2024.10.13『それでも』
帰り道、猫がいた。近づいたら逃げてしまった。珍しいことでもなんでもない。
マクドナルドに行った。親子がいた。親がオーダーしに行き、残された子どもが不安になったのか泣きそうになっていた。どうすれば良いのかわからず変顔をした。ほぼ初めてに近い変顔だ。効果はひとつもなかった。
自分のことを誰かに話した記憶がほぼない。話をきいてもらいたいが、きっと相手にはつまらない話であるだろうから、機会があっても結局あやふやにしてしまう。その連続だった。口に出した瞬間、自分が自分ではなくなりそうな気がする。それでも。
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