「食」の愉しみを忘れず過ごしたい【産休日記】
結婚6年目に突入
昨日2月27日は、結婚記念日でした。
結婚して5年……。
”もう5年”というよりも、”まだ5年”…?
教員として勤めた約2年間は、夫に支えられて今の自分があると改めて感じます。
2年前、二人で転職することを考えた結果、一念発起して福島市から浪江町に移住。私は、念願だった教員として勤めることになりましたが、約1時間の高速道路通勤で自宅から通うことに…。
それからの2年間は、家事全般や夕食の準備はほぼ夫に任せていました。帰宅してごはんが用意されている幸福感…。「食」だけはしっかり3食食べたいという思いがあり、美味しいごはんのために毎日仕事も頑張れます。
昨年の秋頃は、つわりの症状でいつも通り食べられなくなり、いつも食べているごはんを「美味しい」と感じられなくなったり、好物の食べ物を食べられなくなったり…。「食」に満足できない間は、生きがいすら失いかけていました。つわりの期間は、重い仕事ものしかかり、学級経営もうまくいかず、とても苦しい日々でした。
そんな経験を通して、改めて、「食」に価値を見い出しました。
「食」を愉しめばきっと人生は良い方向にいくんだ!という信念すら持ち始めました(笑)
今では、夫の料理やいろんな食事を心の底から愉しめています。
産休に入ったので、今後は自分が積極的に家事や料理をして、これまでの恩返しできればと思います。
出産・育児も楽しみですが、子どもが生まれる前のこの時間を大切にしていきたいですね。
相双エリアをぶらっと
昨日の結婚記念日は、久々に双葉町へ。
双葉町は、自分の故郷であり、浪江町の隣町ですが、なかなか行く用もないため、これを機に行ってみることに。
双葉町に久々に訪れるたびに思うのは、
「ここは、自分が住んでいた頃の場所なのだろうか…」ということ(笑)
何かしら新しい施設や道路ができていたり、住居や建物が壊されて風景が変わっていたりするので、毎回少し戸惑います。
昨年オープンした「フタバスーパーゼロミル」という撚糸工場に行ってみました。もともとは岐阜県に拠点を構える撚糸メーカーらしいですが、復興事業のために双葉町に工場を構えることになったそう。
施設内には、タオルショップやカフェがあります。
また、工場の歴史を辿りながら、工場見学もできました。
ここで作られるタオルが、「吸水性がよく、赤ちゃんの肌にもやさしい」と知ったところで、大人と赤ちゃんが使うために2枚のタオルを買ってみることにしました。
その後、富岡町にバウムクーヘンのお店ができていると知り、いざ富岡町へ。
富岡町にもなかなか行かないのですが、少しずつ新しい施設やお店ができていました。
「BAUM HOUSE YONOMORI」というお店に行きました。
外観や内観を見ると、昔はクリニックだったのかな…?という建物の構造でした。
試食もでき、3種類のバウムクーヘンが販売されていました。
今回は、本日ディナーを用意してくださるシェフとスタッフの方々に手土産をお渡ししたいと思い、小分け8個入りのセットを購入。
サプライズのおもてなしに感無量
いったん自宅へ戻り、18時半に予約していたディナーへ。
夫がお世話になっているシェフやスタッフの方々にご挨拶させていただきました。サプライズで、結婚記念日をお祝いするためのスペシャルディナーコースを私たちのために用意してくださいました。メニューの一品一品に、愛と情熱を感じました。
シェフが直々にお料理を運んでくださり、丁寧にそのお料理の説明をしていただきました。なかなか手に入らない、お目にかかれない食材を使っていることが分かり、味も「美味」以上に「驚き」の連続でした。
昨夜は、本当に素敵なひとときを過ごしました。
シェフとお話をしていて思ったことは、
誰かのために、情熱と愛を注いでその道を窮めることこそ、人生の醍醐味だということ。シェフの御言葉の一つ一つからそれが伝わってきて、自分も教員としてそうでありたいと改めて思いました。
この時間を過ごすとともに、この教員としての2年間を振り返り、この職業に就くことができて本当に良かったと実感しました。素敵な出会いもたくさんありました。
これまで、子どもたちにこんなことを伝えてきました。
「今後もし、自分が本当に好きなことや情熱を注げるものに出会えたら、一生懸命取り組んでほしい。もしそれがまだ自分の中で見つかっていないなら、見つかるまで探し続けてほしい。いくつになっても挑戦し続けられる」
私はスティーブジョブズのこの言葉が好きで、自分が生きがいを感じ、満足のいく人生を送るために、自分が今懸命に取り組んでいることを愛せるようにならないといけないと常々感じています。そしてそのために、自分が愛せるものを探し続ける必要があるとも思います。
自分自身の結婚や転職、震災の経験からも、この価値観を大切にしており、常に心に留めていています。
これからも、このメッセージを子どもたちに伝えていきたいです。
あっ、話が逸れてしまいましたね…。
失礼いたしました。
このディナーを終えて、
これからも「食」の愉しみをもって、人生を歩んでいきたいとも思いました。
「食があるから何事も頑張れる精神」で、今後もやっていきます!
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