【パパママに効く世開塾】「褒める」に科学を取り入れよう2:日本人の「自己肯定感」の低さと「良い結果(高い学力や幸せな人生)」との関係性は?
最初に
前回↓↓↓↓↓
あなたは「褒めるだけ」の
「マリーアントワネット理論」に
なってないか?
↑↑↑↑↑↑↑↑↑
【最初に】パパママに効く世開塾とは?
この記事及び文章は、
大人(主にパパママ)向けに
なっています。
世開塾では、
「こういう内容を子どもから学べる」
という事をわかりやすくする為です。
子どもが学ぶ時には、
もっと中身をかみ砕いたり、
もっとわかりやすく、
親しみやすく表現します。
しかし大人がその文章を見ると、
なんだこの幼稚な文章の塾は!!
となりかねません。
なのでここでの文章は、
分かりやすさの為に硬さは崩すが、
大人が読んでも見苦しくない程度
だと思う文章にしています。
しかし内容は本格的なもの。
社会人全般、
上長(部下がおられる人)はもちろん、
新人の方からでも使える内容です。
つまり、
いつでもどこでも、
大人も子どもも、
会社でも、
学校でも、
過程でも、
どこでも使えるものです。
「このような内容を、
子どもの頃から学んで行くんだな」
という理解の促進が出来て、
「パパママがお家でも役立てられる」
内容になれば良いなと思い書いています。
また、
文章の途中途中に「※」があります。
「※」は、
ただの個人的感想にならないよう、
具体例や理論,学問的な見解等を使った、
「客観性を持たせるための補足」です。
端折っている文章でも、
※客観性(データや学問的理論)に
裏付けされてるよという意味になります。
褒めるの種類:
何に対して褒めるか?
褒めるのも種類がある
と前回は言いました。
大きく、
①「結果※」に対して褒める
※良い成績,高い能力等
②「過程」に対して褒める
の二種類があると考えています。
より有効なほうはどちらか?
なんて考えたことあるでしょうか?
「結果に対して褒める」事と、
「過程に対して褒める」事の、
「使い分け(考え方)」をはっきりさせ、
「褒める」人ってそんなにいるでしょうか?
そもそも「褒める」ことって、
同じことなんだから、
使い分ける必要なんてあるの?
色んな疑問が考えられます。
まずは褒める事の必要性について、
考えていってみましょう。
日本人は
自己肯定感が低い?
褒めることの理由として、
「自己肯定感」をあげるため
というのがあげられます。
日本人は自尊人(自己肯定感)が低い
と言います。
まずこれは本当でしょうか?
以下は内閣府(日本オフィシャル)資料です。
引用元:内閣府
特集 今を生きる若者の意識
~国際比較からみえてくるもの~
↑クリックでリンク有る限り飛べます
日本を含めた7カ国の
満13~29歳の若者を対象
とした意識調査です。
・・・
これはやばい
と正直に思います。
自分を認められない。
生きづらすぎませんか?
子どもの時に、
「満足ではない」
って思う事そんなありました?
若者には未来がある
とは素直に思えないようです。
私たち「大人を見て」育った結果
だとまず受け止める必要がありそうです。
さてこの自己肯定感の高さで、
よく言われる(聞かれる)のが、
「自己肯定感が高いほうが、
良い結果になる」というイメージです。
自分に自信が持てる
↓だから↓
挑戦をする、出来る子になる!
学習の意欲や学力も高い!
反社会的行動(喫煙、飲酒)が減る!
的な「良い結果」が増える。
というようなことを言うわけです。
だから「褒めろ」!と。
褒めて「自己肯定感を高めろ!」
さすれば救われる!
とこういう論理展開なわけです。
自己肯定感が低い日本人です。
なんとも真っ当そうですね。
さてこういう、
なんとも真っ当そうに見える
「理屈や理論は本当か?」と
「正しく疑う※」ことが大事です。
※世開塾で言う、
クリティカルシンキング
の分野です。
実は自己肯定感(自尊心)と、
良い結果(学力や幸福感等)の関係性について
理論展開は既に海外でされています。
以下、実験等においては、
中室牧子さん著
「学力の経済学」※
より引用しております。
※経済学は「統計」を使い、
理論を検証、裏付けてしていきます。
ざっくり言えば、
「効果ある!」と数字的に言えるぐらいの
実験を行い、結果を発掘する学問です。
「自己肯定感の高さ」が
「良い結果」に繋がる
のは本当か?
