあるのか?

暗い公園。誰もいないのにブランコが揺れていた。まあそういうこともあるかと思った。

2024.10.9『探す』

死にたいとかそういうことではなく、死に場所を探している時がある。特に車窓から景色を見ている時が多い。「この山の中なら誰にも気づかれず、かつ迷惑もかからなさそうだな」などと思うのだ。
これはかなり若い頃から頭の中にあったわけだが、先日同じことを考えている人に会って驚いた。最終的には「死に場所探しあるある」を言い合うことになった。
逆に「水はここにある」とか「ここなら食べ物が手に入る」などと生きるため

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