※以下、
自尊心=自己肯定感
として扱っています。
さて、
いくつかの研究では
ーーーーーーーーーーーーー
自尊心(自己肯定感)が高いと、
学習意欲や学力が高く、
未成年の喫煙や飲酒などの
反社会的行為が少ない。
一方大人になってからの、
勤務成績、幸福感、健康状態は
良好な傾向が示された。
ーーーーーーーーーーーー
という結果があるそうです。
これを見ると、
自尊心の高さが良い結果に繋がる
という理論の正しさが増しました。
そのような結果を受け、
アメリカカリフォルニア州では、
社会問題の多くは、
個人の自尊心の低さに起因している
という考えの元、
1986年以降に州知事主導で
自尊心に関する大規模研究プロジェクト
があったそうです。
子どもたちの自尊心を高めれば
学力や意欲が高まり、
反社会的行為を、
未然に防止することが出来る
ということを期待したそうです。
人の考えることは、
あまり世界でも変わらないんです。
その結果はというと…
残念・・・
「自尊心の高さ」が
子どもを社会的リスクから遠ざける
という科学的根拠は示されなかった
ということでした…
それどころか、
著名な心理学者である、
フロリダ州立大学
バウマイスター教授らにより、
自尊心(自己肯定感)が高まると
学力が高まる!という
「それまでの定説」も覆されました
オーマイガ!
自尊心と学力の高さは、
相関関係はあるが、
因果関係は全くの逆ということ。
ん?
相関関係はあるけど?
因果関係は逆?
どういうこと?
経済学という学問なので、
相関や因果という言葉が使われます。
わかりやすく言い換えると、
自尊心(自己肯定感)が高い(原因)
↓だから↓
学力もつられて高くなる(結果)
では無く!!
学力が高い(原因)※
※根拠ある自信の源(隠れ要素)が有
↓だから↓
自尊心(自己肯定感)が高くなる(結果)
ということです。
身も蓋もありません。
当たり前のことが、
当たり前にあっただけです…
自尊心は「結果」なんです。
学力(原因)があったことで、
自尊心(結果)が高くなっていった。
でもこんな風に、
多くの人が思えなかったんですよね。
上記で述べた、
自分に自信が持てる
↓だから↓
挑戦をする、出来る子になる!
学習の意欲や学力も高い!
反社会的行動(喫煙、飲酒)が減る!
的な「良い結果」が増える。
って論理的に正しそうじゃないですか?
でも結果は逆だったんです。
偉い(国や先生と呼ばれる等)人の
言う事をただ鵜呑みにせずに、
「本当か?と正しく疑う事」で、
違う結果が見つかるんです。
しかも残念ながら、
この結果だけではありません。
と今回はここまで。
次回は、
自尊心(結果)だけを高めると
何がおきるでしょうか?
つまり、
むやみやたらに
何も考えずに「褒める」と
どういうことになるのか?
を書こうと思います。
考える力の一つである
「ラテラルシンキング」
メリット(表)があれば、
デメリット(裏)もある。
表裏を一緒に考えること
が出来ればわかります。
一度自分で考えてみてから、
次回を見ると「考える力」は上がります。
「見るだけ」では、
「考える力」は上がりません。
だから荒唐無稽でも、
間違っていてもOK!!
自分だけの作業なので、
だれも笑う事なんてありません。
なので、
「まずはやって(考えて)みる」
ことから試してみてください
やったことを、
自分で褒めてください!
ここまでご覧頂き、
ありがとうございました。
よければ皆様のスキ、フォローを
よろしくお願い致します。
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以下は世開塾のお知らせ
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世開塾では、
「世界を切り開く人」を育てる為の、
世界を切り開く「知識」
世界を切り開く「考える力」
を教えています。
この記事のような「知識」は、
実は知るだけでは意味が有りません。
例えば、
「本を月100冊読む」と言う、
「私は知識の塊です」というよな、
結果(数字や権威)主義の人がいますが、
本を読み知るだけでは意味がありません。
数字で相手を圧倒させて、
ただ凄い人だと思わせたい、
パフォーマンスだなと思うだけです。※
※小説なんかはただ楽しめば良いので、
たくさん読むだけでOKです。
知識やビジネス、自己啓発の本なんて、
読むのなんて月一冊でいいんです。
大事なのは、
その一冊を何度も読み返してでも、
実際に使えるようになることです。
知識は使ってこそ役に立つものですし、
役立てないと意味がありません。
そういう意味でも、
知識と一緒に考えて(実践して)みる
という事が大事になります。
「知識」を使うためには、
「考える力」を使って、
①現実で役立つ場面を見つけ、
②実際に適用させていく
という、
①自分で見つけて
①自分で行動する
というステップが必要です。
「知識」だけでは足りません。
どれだけ客観的で役立つ知識でも、
その知識が使える場面を、
現実に見つけ、
適用させる力が無いからです。
学校の勉強や成績が良いだけでは、
今後通用しなくなるというのは、
この面がとても強いからです。
知識だけなら、
「AI」が出てきた今後は、
まともに戦えないでしょう。
「考える力」だけでも足りません。
「自己中心的な自分だけの考え」と、
「客観的で社会に役立つ知識」との、
境界線が必要になるからです。
自分の考えに対して、
「妄想」との境目になるのが、
「知識」とも言えます。
なので、
「知識」と「考える力」
この両方が必要になってきます。
一朝一夕では身に付きません。
が挫けず練習をすることで、
身に付くようになります。
だから、
出来るだけ早く身につける事
が大事だと考えます。
どんな一流選手でも、
何も出来ないところから始まります。
例えば羽生結弦選手だって、
最初は氷を走ることすら出来ない。
飛ぶなんて無理だろ…から始まります。
今からじゃ想像できません。
大谷選手だって、
最初はグローブでキャッチする事すら、
おぼつかない所から始まります。
ミットめがけて投げたって、
まったく入らないんです。
今からじゃ想像できません。
でもあの羽生選手にも、
滑ることすら出来ない時期が有るんです。
あの大谷選手にも、
ミットにすら入らない時期が有るんです。
私たちは「結果」を重視しがちです。
あの人は凄い!
そのことばかり目が行きます。
もちろん、
人(TVや報道、周囲の人)がそう煽るし、
誰もが凄いと言います。
あの人は特別だ!
その裏には、
けど私は違うから出来ない
という言葉が隠れているんです。
もう一度言います。
今テレビや動画で見る凄い人は、
私たちが知る頃には、
「凄く出来る状態」の人です(結果)
とても特別に見えます。
それは間違いありません。
ですが、
誰もが
「出来るから始めた」
のではありません。
誰もが
「出来ないから」
「出来るまでやる事」
を選び続けた。
ただそれだけです。
でも「それだけ」のことが、
とても難しいのです。
それは、
「確固たる自分を持つ」
ことが出来ないからです。
出来るようになる自分が
この先にあると信じること
が重要になります。
そう信じないと、
誰であろうが続きません。
それは偉大な選手でもです。
そう信じるからやれるんです。
松岡修造さんは、
なんであんなに応援するのか?
どんな一流選手だろうが、
自分を信じる事が難しい
というのを知っているから。
誰も才能という物は無くて、
キツイ地道な努力しかない
と知っているから。
だからこそ、
応援し続けているんだと思います。
確固たる自分を持ち、
出来るようになる自分が
この先にあると信じて、
続けて行く事。
そうなるためには、
どんな世界でも、
どんな分野でも、
「知識」と「考える力」が要ります※
※参照:身に付くことは?
③社会で通用し、武器になり、
勇気を奮い立たせ、
自分の力になる知識と考える力
「知識」だけあっても役に立ちません。
「考える力」だけあっても、
独りよがりな考え方かもしれません。
なので、
どの分野でも
「知識」と「考える力」
が必要になるんです。
その基礎を作るため、
そしてどの分野でも役立つ
知識と考える力
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